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クロロフィリン
クロロフィルは光活性をしめしますが、クロロフィリンおよび銅クロロフィリンナトリウムは光活性を示さないのでしょうか?銅クロロフィリンナトリウムは400nmの光を照射してもまったく発光しませんでした・・・。
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発光性有機化合物の場合、微妙な電子状態の変化で蛍光が失われることは良くあります。特に、遷移金属イオンを組み込むと、その重原子効果などによって発光が著しくクエンチされます。逆に、重原子すぎると(金、水銀など)、三重項転換によってリン光が強く出ることもあります。白金などの貴金属イオンでも良く見られます。 私もクロロフィリン系色素の電子状態・発光特性は詳しくありませんが、ドナー性置換基をちょっと組み込んだだけで量子収率が桁で変わることはおかしくありません。特にメタルイオンの効果は大きいです。 基本骨格が同じ=光特性も同じというのは早計ですね。