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鋼管杭(回転圧入工法)の相場及びボーリング調査の必要性について
4メートルの擁壁のある場所に住宅を建設予定の者です。 HMからは「回転圧入工法による地盤改良が必要で、7メートル鋼管杭32本を使用し、金額は200万、この中には、ボーリング調査を含む」との回答がありました。 土地の形は南北11m×東西10mのほぼ真四角の土地で東側が開発道路で土地とはほぼ同じ高さ、西側に4mの擁壁、底盤も同じ長さのL字型擁壁でその部分は盛り土となっています。 南北は隣地です。 この土地の北側に5.5×6メートルの延べ床約34.5坪の住宅を建設予定です。 以前、このサイトで質問したとき「岩盤と建物のまたぐように建物を建設する」と質問しましたが、これは誤りでした。 再度この土地を売った不動産会社に資料を閲覧させてもらったところ、この土地の擁壁建設に係る埋め戻し部分の殆どの部分に上物が乗る予定です。 埋め戻し部分は擁壁底盤が4メートル、これに向かってのり面状態に東側と南側から掘削され、徐々に深くなっています。 この土地を売った不動産会社社長(社長は施工管理士、建築士の資格を受有)によれば「鋼管杭工法は1本あたり高くても3万円、7メートルの32本の鋼管杭を打つのであればせいぜい高くても90万円前後であるはずで、200万円なんて額は考えられない。」とのことでした。 また、「この土地は、支持層はすべて岩盤で、擁壁下も岩盤であることは市の検査官が擁壁建設前に確認しており、間違いない。埋め戻しの所をボーリング調査しても意味はない。」とのことでした。 皆さん、どう思われますか。
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土地の断面図を把握できていますか? 紙と鉛筆を準備して、イメージしながら読んで下さい。 ・4mの擁壁 ・杭長が7m、5m 質問者さんの土地の現状の地盤が真っ平らだとし、そのレベルをGLとします。 基礎は掘り下げますから、杭の頭の位置をGL-0.5mぐらいだと仮定。 まず、擁壁に載せる杭を5m、それ以外を7mで考えます。 杭の先端はGL-7.5mの位置です。 今回の杭が支持層へ250mm(0.25m)の根入れが必要な杭だとします。 この時点で考えられる支持層(今回は岩盤)の現れる深さはGL-7.25です。 また、鋼管杭は1m単位でしか買えませんので、今回実際は7m必要無く、 6.1mが最低限必要な長さであったとします。 それでも、0.5+6.1-0.25=6.35mが岩盤の現れる深さです。 杭を打つ側から見て基礎を掘り下げず、杭を根入れすると考えた時が一番浅い深度です。 一番浅い先端位置がGL-6.1-0.25=5.85。ただ、これだと杭長が7mも必要無くなります。 したがって、一番浅い状態を考えると、GL-6.1mの深さまで岩盤が無いという事です。 (実際は基礎を掘り下げますから、GL-6.5~7.0ぐらいの深さでしょう) 擁壁が4mです。その擁壁に当てる杭長が5m。 一番深く考えて、杭長5+基礎掘り下げ0.5=5.5m これが底盤の上っ面の深さです。接着か、基礎を設けたかはわかりませんが、 擁壁が敷地内で切れる付近で底盤、基礎を分厚く考えて0.5mとしても、6.0mの深さで岩盤です。 (これでわかるのですが、実際の擁壁は5m以上のモノです) 同じ条件…基礎掘り下げ0.5m、で考えた時 杭から考えられる一番浅い岩盤の現れる深さ=0.5+6.1=6.6 擁壁から考えられる一番深い岩盤の現れる深さ=0.5+5+0.5=6.0 で逆転しています。 ボーリングは当然底盤を避けて行うでしょうから、敷地の真ん中辺りで行ったと思われます。 東側道路から、西側擁壁に向かっての下り勾配。 もともと前面道路側で岩盤が剥き出しのような話もされていました。 それなのに擁壁部分よりも敷地の真ん中辺りの方が深い計算です。 誤差を少なくするために杭を深く、擁壁を浅く計算しました。それでも整合性がありません。 逆なら(擁壁側が7m、岩盤側が5m)話が穏やかになりますが、擁壁の底面が7m以深となり、 どんだけの擁壁なんだ?と思います。なんだか擁壁の形状も怪しくなってきました。4mじゃなかったっけ?みたいな話です。 というか、返りが4mもあるんなら、それなりの擁壁を想定するべきでした。ここまで書いて消すのももったいないので、 考え方を参考にして下さい。何かしら得るものはあると思います。 最後に値段ですが、ここまで書いてなんなんだっ。てな話ですが、相場より高い工法もあり、 その使用が保証の条件というモノがあります。ですから高いと思っても、それしか使用できないというのが現状でしょう。 高いと聞いてへーベルではないかと思ったのですが、それならば妥当な金額です。
