• 締切済み

昭和50年頃撮影されたカラー航空写真の解像力について

昭和50年頃、日本各地で初めてカラー撮影された航空写真に使用されたカラーフィルム自体の解像力はどれくらいだったのでしょうか?どなたかご存じ有りませんか?因みに使用されたカラーフィルムにはKODAK SAFETY FILM とネガの欄外に表示されていますが、メーカーでも資料が無いとの理由で詳細はわからないとの事でした。当時に使用されたカメラ・レンズの種類・解像力はすでに把握しているのですが、現在そのフィルムの解像力だけがわからない状況です。もしフィルムの性能等、ご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教授願います。

みんなの回答

  • inara
  • ベストアンサー率72% (293/404)
回答No.2

>確かに地上15cmの道路センターラインまではっきり写っているのですが、常識的に考えて、スキャナーデータの解像力と同等のフィルム解像力があったと考えていいのでしょうか? 線が1本だけだと、フィルム上でも線として記録されますから、コントラストさえついていれば、解像度未満の常に細い線でも撮影できます(ただし、フィルム上では粒子径で決まる点の集まりになるので、実際より太い線となって写るでしょうが)。解像度の厳密な定義は適切な参考書に出ていると思いますが、複数の明暗ストライプを撮影したとき、フィルム上での明るさの山と谷の比率が、ある限界以下になるストライプ間隔が解像度になると思われます。ただし実際に、解像度に近い明暗ストライプ像が撮影されていることはないので(横断歩道は間隔が広すぎます)、もし、画像上に明らかな点光源の像(具体例は思いつきませんが)があるのなら、その像の半径が、大雑把ですが、解像度の目安になるかと思います。

hideyuki33
質問者

補足

ご回答、本当にありがとうございます!!わくわくしてきました。このレベルの疑問が解決できなくて本当に困っていました。どなたに聞いてもご存知ありませんでした。まさに知りたかったことが回答の中に含まれています。そこで再びお尋ねいたします。   >ただし、フィルム上では粒子径で決まる点の集まりになるので、実際より太い線となって写るでしょうが。   と有りますが、これは簡単に言うとフィルム上の1つの銀板粒子より小さな情報でフィルムが感光すると、その1つの粒子全体が感光してしまうことから、粒子より小さい解像などあり得ないということなのですか?実は上記の内容は、別の質問で投稿しようかと考えていた、そのものズバリの内容です。その内容とは  1.カラーフィルムとは、発色層の各1粒子の大きさよりも小さい感光情報で、1粒子の一部分だけが発色し、1粒子の大きさ以下の発色情報を記録する事は不可能な事でしょうか。もし不可能だとすると、1粒子の大きさ単位でのみ発色情報を記録する事となりますが、その場合は1粒子が発色するかしないかは、例えば1粒子の何%が感光した場合に1粒子すべてが発色するのか。また、何%以下なら発色しないのか、その論理的な条件を教えて下さい。  2.白黒フィルムについても同じく銀板の1粒子の大きさよりも小さい発色情報で、その1粒子の一部だけが発色し、1粒子の大きさ以下の発色情報を記録する事は不可能な事でしょうか?もし不可能だとすると、1粒子の大きさ単位でのみ発色情報を記録する事ができる事となりますが、その場合は1粒子が発色するかしないかは、例えば1粒子の何%が感光した場合に1粒子すべてが発色するのか。また、何%以下なら発色しないのか、その論理的な条件を教えて下さい。 などです。もしご存知でしたら、ぜひ、是非、ご教授願います。それから、  >画像上に明らかな点光源の像(具体例は思いつきませんが)があるのなら、その像の半径が、大雑把ですが、解像度の目安になるかと思います。  との意味が今ひとつわからないのですが、たとえば地上で1cmのキラキラ輝く物が上空に向かって発光していたと仮定し、偶然にもフィルムの粒子1粒だけがその像をうまく感光したなら、ネガ上のその感光点の大きさが解像力だと言うことは理解できます。そういう意味でしょうか?ならば  >その像の半径が、大雑把ですが、解像度の目安になるかと思います。  とのくだりの中で、直径ではなく半径とあるのはどのような理由からでしょうか? 非常に難しい話で申し訳ありませんが、どうぞご回答の程よろしくお願いします。

  • inara
  • ベストアンサー率72% (293/404)
回答No.1

測量や植生調査などのために、国土地理院が全国規模でカラーの航空写真を撮影したのは昭和49年から53年にかけてだそうです[1]ので、その写真でしょうか。民間の測量会社でも航空写真を撮影しています[2]。 国土地理院のカラーの航空写真をスキャナで取り込んだデジタル画像の分解能は最高で10μm ですので、原版の大きさ(23cm×23cm)と縮尺(平野部で8千分1~1万分1)から計算すると、8cm~10cmになるかと思います。どのようなカメラやフィルムで撮影したにしても最終的な写真の画像で解像度を判断されるのが適当かと思います。Webで試験公開されている画像は解像度が非常に低いので、カラープリント[3] や、DVD-Rに記録された画像[4] を購入して確認されるほうが良いかと思います。 国土地理院の写真なら、電話番号とメールアドレスが公開 [5] されているので、そこに問い合わせをされるのが最も正確だと思います。 [1] 2.カラー空中写真 http://www.jmc.or.jp/photodata/gsi.html [2] http://www.jmc.or.jp/photo/index.html [3] カラープリント価格 http://www.jmc.or.jp/photo/gsi.html [4] DVD-R価格 http://www.jmc.or.jp/photodata/gsi.html [5] <空中写真の内容に関する問い合わせ> http://mapbrowse.gsi.go.jp/airphoto/index.html

hideyuki33
質問者

お礼

詳細なご回答ありがとうございます。ご指摘いただいたとおり、国土地理院の空中写真です。プリントも画像データも取り寄せ済みの状態です。国土地理院、カメラメーカー、フィルムメーカーにはすでに問い合わせしております。カメラ・レンズの解像力については55本/ミリと確認しています。写真上の縮尺は高度2100m÷レンズ焦点距離152.28ミリ=縮尺13790分の1なのですが、地上で15cmの道路センターラインまではっきり写っています。レンズの解像力55/ミリとはネガ上の1ミリの幅の中に白56本黒55本の線が解像できるとされていることから、地上距離で言う13.79m(0.001m×13790)の幅の中で黒55本白56本計111本の線を解像していたとすると、理論上白黒の線幅は12cm(13.79m÷111本≒0.12m)となります。これに対しフィルムスキャナーデータの解像力も10μとなっていることから0.00001m×13790=0.1379mとなりレンズの解像力と、おおかた一致します。ただ、フィルム自体がどれだけの解像力を持っていたのか、数値的な裏付けが全く有りません。確かに地上15cmの道路センターラインまではっきり写っているのですが。常識的に考えて、スキャナーデータの解像力と同等のフィルム解像力があったと考えていいのでしょうか?