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勉強に?勉強しに?
・アメリカへ勉強しに来ました。 ・アメリカへ勉強に来ました。 どちらも正しい気がするのですが この両者の違いはなんでしょうか? よろしくお願いいたします。
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- kyouzaiya-k
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Aアメリカへ勉強しに来ました。 Bアメリカへ勉強に来ました。 どちらも正しいと考えます。ポイントは、格助詞「に」の用法にあります。以下は、「日本文法大辞典」から、ご質問に関するところを抜粋したものです。( )内は補注、【 】は強調で、ともに私が補ったものです。また、例文の後の句点は、原文にはありません。 Aについて、 >特に、「行く・来る」などの動作の目的を表す「に」は、(動詞の)連用形につく。 例 本を買い【に】行く。これじゃまるで叱られ【に】来たみたいだ。< 簡単に言えば、動詞の連用形について「~するために」の意味を表す、ということです。ご質問Aの「勉強し」はサ変動詞「勉強する」の連用形ですから、この説明に合致した規範的な言い方であるといえます。 Bについて、 >(体言=名詞について)動作・作用の目的を表す。 例 通りまで買い物【に】出かけました。生活【に】必要なもの。< Bの「勉強」がこの例にあたるのは言うまでもないでしょう。この場合も「~(の)ために」という目的の意味を表しています。 Aが動詞を用いることによって「勉強する」という動作・行為に目的の主眼があるということを表しているのに対し、Bは名詞を用いることで「勉強」という実体を身につけることを目的の主眼があるということを表しているといえます。 しかしそれはニュアンスであって、言おうとしている内容は、AもBもほとんど変わらないと考えます。 文法的な観点からまとめれば、 (1)格助詞「に」には、動詞連用形、あるいは体言について動作・作用の目的を表す用法がある、 (2)「勉強」は、 aサ変動詞の語幹となり、その動詞が連用形となって格助詞「に」が示す目的になり、 b普通名詞(体言)として格助詞「に」が示す目的にもなる、 ということになります。
お礼
自分ももう少し調べてみたんですが ほぼ同じような結論にたどり着きました kyouzaiya-kさんからいただいた回答で更に確信が持てました どうもありがとうございました。