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フィルタについて
導波管フィルタや誘電体フィルタなどでは,各々の段間の結合を制御する際に,金属ネジを挿入する手法がよく用いられています.なぜ,金属ネジを挿入すると段間結合が大きくなるのかわかりません.その原理などをご教授していただけないでしょうか?よろしくお願いします.
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- nta
- ベストアンサー率78% (1525/1942)
いろいろありますが、最近の本では 小西良弘 実用マイクロ波技術講座 第2巻 日刊工業新聞社 4200 がいいかもしれません。 詳しい話が必要でしたら、学術雑誌を読む必要がありますが、このたぐいの研究は1970年以前のものに多く、文献検索などで調べる必要があります。
- nta
- ベストアンサー率78% (1525/1942)
>電磁界の結合しているモードを乱すことで,何かしらの作用があるのだと思っていました もちろんモードを乱すことにもなります。そういったことを含めて誘電体部分、導波路部分の間のインピーダンスを整合します。単一モードでないような系を取り扱うときには複数のモードの集合体として取り扱うという解析手法があります。金属ねじの問題をこの手法で取り扱う場合には、ねじ一本がそこに存在する複数のモードにどのように影響を与えるのかを計算することになります。最終的にはその結果を重ね合わせて結果を得ますが、その結果をみても具体的にどのモードがどのように影響しあっているのかを物理的に説明するのはなかなか困難です。 結果的に「どうしてそうなるのか」を説明するためにはここの事例に沿った話題になってしまいます。
お礼
いつも参考になるお答えありがとうございます。もし差し支えなければ,こういったことが詳しく説明されている教科書や文献があれば一度教えて頂きたいと思います。なかなかこういったことが載っている本や文献が無く,困っています・・・ よろしくお願い致します.
補足
いつも参考になるお答えありがとうございます。もし差し支えなければ,こういったことが詳しく説明されている教科書や文献があれば一度教えて頂きたいと思います。なかなかこういったことが載っている本や文献が無く,困っています・・・ よろしくお願い致します.
- nta
- ベストアンサー率78% (1525/1942)
いわゆるインピーダンス整合です。導波管などの途中に障害物があるとそこで波が反射されます。その反射波を離れたところで見るとそちらの方向のインピーダンスが変化したように見えます。導波管ではその調整のために構造の簡単な金属ねじを使うことが多いのです。大きなインピーダンス変化が欲しい場合には誘電体を挿入したり、周波数が比較的低い場合にはフェライトを用いる場合もあります。
お礼
インピーダンスを変化させることで結合を変えているのですか?私はてっきり,電磁界の結合しているモードを乱すことで,何かしらの作用があるのだと思っていました・・・まだまだ勉強が必要です・・・
- ymmasayan
- ベストアンサー率30% (2593/8599)
コイル同士で結合していてその中にねじコアを出し入れするのではありませんか。 それだとしたら出し入れしているねじはフェライトコアなのです。 フェライトコアの出し入れで、高周波トランスの結合度が変わります。
お礼
ありがとうございます.また教科書を読んで考えてみます.高周波の世界は頭を使うのでやりがいがあります.
お礼
1970年以前とは,かなり昔に確立されている技術なのですね?最近の本を読んでも全く出てこないと言ってもいいくらいなので,困っていました。小西良弘 実用マイクロ波技術講座 第2巻 日刊工業新聞社 4200 は是非読んでみようと思います。ポイントはフィルタの段間部に金属ネジを挿入することで,段間部のインピーダンスを変化させて段間結合を変化させるということですね?また色々とご教授していただければと思います。