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ツチ族とフツ族の対立

ホテルルワンダを最近になって見ました。 ルワンダにおけるツチ族とフツ族の対立って今も続いてますか?現状はどうなっているんでしょう? あの大量虐殺で解決したとも思えず・・・ お願いします。

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  • ベストアンサー
  • Yelm
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回答No.1

現在、ルワンダの法律ではツチ族、フツ族と言った民族の違いについて公の場で発言する事を禁止するなど、民族対立を煽る行為は一切認められない事になっており、表向きは平穏な状況にあります。 元々、ツチ族とフツ族の対立は植民地時代にベルギーが分割統治の為に非科学的な分類を押しつけた事が始まりです。 (ツチ族を農耕民、フツ族を遊牧民として「何頭以上家畜を持っているからフツ族」だとか、ツチ族は長身の傾向があるので「身長何センチ以上だからツチ族」だとか、非常にいい加減な分類でした) それを独立後に政権を担った多数派であったフツ族の大統領が、自らの政権の私物化と腐敗に対する不満を少数派のツチ族に押しつける為に煽った、言わば「政治的に造られた対立」だったのです。 このためそういう政治的な対立構造が無くなれば、両者が争う理由は無くなるわけです。 しかしながら大量虐殺が行われたわけですから、その怨恨は当然残っており、今後どうなるかは予断を許しません。