ピーマンのタネにも栄養分は当然含まれているでしょうが、その絶対量がどの程度あるかを考えたほうが良いでしょう。
料理の見た目や食感を損ねるなどのマイナス要素を補って余りあると思えば、種ごと食べても問題はないと思います。
たとえば青ピーマン1個30~40gとして、廃棄部分(ワタとタネ)が15%程度なので、可食部は25~35g(その90%以上は水分)です。
日本食品標準成分表によると、ピーマンの可食部100g(3~4個分)あたりのカリウム量は190mg。1個分で40~60mg程度になります。
1個分のタネが仮に2gあるとして、カリウム分が可食部の仮に2倍あるとしても、1個あたりの絶対量は7~8mg。せいぜいピーマン1かけら程度にすぎません。(あくまで仮定の数値)
がまんしてタネごと食べるのと、ふつうの青い部分をひとかけら余分に食べるのと、どちらが良いかという総合的な価値判断になります。
「ナニナニにはドレソレの栄養分が豊富」という情報を耳にすると、すぐにそれに走る人が多いようですが、「単位あたりの含有量×一度に食べる量」×「おいしいかどうか」を、冷静かつ総合的に計算してみることをお勧めします。
いちいち電卓を叩かなくても、たいていの場合は直感的な判断で妥当な結論が出ると思います。
お礼
なるほど!そういう観点からも考えると良いんですね!ありがとうございました。