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光の屈折の関係で月が3個見える現象
光の屈折の関係で月が3個見える現象があるそうですが、これは何という名前で、いつ見ることができる現象なのでしょうか? 小説を読んでいたらこういう現象が出てきたんですが、事実か否か・・・。 どうぞ教えてください。
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幻月と幻日は、確か見える原理は同じで、幻日の場合は、太陽の反対側の方向に一つ見える場合もあったと記憶しています。 以下のURL1のページでは、図がありますが、これによれば、幻日・幻月は、全部で5個がありえることになります。太陽の左右22度と、左右120度、そして、丁度反対側です。更に、90度の幻日・幻月も理論的に考えられるとのことです。 また、太陽や月の回りには、量(「かさ」・内と外があります)や、アークや、垂直柱や、色々なものができ、タンジェント・アークが、太陽・月の上下に出現する幻日・幻月のように見えることもあるようです。 その結果、太陽が五個あるとか、7個あるとか、9個あるとか、複数の太陽(月)があるという伝承が、世界各地に伝わっています。中国でも、9個の太陽が昔あり、英雄が、そのうち8個を射落としたという伝承があります。 こういう現象は、大気の上空に六角晶系の形の氷の粒ができた場合、この六角柱形の結晶に、太陽や月の光が反射したり、屈折したりして、色々な複雑な現象が起こるのです。六角晶系というのは水晶がそうで、六角柱の形の結晶です。 当然、大気がかなりに低温でなければならず、冬だという条件がつきますが、しかし、参考1のページでは、8月にも、この氷の結晶の結果起こる現象の写真が撮影されていますから、冬には限らないのかも知れません。 条件としては、やはり、大気上空で、六角晶系の氷ができるような温度で、それはかなり低温ですから、冬が可能性としては高く、また、大気が澄んでいないと、微妙な現象は観測されにくいので、明るく澄みきった、冬の夜が、幻月の見える条件となるでしょう。 (太陽・月の高度が、60度以上になると、幻日・幻月は理論的にできないとされています.従って、あまりに高いところには見えないことになります。また稀に、太陽や月本体と同じぐらいの明るさの幻日・幻月が見えることがあるそうです。普通は、もっと小さく、円の形をしていないこともあるのです)。 >参考1:日暈 ハロ >http://www2s.biglobe.ne.jp/~kanai/kagakukan/kisyou/arc.htm >参考2:幻日・幻月 >http://www.asahi-net.or.jp/~cg1y-aytk/ao/parhelia.html >参考3:Y.AYA's Garden - ... - AO.Museum - Perhelic Circle >http://www.asahi-net.or.jp/~cg1y-aytk/ao/parhelic.html
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- koyuki2001
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幻月(げんげつ)というそうです。 太陽の場合は幻日(げんじつ)です。 寒くて空気が澄んだ日に、上空にできた氷の結晶に月光が 反射することによって起こる現象らしいです。 参照URLの写真を見た限りでは、 あんまり「月が3つ」て感じではないですが(汗)
お礼
写真は綺麗ですけど、たしかに、月三つって感じじゃなかったですね(笑)。想像と違う・・・(笑)。 でも、参考になりました。ありがとうございました。
お礼
ものすごく詳しい解説、ありがとうございました! 感激です! 知りたかったこと以上のことがわかりました。 URLがとても参考になりました。