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遺伝子組み換え食物は、なぜ体に悪いといわれるのですか?
遺伝子組み換え食物は、なぜ体に悪いといわれるのですか?
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皆様の意見の通りだと思います. ある限定された条件,すなわち実験室レベルでは,害がないことが確認されています.この手の話題で問題となるのは,完全に害がないことを証明すること自体が無理だということです.あり得る事象すべてを確認することなんてできませんから.そもそも,現在の食べ物だって安全かどうかは微妙です.「長年食べていたから大丈夫だろう」ってだけです.でも,そういった食べ物にもリスクは当然存在するわけで. 小麦アレルギーの人にとって,小麦は毒に等しい食べ物です. 米の場合,土壌由来のカドミウムが含有されています. だからといって,それらの食品が「体に悪い」わけではありません(カドミなどは,基準を超えて入っていたら問題ですけどね)..大事なのは,消費者が正しい情報をもとに選ぶ権利をしっかり確保することです.イスラム教徒の方は,たとえ害がなくても豚肉は食べません.そういう選択の自由は確保されないといけません. そもそも,遺伝子組み換え食品も食品添加物も,明らかに体に害をなすものは認可そのものがおりないシステムになっています.「悪い」と言い切ってしまうのは,営業妨害以外の何者でもないと思いますが・・・どうなんでしょうね.もちろん,そのシステム自体の改善などは検討すべきことは多いと思います.特に,遺伝子組み換え食品については,利点に関するアナウンスが下手すぎた感があります.生産者のみが楽するための技術と思われてしまいましたから. でも・・・「遺伝子組み換え食品=体に悪い」という短絡的な一部の自称知識人およびマスメディアは,頭が悪すぎると思います.なんとかしてほしいものだと切に思います. ちなみに,健康に関する問題と,組替え体の自然への拡散は全く別問題になるのですが,後者についてこそ議論が必要かと思います.
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- yosuken2192
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遺伝子組み換え技術は近年急速に発達してきた技術です。そのために、人為的に遺伝子をいじられた生物が自然界にどのような影響を与えるか分かりません。 人為的に組み替えられた遺伝子が予期せぬ事態を引き起こすかもしれない、という可能性を否定できない=絶対安全であると断言できないために「悪い」というイメージがあるのだと思います。
- simakawa
- ベストアンサー率20% (2834/13884)
良いとも,悪いとも証明されていないからだけです.
- Vwiyoonn
- ベストアンサー率35% (162/455)
一般的に問題とされる遺伝子組み換え作物は、特定の昆虫にとって毒になる物質を作るように遺伝子を操作された農作物を指します。つまり、そのように遺伝子を操作された作物を耕作すると、昆虫に対する食害を減らすことができ、収量も向上する。同時に人体に悪影響を与える殺虫剤の散布量も減らすことができる、もちろんのこと、昆虫にとって毒であっても代謝の仕組みがまるきり彼らと異なる人類にとってはなんの害もない、つまり遺伝子組み換え作物の耕作はいいことだらけである、と種苗メーカーは主張しています。 そして、いかに毒性を有しないとされる物質であっても麦やジャガイモなどの日常的に食するものに含まれていれば、当然のことながら摂取量も多くなり予期しない効果を顕す可能性も否定できない、という考え方があります(とはいえ、あたりまえに食している食物にも大量に食べると有毒なものもたくさんあるのですが)。 また、一方で、虫が死ぬんなら当然人間だって死ぬんじゃないの? という踏みこみの浅い考えと、いわゆるオーガニックというニューエイジ崩れの一派が自然回帰の農業(残念ながら農業は反・自然的な大規模環境破壊です)を唱え、これがごっちゃになり、遺伝子組み換え=毒、との印象が強められたということもあります。 そして、開発研究者たちもまた、自分たちの社会においては自明なことであっても、外部の人間にとってはなにがなんだか…、ということをはっきりと認識していないことが、両者の意識の乖離を大きくし、さらに遺伝子組み換え作物(に、限らず科学技術一般)に対する疑念を強めてしまっているという側面もあります。 で──。人に対して安全なのか危険なのかに対する答は、原状では分からない、としか答えようがありません。なにしろ、それを評価する手法そのものが確立されていませんし検証も難しいというのが原状です。 しかし、環境に対する影響ということを考えると、遺伝子組み換え作物の耕作はいわゆる害虫とされる昆虫以外の生物にも大きな影響を及ぼす可能性や、組み替えられた遺伝子の他の植物への伝播の可能性が高く、たとえ人間にとって無害だとしても耕作に対してうなづきかねるところは少なからずあります。
- geeen001
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自然淘汰を経て生き残った生物でないものは、神の祝福を得ていない危険な存在だと考える者が多いからです