見たことのない図形をなぜ受け入れられるか
我々は完璧な三角形を見たことがない。
真にまっすぐなモノは存在しない。
なのに、なぜ、我々は、そんな一度も見たことのない図形を受け入れられるのか。
ずっと謎に思って来ましたが、最近一つの答えに。
たしかに、真にまっすぐなモノはない。
しかし、それは拡大して見るとギザギザだったり、凹凸があるという話であり、我々が見ている世界は、肉眼でとらえた世界に過ぎない。
そして、その結果、脳が生み出している世界だ。
つまり、逆に言えば、我々は、顕微鏡などのテクノロジーなしには、そのような真なるデコボコの世界を見ることができないと言える。
つまり、たしかに、我々は真にまっすぐなモノや完璧な三角形を見たことはないが、一方で、それらがギザギザに見えているわけでもない。
それらがギザギザだと分かるのは、拡大して見たときだけだ。
すなわち、我々が肉眼で世界を見ているとき、たとえば、コンパスで円を書いたとき、我々はそこに真なる円を見ているのではないか。
たしかに、コンパスで書かれた円には幅があるから、その時点で、それ自体が完璧な円でないということは明らか。
しかし、その対象の中に、我々は真なる円を見ているのではないかと思うのです。
同じ見たことのないものでも、受け入れられるものとそうでないものがある。
たとえば、四次元以上の空間は見たことがない。
だから、そんな世界があると言われても、にわかには受け入れられない。
しかし、小学校で子どもたちは、見たことのない図形を簡単に受け入れる。
それは、脳が映し出す世界の中で、見ているからなのではないか。
いや、見い出していると表現した方が適切だろう。
皆さんの考えはいかがでしょう。
ちなみに、数学カテに質問しなかった理由は、こういう質問を数学カテにしても、まともな回答がほとんど来ないということを経験で知っているためです。
お礼
見てみました。『ルーローの三角形』について、よく分かりました。その他、いろいろと分かりました。もし、他の定幅図形で『ルーローの三角形』のように名称がついている図形があれば、ぜひ、教えてください。