- ベストアンサー
酸性雨について
子供が酸性雨について夏休みの自由研究に取り組んでいるのですが お酢の成分と同じということで卵をお酢につけたら4~5日で卵がぶよぶよになる実験をインターネットで調べてやってます 酸は物を溶かし害を及ぼすとの説明ですが そこで矛盾するのが、お酢は体に良いと健康食品から料理まで使われておりますが 子供にはこの実験の場合、どう説明したらよいのでしょうか どうかご存知の方、宜しくお願いいたします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
この実験ですが、実はあまり酸性雨の話とは関係はありません。酸は物を溶かすというのは確かにそうなのですがアルカリに関しても同様なことなのです。 しかしこの実験はとても面白い実験です。まず卵のからは炭酸カルシウムという物質から出来ているのですがこの炭酸カルシウムとはプランクトンや貝などの殻やさんご礁の主成分です。炭酸カルシウムは酸に非常に溶けやすい性質ですのでお酢にも徐々に溶けていきます。結果酢酸カルシウムと水と二酸化炭素が出来ます。この反応はかつて地球が出来たての頃、大気中に二酸化炭素が今よりはるかに多かった時代に海で動物達がたくさん殻などに二酸化炭素を使ってくれた反応の逆なんです。この反応のお陰で今の二酸化炭素濃度が維持されるようになって人間が生活できるようになったとされています。 という訳でこの実験は酸性雨との関わりというよりも地球誕生の話の方が関係が深い気がします。。 少しお子さんには難しいかも知れませんが自由研究は酸性雨の話よりは地球誕生の話の方をお勧めします。頑張って完成させてあげてくださいね。
その他の回答 (1)
- maku_x
- ベストアンサー率44% (164/371)
酸性雨に含まれる酸の成分と、酢に含まれる酸の成分が異なることから説明する必要があるかと思います。 酸性雨に含まれる酸の成分 人間にとっては有害なもの。(工場、自動車から排出された、窒素酸化物や硫黄酸化物が水に溶けて、亜硝酸や亜硫酸に変化したもの。もっとも、燃料の脱硫化が進んだ現在では、酸性雨における亜硫酸の寄与は少ないと考えられます。) 条件にもよりますが、酸性雨の方が酢よりも酸性度が高い(pHが低い)ことが多いです。 酢に含まれる酸の成分 調味料として古くから食品に使われていたもの(酢酸)なので、人間にとっては無害なもの。但し摂取しすぎると、胃が荒れるなどの害が発生します。 ※ 酸性雨と同じ成分の液体で実験するのが理想的ですが、酸性雨に含まれる酸の量は、酢に含まれる酸の量に比べると圧倒的に少ないですから、卵の殻がほとんど侵される事にはならないはずです。
お礼
ありがとうございます。酸性雨にお酢の実験は結果的にどうなのかと言った所が子供には難しいみたいです。
お礼
ありがとうございます。こどもなりの実験の結果だとお酢がよくないという結果になってしまいますよね 地球誕生のお話は私も始めて知りましたチョット難しいですが親子で調べてみるのも勉強になりそうです。