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年金の保険料は何で決まっていますか？
年金問題がいろいろありますが、そもそも保険料って何で決まっているのですか？ 国民年金法、社会保険庁・・・。 知っていらっしゃる方がいましたら、教えていただきたいです。 また、そのことを説明しているサイトなどありましたら、同時に教えていただきたいです。 よろしくおねがいします。
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こんにちは。それぞれの保険料の決め方は、国民年金法と厚生年金保険法で決まっています。特徴は、国民年金の場合は定額（全員、同額）であり、厚生年金の場合は収入に定率（全員、同率）を掛け算して決めます。 国民年金の保険料は、国民年金法の第８７条に定めがあります。「年度ごとの定額×改定率」で算出します。年度ごとの定額は少子高齢化のため毎年、少しずつ増額されていくことが決まっており、平成２９年度以降は１６，９００円で一定します。 改定率というのは「１」を基準にし、原則として物価変動率に連動します。すなわち、物価が上がれば１を少し上回り、物価が下がれば１を少し下回ることになります。つまり、公的年金は民間の年金と違ってインフレがひどいときは保険料が上がる（支給額も同様に上がります）ようにできています。 平成１９年度においては、年度ごとの額は１４，１４０円で、改定率は０，９９７ですから（デフレなので１より小さい）、保険料はこの両者を掛け算し、１０円単位を四捨五入して、１４，１００円です。日本国民全員、この金額です。 厚生年金は、金額ではなくて率が段階的に平成２９年度まで上がってゆく仕組みです。平成１９年度は１４．６％、最終的に１８．３％になります。給与や賞与にこの率を掛け算して、その金額を会社と社員が半分づつ払います。１８．３％とは高いですよね。１０年後には給料の１割近くが天引きされるようになります。 ちなみに、ご存知のことかと思いますが、国民年金の制度は国民を３つのグループに分けていて、自営業、無職、学生などが第１号被保険者、会社員や公務員を第２号、そして第２号の被扶養配偶者（専業主婦など）を第３号と呼びます。 実際に自分で国民年金の保険料を振り込んでいるのは第１号だけです。第２号については、例えば会社員の場合、国民年金と同時に厚生年金にも入っており、上記の厚生年金保険料は国民年金保険料も含んだ金額となっています。 ですので、給与明細には厚生年金保険料としか書かれていませんが、実際には政府の財布（特別会計）の中で、厚生年金から国民年金に資金と記録が移されています。第３号は保険料を払いません。日本中の第２号が（独身者も含め）日本中の第３号の保険料を共同して負担しています。 ともあれ、ややこしい。わかりにくかったら補足で追加にご質問ください。
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国民年金保険料は H17年度に属する月の月分 13,580円×改定率 H18年度に属する月の月分 13,860円×改定率 H19年度に属する月の月分 14,140円×改定率 H20年度に属する月の月分 14,420円×改定率 H21年度に属する月の月分 14,700円×改定率 H22年度に属する月の月分 14,980円×改定率 H23年度に属する月の月分 15,260円×改定率 H24年度に属する月の月分 15,540円×改定率 H25年度に属する月の月分 15,820円×改定率 H26年度に属する月の月分 16,100円×改定率 H27年度に属する月の月分 16,380円×改定率 H28年度に属する月の月分 16,660円×改定率 H29年度以後の年度に属する月の月分 16,900円×改定率 保険料改定率は、名目賃金変動率に前年の保険料改定率を乗じて計算されます。 名目賃金変動率とは、1年前の物価変動率に1年前の実質賃金変動率を乗じて得た率。 厚生年金は被保険者の標準報酬月額×保険料率＋被保険者の標準賞与額×保険料率 で計算します。H19年8月までは146.42/1,000(JR、JT、船員、坑内員を除く) 毎年保険料率は上がり、H29年9月以降は全被保険者183.00/1,000になります。 標準報酬月額は30級、620,000円、標準賞与額は150万円が上限です。 基本的なことからなら下記参照願います。
お礼
回答ありがとうございました。 詳しい説明をありがとうございます。
お礼
回答ありがとうございました。 厚生年金は、物価スライド方式ではないんですね。 勉強になりました。 それにしても、年金って複雑ですよね。もうちょっと、分かりやすい制度にして欲しいものです…。