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誰の言葉でしょうか
ある偉人の名言で、「人間の全ての行動には、性的欲求が働いている」というのを聞いた事があるのですが、これは誰の言葉でしょうか? 心理学者のフロイトでしょうか? また、この言葉はどの位正しいでしょうか? よろしくお願い致します。
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フロイドの説と思います。 フロイドは意識野、前意識野、無意識野と分け、人間の記憶の深層に沈んで表に出てこない領域を無意識野と定義しています。そして、人間の思考、行動、想像、創造などの精神作用はこの無意識野のかかわりに中で行なわれるとしました。 ここにギリシャ神話を持ち込みました。エロス(アモール:ラテン系)とピュシケとの恋物語です。ヨーロッパではこの神話は子供の頃から聞かされていて、日本の桃太郎の話やかちかち山の話と同じく良く知られているものだそうです。 ピュシケ(psyche)がpsychology、psychiatryの語源であるのは良くご存知の事と思います。 エロスの母ビーナスは人間の王の娘であるピュシケが余りに美しかったので嫉妬し、神である息子のエロスと一緒になる許可が欲しければ自分の出す課題を完成させなければならないと申し渡し、次々と無理難題を出してきます。ピュシケは人間の身でありながら、エロスの助けも借りて次々とこなしてゆきます。 これが、ピュシケを突き動かしているのはエロスへの愛であると説明されても、彼らにとっては至極当然のことと思えたようです。 エロスを日本語に訳したときに性的欲求を表す意味に解釈されてしまったようです。昔エロ・グロ・ナンセンスという言葉が流行ったり、陶酔のエロスの世界の裸体の美女の乱舞などの広告でお分かりの事と思います。 二人は恋人同士ですから、一緒にいたい、抱かれたいと言う性的なニュアンスが無いとは言えませんが、「人間の全ての行動には、性的欲求が働いている」と言う意味は、「ピュシケの行動はエロスの存在が働いている」と言う意味だと思います。 ギリシャ神話を一度紐解かれるとよいのではないかと思います。 西洋は遠い!!と言うのが実感です。
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人の行動の根源を性欲に全て還元しようとしたところに間違いがあるのではないでしょうか。 研究対象としてそういう傾向のものを対象とした。 そこから分派したユングはまた違う傾向のものを研究対象とした。 というかフロイトの説に当てはまらない者がでてきてそれを研究対象とする事によって分派していかざるを得なかったのでしょうね。 無意識の発見ということの意味からすれば功績は大きいのだと思いますが。 心理学的考察は自分の今だ解決されていない問題のフィルターを通して見るという傾向があり、フロイトは患者との間で結構トラブルを起こしたそうです。また心の挙動のメカニズムを知る深度にもよるのでしょうね。 仏教は禅という手法によって心の振る舞いをよく観察したといわれますよね。
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- coneyxxx
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多分フロイトですね。 正しいかどうかは…フロイトは精神論なので、実際脳のどの部分が働いているかというのはまた別問題な気がします。なので、外科的に調べないと証明はできないのではないでしょうか。 個人的にはちょっと極論だなあと感じますが、それだけを主張しているわけではないようなので、興味があったら本を読んでみるといいかもしれませんね。 私は専門書を読んでいないので、ちゃんと回答できなくてごめんなさい。
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