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関係代名詞の「,」
こんばんは。 「20年前に建てられたこの校舎は来年修理されます」 という英文の答えが This school, which was built twenty years ago, is going to repaired next year. とありました。 この「,」は絶対に必要なのでしょうか? 他の英作文の問題は普通の用法(限定用法?名前は忘れてしまいました)だったのですが、これに限って必要な理由がわかりません。 また、必要だとすればある場合とない場合の意味の違いをお願いします。
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後ろから訳せば限定用法というのが一つの鉄則にもなっていますが, 日本語的には後ろから訳していても,コンマのある継続用法になることがあります。 それは,先行詞が固有名詞であったり,this ~,my ~などの限定詞がついたりしている場合です。 限定用法というのは,school という同種のものがいくつかある中で, 関係代名詞以下の内容によってあるものに文字通り限定する場合に用いられます。 たくさんある学校のうちで, 「私が通っている」などの内容で限定する場合などです。 this school というのは,これですでに 目の前にあるこの学校と一つの学校に限定してしまっていますので, さらに別の内容で限定されることはありません。 あくまでも,「20年前に建てられた」というのは, this school の補足説明にすぎません。 これを日本語では,限定用法のように 「20年前に建てられたこの学校」と言えるのですが, 英語では this school を後から補足説明する コンマつきの継続用法を用いています。
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- Ganbatteruyo
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アメリカに住んで40年目になりました。 何か私なりにお手伝いできるのではないかと思い書いています。 この文章は英語の文章としては失格です。 This school, which was built twenty years ago, is going to repaired next year.はbe repairedとならない限り、カンマがあろうとなかろうと「英語としての文章」としては成り立たないと言う文法があるのです。 なぜ、この方が大切なのかと言うことを分かってもらう為に説明しますね。 この文章を声を出して読んでみてください。 This schoolカンマwhich was builtと読みましたか? もちろんそうは読まなかったですね。 私は、じゃなんで試験文法では、カンマがあるのかないのかを「制限用法」「限定用法」「非制限用法」なんていう専門用語を作って学生に覚えさせているのでしょう。 時間の無駄なのです。 This schoolと言ってis going to BE repaired next year.と言おうとしたんだけど、schoolと言った時に、20年前に作られたから、と言う理由も言っといた方がいいな、と感じたから、「挿入」したのです。 日本語では、この学校は、20年前に作られたので、来年には修理されることになっています、と言う文章を言う人のフィーリングと同じなのです。 同じ挿入でもこの表現を使わずに、This school, as it was built twenty years ago, is going to be repaired next year.としてもいいのですね。 挿入したと言うフィーリングを出す為には、日本語でも同じように半分一息入れてからwhich/asを言いますね。 この半分一息したよ、と言う証拠をカンマと言う記号で表わすのです。 文節の区切りも同じくカンマを使いますね。 フィーリング表現なのです。 だからカンマが必要なのです。 非制限用法だから、と言う説明は説明になっていないのです。 なぜなら、こういう表現をした場合に(後から分析して)これは非制限用法だと言っているに過ぎないのです。 非制限用法は理由ではないのです。 試験文法では何かそれが理由みたいな説明をしているみたいですが。 と言うことで、半分一息したい時にカンマ入れる、そうすると挿入した、と言うことが分かるわけです。 一気に言えば「形容詞」のような役割をするわけですね。 一気に言えば当然のごとくカンマはなくなるのです。 これを学校で教えてくれれば簡単にことが済むと思いますが、今のところ私の夢に過ぎないようです。 これでお分かりになりましたでしょうか。 ご理解しにくいところがあったり追加質問がありましたらまた書いてください。
お礼
こんばんは。お返事が遅くなってしまって申し訳ありません。 ご自身の経験に基づかれたご回答、大変参考になりました。 私は、目の前の受験生をどうにかする、という仕事をしておりますのでフィーリングよりもカッチリした理由を生徒に示さなければならないのですが、なかなか難しいものですね。 ありがとうございました!
- jumbokeskusu
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まず英文の答えの訂正: --- is going to repaired next year. → ---is going to be repaired next year. (be が抜けています) コンマは、この場合、学校英語ではあったほうがいいと思います。(先生によっては間違いにする?) Thisがつくと具体的なschoolをさしていることですから、コンマが必要。 A school にすると、whichの前のコンマが不要のようにも見えますが、20年前に立てられた校舎というものは、修理される予定---という感じで意味が変になります。
お礼
こんばんは。お返事が遅くなってしまって申し訳ありません。 確かにbeが抜けていますね…。 ご指摘ありがとうございました! やはり学校英語では「,」はあった方がいいのですね。 ありがとうございました!
- Parismadam
- ベストアンサー率65% (2756/4211)
こんにちは。7/5のご質問ではご丁寧なお返事を有難うございました。 ご質問1: <この「,」は絶対に必要なのでしょうか?> なくても文法的に間違いではありません。しかし、この例文ではあった方がいいです。 ご質問2: <必要だとすればある場合とない場合の意味の違いをお願いします。> 1.コンマがない場合: (1)関係代名詞は制限用法になります。(制限的用法、限定用法などとも言いますが、文法的な意味を押さえていれば、文法用語の呼び方にこだわる必要はありません) (2)制限用法とは、関係代名詞によって特定のものに限定する場合をいいます。コンマは置かれません。 例: The schools which were built before war should be repaired. 「戦前に建てられた学校は、改築すべきだ」 ここでは、あらゆる学校の中で、「戦前に建てられた学校」と制限しています。 2.コンマがある場合: (1)関係代名詞は非制限用法になります。 (2)非制限用法とは、関係代名詞によって付加的、挿入的に説明したり修飾したりする場合をいいます。コンマが置かれます。 例: This school, which was built before war, should be repaired. 「この学校は、戦前に建てられたのだが、改築すべきだ」 ここでは、「この学校」の付加的な説明として、「戦前に建てられたのだが」と挿入しています。 ご質問3: <これに限って必要な理由がわかりません。> ご質問の例文では、まさに、2の非制限用法の訳がぴったりあてはまる英文になっているのです。つまり、この学校についての付加的な説明を挿入している文、ということです。 以上ご参考までに。
お礼
こんばんは。いつもお世話になっております。 同日のfromの用法についても、丁寧なご回答ありがとうございました。 なくても文法的に間違いはない、とのご意見、参考になります。 なくてもいいけどあったほうが的確、ということなのですね。 ありがとうございました!
お礼
こんばんは。いつもお世話になっています。 同日のfromの質問にも、丁寧なご回答をありがとうございました。 先行詞が固有名詞だったり、限定詞がついたりしている場合は継続用法になるのですね。 参考書には書いていなかったのですが、そんな決まりがあるのですね。 参考書もあまりアテになるものではないということを、また思い知らされました。 ありがとうございました!