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- sabashio
- ベストアンサー率48% (55/113)
以前の質問というのも読んだのでそれを含めての回答です。 同一建物に対して、同一の基礎にするという考えから、建物全体に杭を打つ のでしょう。この考えなら、間違っていません。 認定・保証上現地の地盤データが必要だから、岩盤だとわかっていても調査した。 (傾斜地であるから近隣データが当てにならないこともあるし) という可能性があるので調査をした事に対しても理解できます。 10mに対して4mの傾斜があるのでボーリングを複数個所でやるのかもしれません。 7mの見積は、おそらく岩盤を抜く、若しくは岩盤内に定着させるのでしょう。 ・岩盤が硬すぎて、根入れが出来ないために岩盤を抜き、荷重を支える事が可能 な次の層まで抜く。若しくは岩盤内に定着させる。 ・道路側の杭が短くなりすぎ、認定上の杭長を確保できないに岩盤を抜き、荷重 を支える事が可能な次の層まで抜く。若しくは岩盤内に定着させる。 ・岩盤が薄く、十分な層厚が得られないため、その下の支持層まで岩盤を抜く、 等、いろいろと複合的な考えの結果のプランだと思います。 先行掘削した後、杭を埋設する等、特殊な条件があるから、金額も納得いきます。 ただ、その案だと擁壁に載せるはずの杭(擁壁を支持層とする発想。擁壁に点で 荷重を与える事から、これは推奨しないのですが)も何もかも全部7mってのは変 ですね。岩盤を抜くのなら、同じ理屈で擁壁の底盤も抜かないと、話がかみ合い ません。まさか擁壁を抜くつもりは無いでしょうけど。だったら、擁壁に載せる 杭は短くなり金額も抑えられるはずなのに。それを考えると擁壁に載せるだけなら、 岩盤にも載せるだけでもいいじゃないか、と思えるんですけどね。 HMには少し意地悪な質問かも知れませんけど、 その辺り、どういう考えなのかHMに確認したほうがいいかも知れません。 ボーリングデータを見せてもらい、7mの説明をしてもらうのが一番ですね。 工法はHMごとにうちの場合はこの工法で無いと保証が付かない、などといろいろ あるので変えることは出来ないと思います。 現場の土地と、地域の地盤や地層の流れ、HMと工法が分からないので、参考程度までに。
お礼
回答ありがとうございます。 実は本日HMの担当者と話をしてきました。 7メートル及び5メートルの鋼管杭36本(32本は誤りでした。)を使い、さらにボーリング調査をして200万という金額だそうです。 鋼管杭は掘削に便利なように先端に羽が付いています。 また、底盤、岩盤を抜くことはせず、ボーリング調査も埋め戻しの所に対して実施するとのことです。 価格的、手法として妥当といえるでしょうか。
- guchi-
- ベストアンサー率28% (13/46)
我が家はちょうど1年前にやりましたが、6m×28本で630,000円でした。 鋼材の相場が上がっているとは言え、2倍以上にはならないでしょう。
お礼
ありがとうございます。 やはり、高すぎるようですね。 200万円という、この値段 妥当であると思われる方、いませんか?
- nonbay39
- ベストアンサー率20% (759/3623)
ちょうど似たような工事をして、杭38本で85万円ぐらいでした。 条件が同じではないので、参考になるかどうかはわかりませんけど。 ちなみに4年半前に中堅ハウスメーカーなどで建てました。 工事中はどんどん杭が入っていくので眺めとしては楽しかったです。
お礼
早々なる回答ありがとうございます。 やはり、当方のHMは高いようですね。 いっちょ文句でも言ってやりましょうか(w 冗談です。交渉してみます。 他の方、ご意見よろしくお願い致します。
お礼
ありがとうございました。 参考にさせて頂きます。 ちなみにHMはヘーベルではありません。 あまり名の知れたところではないのですが、最近のびつつある会社です。モデルルームを持たない、S県のA社です。