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「wu」の文字ってないの?
わ行の発音、わ・ゐ・ゑ・を とあるのに「Wu」を示す文字ってないですよね。 発音してみれば「う」とは違う「Wu」という音があると思うんですけど。 なぜなのでしょうか。 英語にあるかと思って辞書をみたらこれがまたあんまりなくって。 中国語のピンインではよく見かけますね。ハングルにも母音にあったような気もするんですが他の言語ではどうなんでしょう。教えてください。
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皆さんの御回答と重なる点が有るかもしれません。 言語学の世界で、「w」の音は半母音と呼ばれていて、 子音のように振る舞っていても発音は「u」のように発音します。 「u」のような発音の音に「u」を発音するのですから 理屈の上では「wu」も「u」も発音の仕方に大差はないということになります。 (もっと詳しい人に言わせれば「ある」と言われそうですが) 「wu」と「u」の発音に差が有るように感じるという点は、 日本語の「u」の発音の仕方にヒントが有ると思います。 puni2さんが書かれていることに重なってしまいますが、 中国語などの「u」の発音は「円唇」の発音で 唇を丸く突き出して発音するのに対し、 日本語の「う」は「非円唇」で唇を丸くしません。 ちなみに日本語の「う」の発音は言語学の発音記号で表記すると アルファベットの小文字のmをさかさにした記号です。 日本人が「wu」を意識して読むとき この「円唇」の発音をイメージするのではないでしょうか? 「う」を強調した気持ちになりますよね。 また、「wu」を表記する文字が有ったという御回答も有りますが、 可能性は十分有ると思います。 万葉仮名の世界ではひとつの音にいくつも文字が充ててありますし、 (現代語の発音では同じでもそのころの発音は違うかも知れません) 江戸時代の仮名では普通の「は」と「今日は」の「は」は違う文字で表記されていた そうです。(創価大学の言語学の先生がおっしゃっていました。) 仮名に多様なバリエーションが有ってもおかしくないと思います。 しかし、このあたりはよく分かりません。 尻すぼみになってしまいましたが、お役に立てれば幸いです。
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- puni2
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五十音図はringo2001さんの回答でほぼ良いと思います。(ちなみにヤ行のイ・エにも 文字が作られたことがありました) ハングルの「ウ」について補足します。「ウ」のように発音される文字は2つありますが, wuとuの対立というよりは,母音そのものの違いといったほうがよいでしょう。 「T」のような形の文字は,英語の[u]のように唇を前につきだして発音しますが, [wu]ではありません。一方,「ー」のような形の文字は,日本語のウをもう少し 唇を左右に拡げて発音した感じです。
お礼
なるほど、なるほど。 以前ハングルの勉強した時に「T」と「-」の違いについて、「Tはわ、ゐ、wuと言う時のような口の形、-はイの口の形でウと言う」とおぼえたもので。 ハングルはア行、ヤ行、ワ行を母音として半切表を作っていますね。 この疑問もそこから出てきたものです。 お答えくださってありがとうございました。
- GokurakuTonbo
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ワ行の音は、子音+母音ではなく、「う」+母音なのだと思います。 試しに、「う」の口の形をしてから、「あ」を発音してみてください。 「わ」に近い音になりませんか? そうそう、カナ入力をすると、もっと分かりやすいかと思いますよ。 「ゐ」は「うぃ」、「ゑ」は「うぇ」と入力し、変換します。 ちなみに、中国語のピンインでは、前に子音が付かないときに「wu」と表記します。 音は「u」と同じです。 これで答えになったでしょうか。 回答するのは初めてなので、少し不安です。
お礼
あ、そうなんですか。 そういえば確かにピンインで「u」単独のつづりはなかったですね。 お答えありがとうございます。これで一つ疑問が解けました。
- artist0
- ベストアンサー率24% (92/378)
>「あかさたなはまやらわ」という行の順も最初から決まっていたわけでは >ないようです。 サンスクリット語にも五十音図のようなものがあり、 それを参考に日本語の五十音図が作らたそうです。
お礼
ありがとうございます。参考になります。
- ringo2001
- ベストアンサー率33% (8/24)
下の本、一度図書館で借りた記憶があるのですが、ちょっと履歴が見つかりませんので、はっきりしません。 どちらかだったと思うんですが… 五十音図の歴史 山田孝雄 /宝文館出版 1993/11 五十音図の話 馬淵和夫 /大修館書店 1993/07
お礼
ありがとうございます。 最寄りの図書館に「五十音図の話」がありましたので予約しました。 読んでみようと思います。
- ringo2001
- ベストアンサー率33% (8/24)
ワ行の「う」を表す独自の文字はあったはずです。 前に本で見たことがあります。 50音図の表が徐々に成立してきた頃の話です。 表がまたきちんと確立していなかった頃、ワ行の「う」に今では見られない変な文字が使われていたものがあったようです。 「あかさたなはまやらわ」という行の順も最初から決まっていたわけではないようです。 ワ行の「う」の音を区別していたかどうかはわかりませんが、少なくとも文字は存在していたようですよ。 本の正確なタイトル思い出せません。ごめんなさい。「五十音図のなんだか」とか 比較的わかりやすいタイトルだったので、探してみてはいかがでしょうか。
- takesama
- ベストアンサー率24% (29/117)
小学館の辞典からの引用です。 ”五十音図でア行とワ行とに両出し、「得(う)」のようにア行のエと交替する「う」と、「据(す)う」のようにワ行のヱと交替する「う」とがあるが、二つの「う」に、uとwuのような発音上の区別は上代にもなかったと認められる。現代かなづかいでオ段のかなにつづくとき、オ段の長音として読まれる場合が多い。小文字で「つぅ」「ふぅ」のように方言音、外来語音を表わすことがある。「う」の字形は、「宇」の草体から、「ウ」の字形は、同じく「宇」の初三画をとったもの。ローマ字ではuと書く。” と、いうことで特に別表記は無いようですね・・・。
お礼
回答ありがとうございます。 参考になります。
- aoi_y
- ベストアンサー率35% (7/20)
素人の意見です(汗) 確かに表記が無いものの発音自体はあるはずですヨ。 ……ただ、表記するまでも無かった(または、「う」と同じにした) と言うだけだと思います。 たとえば『が』自体も発音は2通りほど存在します。 普通の「が」と 鼻に掛けた「んが」 某書物で「んが」は『か゜』と表記する事があると見ました。 発音と表記は必ずしもイコールでは無いのですね~(^-^)
お礼
ありがとうございます。参考になります。 むかしは「か」も「くゎ」と発音する場合もあったようですね。 その頃の会話を聞いてみたいもんです。
お礼
丁寧な御回答ありがとうございます。 書道のテキストとかでいくつか仮名のバリエーションを見たことがあります。 むかしの日本語の方が発音はバラエティーに富んでいたんでしょうかね。 皆様の回答に感謝いたします。ありがとうございました。