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コンビナトリアルケミストリーについて
コンビナトリアルケミストリーのsplit合成によって合成された何千、何万という化合物郡は不純物を含む混合物だと思うのですが、それぞれの化合物について機能を評価する際にどのように単離を行うのでしょうか?何万という化合物から単離を行うのは非常に困難だと思うのですが、どのように行っているのでしょうか? その単離の難しさを考えるとsplit法によって一度にたくさんの化合物を合成するより、一つ一つ合成し、その化合物の機能を評価したほうが地道ではありますが、早いと思うのですがどうなのでしょうか?
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- danishefsk
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回答No.1
コンビケムでは何らかの機能を持つであろう分子を合成し目的の機能を有するものを選び出そうとすることが念頭にあります。もしくは、何万という化合物群を作っておいて、後からある機能の評価方法ができた場合にいっせいにその化合物群の機能を測定するといったことが行われます。従って何万とある化合物から”これ”というものが決まった場合、その化合物の純度が低ければそれを単離精製してみる、もしくは含まれる不純物をもすべて単離し(分取HPLCなどを使います:これも自動で動きます)、再度機能を測定し、本当の目的とする分子を特定します。 混合物から単離という方法をとらなくても、split合成では反応させた試剤の組み合わせは、履歴をたどればわかるので、考えられうる生成物を丹念に(といっても、数は限定されますよね)作っていけば目的とする化合物を合成できます。 ポイントは、手をかけずにコンビケムを実施する設備を持っているかです。手作業がどこかのステップではいるとそこが律速となり、合成-評価の一連の流れが遅くなってしまうからです。