- ベストアンサー
問題児に関する質問
- 子どものクラスに問題児が数名おり、その態度や行動が深刻な状況です。
- 特にAくんは見えない所で危害を加えたり嘘をつくなどの問題行動があり、Bくんも授業の妨害や暴力などの行動が目立ちます。
- 学校は一定の落ち着きを取り戻したものの、事件や問題行動は続いており、親の対応やカウンセリングの必要性が問われています。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
#3です。補足も読ませていただきました。その上で、今後の事について、多少参考になるかもしれないことをいくつか書きます。 1.B君自身と親御さんのこと ADHDや発達障害について、学校が正面から医師の検査を受けることを勧めるのは、なかなか難しいのが実情です。担任も素人ですから、「そうではないかな?」と思っても、上手に話をすることは難しい。 この手の話は、担任と保護者の間に信頼関係が無いと、駄目なのです。 一般に保護者は、我が子がそうであることを認めたがりませんし、「指導力不足だ」「人権侵害だ」と逆ねじを食わされたりすることもあるからです。もちろん、保護者の意向を無視して、学校が診察を強制する権利はありません。 次に、「行政のカウンセリング」は正直なところ、こうしたケースではあまり役に立ちません。市区町村の教育センターのカウンセラーは、この分野(医療・心理)の専門家ではないのです。ですから、ADHDなどの検査についてはノウハウもありませんし、診断を下すこともできません。話を聞き、様子を観察するのが精一杯です。今回の事例のように、曖昧な結果に終わるのは、そのためです。 仮にB君がADHDだとした場合、B君自身の問題を良い方向に持って行く手段は、保護者が自主的に医師を訪れ、診察・診断・治療をしてもらう以外にはありません。 学校で親御さんにこれを勧めることができるのは、校長だけです。担任と協議をしながら、最終的には管理職の責任において、診察を勧める。これは相当腹をくくらないとできません。親との信頼関係がきちんとできていれば、良いのですが、この間の経緯を読むと、B君の親は、どうも担任不信・学校不信に陥っているような気がします。 2.ではどうするか 逆説的ですが、学校に腹をくくってもらうしかありません。つまり、学校長の責任において、B君の保護者と話し合いをし、医師の診察を受けてもらう。 今年度から、「特別支援教育」という枠組みが学校に生まれました。仮にADHDという診断が下った場合には、その子に対して、学校として適切な支援をする方策を策定することが義務づけられるようになりました。 その「適切な支援」の中身として、例えば「別室での個別指導」「補助要員の配置」などを計画することができます。この計画は、保護者と協議の上で作成するのですが、正式の診断が下った場合には、保護者も協力をしてくれるでしょう。 正式に診断が下り、計画が策定された児童に関しては、行政も優先的に予算を付けますから、ボランティアではなく臨時の補助要員の派遣なども可能になるかもしれません。また、計画が作られるということは、それに基づいて指導ができるわけですから、仮に何も分からない学生が来たとしても、従来とは違う対応が可能になるでしょう。(学生は、何をどうやって良いのか、分からないまま来ている) ただ、学校も行政も勉強不足で、この制度が実質的に機能していない可能性もありますから、そこから話を進めなければならないかもしれません。 http://okwave.jp/qa3307381.html この制度については、上記のQ&Aをご覧下さい。 3.学校に腹をくくらせるには これは、それぞれの学級・学校の実態や保護者の意見によっても違いますから、一般論はありません。ただ、より多くの保護者が「どれだけ困っているか」ということを、学校長に上手に伝えることでしょうね。 ただ、最後に学校の立場を一言付け加えます。「事なかれ主義」と言われればそうなのでしょうが、仮に、こうした事例で保護者が「人権侵害」等で裁判を起こした場合、行政は一切の支援はしません。裁判費用も含めて全て、学校長の個人負担なのです。 つまり、こうした事態を想定した仕組みが日本には無いのです。そこがアメリカとは違う(私もアメリカ在住です)。下手をすれば、数百万円というお金が飛んでいってしまいます。それでも、敢えて素人が「医師の診察を受けて下さい」とはなかなか言えないのです。
