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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:インターフェロンについて)

インターフェロン治療の副作用や効果について

このQ&Aのポイント
  • 45歳男性の方がC型肝炎を患っており、10数年前にインターフェロン治療を行いましたが効果はなく副作用がありました。
  • 最近、肝機能数値が急激に悪化し、主治医からペグインターフェロンの単独投与を勧められました。
  • 質問内容としては、ペグインターフェロン投与の前に肝精検は必要か、副作用の程度、投与期間、投与後のリバウンドの有無、窓口の支払額などです。

質問者が選んだベストアンサー

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  • cyp2e1
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回答No.2

GOT、GPTの値は、肝臓の細胞が現在どれだけ壊されているかを示す数値です。肝臓は、非常に余力のある臓器ですので、ある程度肝細胞が破壊されていても、余力がある分必要な能力は保っていられるのです。 極端な例を挙げると、健康な人の肝臓の半分を切り取って、人にあげたとしても(生体肝移植)、残りの半分の肝臓で生きていくことは出来るし、肝臓は再生能力を持っていますので、時間が経てばもとの大きさに戻ることが出来るのです。だから、多少GOT、GPTの値が高くても(=多少肝臓の細胞が壊されていても)、本来の肝臓の能力は保てている事が多く、症状も出ないことが肝臓が”沈黙の臓器”と呼ばれる所以です。 しかしながら、いくら余裕があっても限界がありますので、GOT、GPTの値が高い状態が続けば、その余裕は徐々に失われていき、病気は肝硬変へと進行していきます。たとえGOT、GPTの値が非常に高値であっても、一時的なものであれば肝臓に余裕は残されていますし、逆に値が低値であっても、異常値が長期間続いていれば、肝硬変になっている場合もあるのです。つまり、GOT、GPTだけでは肝臓の本当の能力(余力)を評価することは出来ません。 肝臓の余力(肝予備能)を評価する検査値として、プロトロンビン時間やアルブミン、コリンエステラーゼ、総コレステロール、総ビリルビンなどがあります(肝生検も、非常に有用な検査です)。総コレステロール値が低値を示してきているということは、肝予備能が低下してきている(=肝硬変へ近づいている)可能性が示唆されます。(もちろん、他の原因の可能性も考える必要がありますが。) インターフェロン療法で、HCVが駆除され慢性肝炎が治癒すれば、当然AST、ALTは正常化します。しかしながら、長年をかけて傷んできた肝臓は、すぐにはもとには戻りません。 慢性肝炎が治癒したのなら、低下していた肝予備能は徐々に改善し、低下していた総コレステロール値も正常化することが期待できます。

yochimsh
質問者

補足

ありがとうございます。今現在の血液検査のデータですが GPT215 GOT197 γ-GPT178 T-Cho137 PLT157 RNA2700 です。他の数字は正常値(ZTT等)範囲です。 特にT-Choが174→137に急激に低下したことで先生は「緊急事態」という表現をされていました。インターフェロン&リバビリン治療については年齢もまだ若いので、もう少し先でもいいでしょうということでしたが、急激な悪化により、とりあえずペグの単独投与で肝機能の正常化を目指すというのが今のところの対策です。私の場合はウィルス量が多いときは500万を超えることもあり、恐らく効果の無い50%に入るだろうといことのようです。近いうちに肝精検をし肝臓の状態を調べてもらう予定です。その結果肝硬変に近いようなら待ったはきかないでしょうから、ペグ&リバの治療をした方がよいのかなあと思っています。とりあえず一ヶ月後に再検査ですが、今毎日強ミノン100ml投与でどこまで下げられるか頑張っているところです。一つ質問がございますが、慢性肝炎が治癒しないと低下していた総コレステロール値は正常化しないということでしょうか?GOT、GPTの上昇と総コレステロール値は反比例の関係にあると思っておりましたので、GOT、GPTの改善=総コレステロール値の改善と考えておりました。私の主治医(大学病院の院長)は大変忙しく、診察時になかなか話がきけない状況です。よろしくお願いします。

その他の回答 (1)

  • cyp2e1
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回答No.1

消化器内科医です。 まず、10数年前に”3ヶ月”のインターフェロン治療をして、まったく効果がなかったとのことですが、”3ヶ月”というところが一般的ではありませんね。当時の一般的治療では、”6ヶ月”が標準的な治療と思われますが、副作用により中断を余儀なくされたのでしょうか? ウイルスのタイプとウイルス量から、インターフェロン療法で完治しないと言われたとのことですが、おそらくウイルスのタイプは1型(遺伝子型の1b型)で、ウイルス量は100KIU/mL以上だと思われます。この場合、10数年前の標準的治療(治療期間6ヶ月)では、ウイルスが消失する確率は5%程度と考えられます。しかしながら、現在ではペグインターフェロン・リバビリン併用療法を48週間することによって、約50%の確率でウイルスは消失すると考えられています。 一番完治しにくいと予想される患者さんにも、一般的には半々の確率で完治する可能性があると説明されるはずなので、相談者様の場合は、通常より強い副作用が予想されるなど、通常量のインターフェロンを投与出来ない理由があるとか、リバビリンを併用する事が出来ない何らかの理由があるなど、特別な事情があるのでしょうか? その点を、良く主治医の先生から確認されることをおすすめいたします。 完治を目指すなら、ペグインターフェロン・リバビリン併用療法が必要と考えますので、もしこの治療が出来ない医学的理由があるのなら、完治を目指さず肝機能の改善、肝臓癌発癌の抑制を期待して、ペグインターフェロン単独投与(少量長期投与)がすすめられます。 そこで、質問にお答えすると、 1,肝生検は必須検査ではありません。しかしながら、現在の肝臓の状態を正確に知るためには、肝生検は有用な検査ですので、出来るなら検査を受けることをおすすめします。 2.副作用は個人差がありますので、一概には言えませんが、単独少量長期療法なら、完治を目指す治療に比べて非常に軽い場合が多く、微熱やだるさ程度で、継続していくうちに慣れが出て、あまり気にならなくなる事も多いです。 3.これも、個人差があります。GOT・GPTが低下しない症例も認められ、やってみないと分からない面もあります。基本的には、2年以上継続することが多いと思います。 4.やはり、ケースバイケースですね。リバウンドはありえますが、必ずしもリバウンドするわけではありません。 5.申し訳ありません。支払いについては具体的なことはよく分かりません。 以上、経験者ではありませんが、実際に治療をしている側の意見です。 ご参考まで。 (下記URLもご参考にしてください)

参考URL:
http://www.c-kan.net/
yochimsh
質問者

補足

ご丁寧な回答ありがとうございます。10数年前はインターフェロン治療がはしめて保険認可されたころで確か3ケ月で終了した記憶があります。イントロンα600万といって週三回投与した記憶があります。陰性にならず、リバウンドでいっきにGPTが200になってしまったと思います。ペグインターフェロン・リバビリン併用療法は私のようなウィルス量の多い患者は完治しない可能性が高く、年齢的にもいますぐやる必要がないということのようです。数年以内にリバビリンに変わって、飲み薬の新薬が出るようなこともおっしゃっていました。 ついでで申し訳ありませんが、総コレステロールの低下がよくないと先生はおっしゃっていましたが、ペグインターフェロンの投与でこの値は改善されるんでしょうか?GOT、GPTが改善されてもあまりよくないんでしょうか?よろしくお願いします。

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