1アクリル絵の具とメディウムについて
アクリル絵の具というのはあくまでアクリルエマルジョン
に顔料を混ぜた状態のものを指します。
メディウムというのは添加剤つまり混ぜ物なので
絵の具と分類するのはおかしいですね。
製造元も誤解を招く表記はしないと思います。
2メディウムの乾燥について
メディウム自体にアクリルエマルジョンが含まれていないと
タブローに固着しないため絵の具と同じような乾燥と
語るのはできません。単体で固着するものでも絵の具に
混ぜると違う成分が絵の具に増えるために急激な乾燥は
表面のひびや剥離を引き起こす危険性があるため
メディウムには遅乾剤をあらかじめまぜてゆっくり
乾かしたほうが安全なので乾燥速度が絵の具単体より
遅くなるのだと思います。
(リターダーなどの遅乾剤の成分はグリセリンや増粘剤と
アルコールです。リターダーだけだと乾燥といってもただ
乾いただけの状態かと思います。)
メディウムの成分表記から推測するしかありませんから
お店の人やメーカーに問い合わせては?
3ジェッソと絵の具のことについて
質問者さんは何か勘違いをしてらっしゃるかもしれない
ですが、油絵の具、水彩絵の具、アクリル絵の具に
使用している顔料は共通のものが多いのです。同じと
いってもいいぐらいです。(水彩絵の具は粒子がほかの
絵の具より細かく練っています。透明性のため。)
顔料ではなく、固着させる成分が油性か水性か
アクリルエマルジョンかによって絵の具の種類や
名称が決定します。
ジェッソという意味のものはそもそもテンペラや水彩や
油絵の下地剤として存在しました。固着させるための
成分はもともとはニカワを使用します。それをアクリル
エマルジョンで置き換えたものをアクリルジェッソ
という名称にしたに過ぎません。
炭酸カルシウムとチタニウムホワイトを混ぜて、ニカワの
中に入れれば水彩画でも油彩でも使用可能なジェッソを
作る事ができます。(一部商品として販売しているかも知れ
ないです。)
今日ジェッソと呼んでいるものはアクリルエマルジョン
の製品がほとんどです。使用方法によっては水彩絵の具
でも上書きできると思いますが、アクリル絵の具専用
と考えたほうがいいでしょう。
お礼
あーなるほど。それに近いかもしれませんね。 私もプラモデルに凝ったことがありますので、使った事はあります。 塗料というより樹脂といった感じですね。 マニキュアでもそれっぽいものがあったような気もしますが。。 ご存知だと思いますが、本染めの手ぬぐいの工程で使用する糊は海草が入った成分のようで海草臭がしてプルプル感があるものです。(いわゆるヘドロのような感じ) さらに石灰水や塩を混ぜて、素材や温度に応じて粘度を調整するようです。 (でもそうなると達人の域ですよね。) それも知ってたので、ヤマト糊に昆布を混ぜてみようかとも思いました。 あとは、水に溶けなくお湯に溶けるもだから飴をベースにマスキング液を作れないかとか。。(笑) プラカラーのマスキングのそれとは近いかもしれません。 アクリル絵の具やメディウムよりも鼻にツンとくる臭いですし。 ありがとうございました。