その他の回答 (4)
- merinoon
- ベストアンサー率28% (17/60)
No.2です。お礼を読ませていただき、思っていた以上に状況が悪いことがわかり、憤りを感じています。あまりにもお気の毒です。 米国なら、きっと投薬が”義務”付けられているケースでしょうね。 (児童が昼休みに保健室にいって、ナースが投薬します。) 日本の公立では先生が短周期で異動するので、その校長も”任期中はなんとかつつがなく...”と思っているのが見え見えですね。 「みんな我慢してください」「みんないい子(本質的にはそうかもしれませんが)」なんていうきれいごとで、見てみないふりをしています。(同じ米国でも文部省系の日本人学校の場合は、これに近い話があるようようです。そういう児童は、現地校での厳しい処置を避けて日本人学校にくるとか。学校が強い処置に及び腰である分、周りはかなり我慢を強いられます。) 投薬については、是否の分かれる部分もあるでしょうが、結局問題の児童も、今のままだったら勉強も十分できず、健全な人間関係も築けず、大きな目でみると非常に気の毒な状態であることは間違いありません。 アドバイスにならなくて申し訳ありませんが、あまりにも気の毒で、また書いてしまいました。
お礼
重ねたご返答ありがとうございます。 親身になって頂いて感謝します。日本の学校は「子どもを守る」という意味合いが米国とは違いますよね。 私は校長や副校長はかなりの権限を持っているものと考えていました。今回、学校の中の仕組みもある程度垣間見る事ができました。このまま自分の子をこの様な環境下に置くのは非常に心配です。 度重なる不満と、悩んでも結論のないことを思い知らされ少々飛躍気味かもしれませんが、矛先は政治にまで…。 AくんやBくんの親御さんの顔を見るたびに、イヤミが出かかります。 もう疲れてしまいました。いくら学校側から謝罪の言葉を頂いても、解決しないのですものね。 転校を考えました。ですが、小学校は地域でと考え、実は上の子も通っています。こちらは低学年の頃から子どもたちの“質”とでもいいましょうか、全然違いますので本当に複雑な思いでいます。ご意見は深く拝見させて頂きました。ありがとうございました。
- hukuponlog
- ベストアンサー率52% (791/1499)
手短に。 まず、前担任と現担任の指導力量が違う、とは思いません。方針を変えたのだと思います。普通、担任はA君やB君のような子を「何とか指導しよう」と考えます。それは教員ですから。そして、特にベテランの教員ほどそう考えます。それが反発を招き、トラブルを招き、最後には学級全体の荒れにつながってしまう。低学年の「学級崩壊」と呼ばれる現象の過半は、こうしたものです。 教員は、「授業中には、着席して授業を聞く」ということを当然の【前提】として、従来仕事をしてきました。また、子ども達も、「授業は先生の話を聞く時間」という意識(だから、授業中に遊んでいてれば、叱られても当然と思っていた)がありました。学校に来て、そもそも授業に参加しない子ども達、という存在自体が「あり得ない」ものでしたから、対処方法をほとんど知りません。でも、これは当然のことなのです。 それで、現担任は、ご自身の方針なのか、或いは学校としての合意なのかは分かりませんが、おそらく両名に対する積極的な働きかけをしていないのだと思います。言葉は悪いですが、指導放棄ですね。 それは、当人達にとっては気持ちいいですよ。自分の好きなことを好きなようにして、叱られないんですから。授業中は従来に比べて穏やかになり、授業も進むようになるはずです。ただし、これは休み時間のトラブルや友人関係のトラブルまでを解消することにはなりません。 つまり、あくまでも対処療法に過ぎず、「何かが変わった」ということではないのだ、という前提でお考えになった方が良いと思います。時間がないので、とりあえずここまで。
補足
