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熱帯雨林破壊のデメリット
宿題で熱帯雨林破壊についてエッセーを書いています。ネットや新聞データベースで調べてみましたが、よくあるデメリットとして、温室効果の悪化;原住民の生活の侵害;生物の絶滅による永遠に解けなくなる生命のなぞなどがあるようです。これら以外になにか重要なデメリット、もしくは熱帯雨林破壊は悪いことではない、なぜなら・・・ というような意見があればぜひぜひ教えてください!
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公衆衛生学の中の環境の範囲なので、専門家ということで。 熱帯雨林の特徴の一つは土壌の貧弱さです。植物が密集しているので土壌は豊かであるような印象を受けますが、実は浅い土の層に貧弱な栄養というのが本当の姿なのです。 熱帯雨林での焼畑については、高木などをなくす事によって発芽を待っていた種子が活動しはじめ、植物相が新しくなるというメリットはあります。 けれども、エビの養殖や炭作りなどによる根本的な破壊は貧弱な土壌を雨が洗い流してしまうこととなり、土地の不毛化につながります。 ヒトだけでなく、酸素呼吸をする生き物にとって、重要な酸素供給源である森林が減少することはマイナスとなるのは理解できますよネ。さらに、光合成の際に二酸化炭素を吸収してくれる植物の存在は欠かせないものです。 また、熱帯雨林は多くの動植物の命を支えています。地表付近の動物については多くの情報がありますが、実は、樹木の頂上付近にも非常に多くの昆虫や小動物が生息しており、それらが生態系を形成しています。そのバランスの崩れが起こると周辺に普及する事になります。 一箇所のバランスの変化は他に普及し、単なる局地現象でなくなってしまう恐れがあるのです。 一度、破壊された自然が回復するためには非常に長い年月を必要とします。 ですから、熱帯雨林の破壊は避けなければならないのですネ。 以上kawakawaでした
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- kenm7
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初めまして。 イベントの企画を仕事にしている関係で、植物園のイベントなどをしているので、他の2人の方の補足でアドバイスさせて下さい。 まず、温室効果ですが、一番のポイントと言われる二酸化炭素は、海に溶けるのと、植物の光合成に使われることで、増え過ぎないようになっています。しかし、焼き畑と紙の原材料にするための伐採で、熱帯雨林が減少し、温室効果が進展する(悪化とはいいません。)ことに拍車をかけています。 もうひとつ、熱帯雨林は、生物たちの生きる場所であるだけでなく、土地を守る効果もあります。熱帯雨林がなくなることで、洪水や土砂崩れなどがおきやすくなるということも言えるでしょう。 なんていうことをぼくのようなものが言うよりも、 ぜひ、地元の植物園や科学館に行ってみて下さい。 どちらにお住まいかわからないので、どこに行けばというのは申し上げられませんが、都内でしたら、夢の島と板橋、特に板橋がその辺りを詳しく紹介しています。
お礼
わかりました、ぜひ植物園に行こうと思います。アドバイスありがとうございます。
- Take_chan
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少し上のこととも関連がありますが、 (1)遺伝子資源の減少 熱帯林には生物種の約半数が存在すると言われています。 そのため、有用な微生物(医薬品や有害化学物質分解菌)、 有用な植物など、存在する可能性があります。実際に医薬品 メーカーなどは探索しています。 (2)環境変化の干渉機能の低減 ・生物種が多いほうが、人も含めて生物が環境変化に強くなります。 例えば、ある生物種が大きなダメージを受けて減少しても、その 生物を捕食して生きていた生物は、他の種を食べることで生き延 びることができます。 ・直接、気候が変動する恐れがあります。広大な熱帯林が砂漠化す れば、その地域の機構変動に留まらず、どのていどの範囲に波及 するか分かりません。生態系の変化や作物の不作など、深刻な影 響を及ぼす恐れがあります。
お礼
生物種が多い方がいいということの説得力のある説明ですね、とても役に立つと思います。ありがとうございます。
お礼
詳しい解説ありがとうございます。焼畑は害のないことや自然破壊は局地現象でないことなどは初めて聞いたので、勉強になりました。