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凝固点降下法を試したいのですが
ある固体物質の融点を下げるために、凝固点降下法を試そうと思っています。そこで質問なのですが、 1. 凝固点と融点は同じと考えて良いのか? 2. 固体物質に不凍剤を入れても(固体同士混ぜても)意味ないですよね? 一度、混合物を高温で融解させたのち、冷まして固まったものの融点が下がるのでしょうか? 3. 不凍剤はどのように選択したら良いのでしょうか? 4. モル凝固点降下定数はどのように調べたらよいのでしょうか?化学便覧には目的とする化合物は載っていませんでした。 どれか一つでもいいので、ご回答よろしくお願いいたします。
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1,2 融点は温度を上げていくときです。凝固点は温度を下げていくときです。融解と凝固は同じ温度で起こると考えられます。 融点降下と言っても凝固点降下と言っても同じ事だということになります。 >一度、混合物を高温で融解させたのち、冷まして固まったものの融点が下がるのでしょうか? 冷まして固まるときの温度が低くなります。固まりにくくなるのです。 3,4 モル凝固点降下度(定数)は溶媒とされる物質によって決まる量です。溶質には関係しません。だだこれは稀薄溶液といわれる場合です。濃くなると個々で調べる必要があるでしょう。 便覧に載っているのは溶媒としてよく利用されるものについてだと思います。化学で凝固点降下度の測定がされるのは溶媒ではなくて溶質の性質を知る事が目的なんです。融点を下げること自体が目的であるというのはどちらかというと応用の分野です。合金の融点が成分金属の融点とどの様に関係するかなどです。 アルミニウムの精錬で酸化アルミニウムを溶けた氷晶石に溶かすというのでも凝固点降下が現れます。この場合は氷晶石(融点1000℃)が溶媒、酸化アルミニウム(融点1600℃)が溶質です。水に食塩を溶かすというのに似ています。酸化アルミニウムの溶けた氷晶石の凝固点は900℃ほどになります。 質問者様が目的としている化合物が何かが分かりません。何のためにこういう事とをするのかも分かりません。どうしても漠然とした話になります。でも一方であまり具体的な事を訊かれても私には応えようがないという面もあります。
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固体に執着するのであればナフタリンを入れたりすれば、後で昇華して除くことも出来便利です。 でもなぜ溶液ではいけないのでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございました。 アゾールそのものが反応剤であり溶媒となっております。 有機溶媒を使って濃度がうすくなると反応性が落ちるためです。
1 同じです。 2 氷に食塩をまぜれば、凝固点降下はおこると思います、
お礼
ご回答ありがとうございました。 自分の実験系に使えそうなことがわかり安心しました。
補足
ご回答ありがとうございました。 ちなみに、溶媒に相当するものは基本的なアゾール類(固体)です。 試薬が熱に弱いためなんとか低い温度で反応させたいと思っています。 (一般的な有機溶媒は使えません。。。) モル凝固点降下定数が分かると、添加する量に対する融点が分かって助かるのですが。 やってみるしかないのでしょうか。 ご助言ございましたら、よろしくお願いします。