説明が足りなかったかもしれません。 実は担任は専科の先生で朝・給食・帰り以外は空き時間のみ教室に来るようです。 >前担任と現担任の指導力量が違う、とは思いません これについても補足させて下さい。当初の担任は他校より赴任して来た方でした。最初の家庭訪問では行く先々でよその家庭の事をぺらぺらと暴露したり、学校からの配布物も数週間遅れて保護者から指摘されやっと配布する事もしばしば。集金はなくす。問題発言続出。 前任校へ聴取したところ問題があり移動に至ったとのこと。1~2年のスパンで移動をしている経歴の先生です。ただ指導意欲はありました。 >あくまでも対処療法に過ぎず、「何かが変わった」ということではな いのだ そうですね。夏休みが終わり、まさに現実に引き戻されたと感じてい ます。確かにうちの子は毎日何かを言われされてきます。 もちろん、うちの子だって普通の子ですから教室で迷惑をかけることもあるはずですが、ごく当たり前の2年生だと思っています。 問題のある彼らも可哀想だと感じています。クラスの子達の話では先生を取り合ったり、過度に甘える様子があるらしいです。 実際、Bくんのお気に入りの先生にうちの子が褒められていた場面では突然掴みかかられ、理由を聞くと「褒められていてむかついた」でした。私の目の前で授業中に起こった場面でした。
- merinoon
- ベストアンサー率28% (17/60)
米国在住です。単純に日米を比較してはいけませんが、日本のこういう話を聞くたびに、子供たちは勿論ですが、担任が気の毒でなりません。 うちの地域なら、ここまで問題が深刻ならば、即校長先生扱いとなり、担任の手から一旦離されます。児童が叱られる通常の場合でも、口頭での注意、校長室行き、親への勧告、呼び出し等、叱りの段階が細かに規定されており、何かの障害が疑われる場合は、専門家の評価を受けることが「義務」付けられます。 そして障害が確定した場合は、たとえばその児童を特別に見る補助の先生をつけるとか、セラピーに通う際の補助金がでるとか、普通クラスに在籍しながら特別クラスも個別に受けるとか(一日のうち何時間かは別室で専門の先生の指導を受ける)があります。ちょうど他国からきて英語ができない子のESL(英語クラス)や算数の苦手なこの特殊算数クラスなどと同じ感覚で、障害のある子を個別にサポートしようというものです。結果的に、その児童も専門家による適切な指導が受けられると同時に、クラス担任の負担も軽減されますから、担任の授業する業務義務、他の生徒の授業を受ける権利も、適切に守られることになります。 日本は文化的に、平等、公平ということが米国に比べてかなり重視されていて、良い面もあるものの、その行き過ぎの弊害を感じることも多いです。はっきりいって、大きな問題を抱える児童2人も抱え、かつ30-40人を、たった一人の担任が、同時に同じカリキュラムで指導するなんて、無理です。しかも問題が起こればすぐに担任が悪いといわれますが、そんな悪条件で、問題が起きない方がおかしい。 教育費の出元のしくみも違い、そもそも教育費全体の額も日米で違うので(米国内での格差も大きいですが)、簡単に米国を見習えとはいえませんが、やはり大きな問題は、担任でなく、管理者である校長の責任で、対策を講じるべきだと思います。予算の問題がネックであれば、ボランティアを活用したり、せめて、暴れて言うことを聞かない児童は、頭を冷やさせるため別室で他の職員(教頭とか)が見るなど検討できないものでしょうか。
お礼
>日本は文化的に、平等、公平ということが米国に比べてかなり重視 そうですね。私もそれは感じています。大多数の子どもよりも一部の 子の事情ばかりです。うちも「殺す!」と追いかけ回されて、家の中 でも私から離れなくて異常を感じましたが、「我慢して下さい」的な 扱いにはみんな腹が立っています。 >頭を冷やさせるため別室で他の職員(教頭とか)が見るなど検討でき ないものでしょうか。 別室も何度もお願いしました。人でも足りないし、授業を受けさせな いことで抗議する方々ですので難しいようです。 授業の空いている専科・講師の先生が補助で見に来てくれますが、不 定期です。しかしながら、補助の先生も思っていた介入の仕方とは違 い、「何してるの?静かにね(^_^)」てな具合です。 実際、暴力が起きて担任に殴りかかっている状態でも見てみないふ りで思わず止めに入りました。 ボランティアは学生で、そこまではお願いできないそうです。 学校も所詮お役所で、義務教育のとはなんなのか?疑問です。 ありがとうございました。
- kogureta6
- ベストアンサー率55% (10/18)
B君が授業中にもかかわらずたち歩くので多動症ではないかという疑問はもっともです。しかし、注意欠陥多動性障害(ADHD)や多動症という考え方は、周囲の者から見ると無意味な動きが多いという印象を与えることとともに、生育してきた経過(生育歴)から推測して、動きを自分でコントロールするのが非常に困難で、親が見ていても止められないという状態を意味しています。 ご質問のB君は、反抗的で、勝手な行動が目立つ状態ですので、多動症とは言えないと思います。「反抗性挑戦性障害」という分類もあるのですが、それよりも、学級の秩序が乱れていて、勝手な行動をする子どもが多く、特にB君や、陰でひどいことをするA君が目立つという状態だと思います。 学級内の秩序を回復することは学校(校長先生や担任の先生)の責任ですし、社会的ルールを教えるのは親の責任でもあります。この子たちは、社会的ルールを誤って学習していると推測されますので、学校と親が協力して教え直しをする必要がありそうです。 その際、あなたが参観しているとある程度のにらみを効かせることができた様子なので、学校側も(恥ずかしい話だが)保護者の協力を仰ぐことも含めて早急な対応が必要だと思います。 あなたの観察に基づく記述は、大変明晰で分かりやすかったです。お考えも、非常に納得できます。ただし、多動症など、病名のような呼称が使われると、普通に「学級が乱れている」という問題が、病気の専門家の出番という認識に流れやすいと思います。まず、問題提起を再度行って、学級に秩序を安定を求めることから始められてはいかがでしょうか。
お礼
早速のご返答ありがとうございます。 >動きを自分でコントロールするのが非常に困難 確かに、そこに何らかの意志が働いている様に見えます。 私はそこには家庭環境が関係していると思っています。 親は「厳しすぎたのかも…」と話していましたが、Bくん には園児の弟がいます。その評判も噂に聞きますが、 もっと酷いらしいです。 >親が見ていても止められないという状態 時折親も見に来ていました。「この状態でも注意しないの?」 とまわりが不快になるほど見守っています。 柔らかい物言いで、以前「厳しすぎたのかも」という言葉には ほど遠い印象ですし、実際母親は大人しい感じの人です。 >保護者の協力を仰ぐことも含めて早急な対応 5月の段階で学校からの要請もあり2週間、常に10名前後の 保護者が教室に入っていました。 しかし2日くらいは緊張感のあった様子も、A・Bくんの母親 はほとんど現れてないのでお構いなしでした。 自分の親が来ると特にAくんは驚くほどちゃんとします。 心配で夜も眠れないという人もあり(私もですが)学校へ足を運 ぶのは厭わなかったのですが、学校側より「何かあっても注意は しないで欲しい」「子どもたちを褒めて欲しい」など要望されま した。その結果、保護者が見ているという状況は子どもにも良く ないと専門家の判断もあり、打ち切りに…。 一部が突出してクラスの秩序をみだしているのは明確でしたが、 学校側は「どの子も良い子です」と建前的な返答ばかり。 おそらくA・Bくんや名前の挙がる子の親には「うちの子だけ じゃないはず!」と逆に強気で出られて糸口をなくしている状態 だったと思います。 最終的に担任交代の際、校長が「問題のある子どもがいる」と明 言し、「きちんとしつけを」と話がありました。 今、受ける印象として年相応の落ち着きを取り戻している子どもが ほとんどです。実際、雰囲気の悪さにメンタル面で体調を崩す子が 多かったのですが、一時的に学校へカウンセラーを呼んで頂くなど しましたし、夏休みも挟みましたからそのせいもあるかもしれませ ん。 非常に難しい状況ですが怪我をする子が後を絶ちません。 被害を受ける子は不特定ですが、加害する子はいつも同じです。 お礼なのに長くなりすみません。いずれにしても、再度学校側と話 をしてみます。ありがとうございました。
お礼
具体的なアドバイスありがとうございます。 Bくんに対しての事、親御さんの自発的な認識以外の方法が非常に難しい事がよくわかりました。先々の事まで不安になっている保護者に、学校からは「学年が変わりクラス替えがあれば全く違う様子になる事も実際ある」と言われました。その時は「そんな不確実なことに望はかけられない!」と思っていましたが、このまま行けば望みをかけるしかないかもしれません。私が働きかけられる事には限界があります。 親として、義務教育の場として考えている学校。いわば“通わされている”のではなく“通わせている”という認識です。つまり権利ですよね。もちろん人間関係を学ぶ場でもありますが、“人のふり見てわがふりなおせ”という事例ではないですね。ひどすぎます。 長文にわたりアドバイスを頂きありがとうございました。非常に参考になりました。