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代謝性アシドーシスの呼吸性代償について
カテゴリにそぐわないかも知れませんが、 「代謝性アシドーシスでは代償的に過換気となる」 ということに関して、質問があります。 C02 + H20 ⇔ H+ + HCO3- 上の平衡において、 例えば糖尿病性ケトアシドーシスや 尿細管性アシドーシスtype Iのように H+が蓄積するような事態では、 平衡は左に移動しCO2が上昇して 代償的に過換気となります。 ここで、呼吸調節は血中の(H+やHCO3-でなく) CO2の濃度を感知して行なわれると聞きました。 しかし、尿細管性アシドーシスtype IIのように、 まずHCO3-が低下して起こるアシドーシスでも 過換気は起こるのでしょうか? この場合、そもそもアシドーシスをきたすのは HCO3-の低下によって上の平衡が右に移動するからだと思うのですが、 もしそうならCO2(分子)は低下するので 過換気とは逆になるような気がするのです。 このあたりの正しい機序を教えていただけないでしょうか。
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この方面はあまり詳しくありませんので、一般人としてお答えいたします。 代謝性アシドーシスは分子中のHCO3-が低下する状態です。これには糖尿病性ケトアシドーシスや乳酸アシドーシスのような酸産生増加によるものと、尿細管性アシドーシスのように酸排泄障害によるものがあります。 Henderson-Hasseibaichの式は以下のようになっています。 pH=6.1+log〔HCO3-〕/0.03Pco2 HCO3-が低下すれば、Pco2を下げる代償的な呼吸性アルカローシスを起こさないとpHは一定に出来ません。故に過換気が起こって良いと思います。
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- yamahaseca
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>H+が蓄積するような事態では、 >平衡は左に移動しCO2が上昇して >代償的に過換気となります。 と書かれておられますが、そもそも、代謝性アシドーシスに対する過換気は、二酸化炭素が増えるからでは無いのでは? 単純に、下がったpHを少しでも正常にするために血液中の二酸化炭素を減らしているのではないでしょうか?
お礼
呼吸性代償の実際の機序はCO2ではなくH+に反応している、ということになるのでしょうか。もう一度その部分を詳しく調べるべきですね。ありがとうございました。
お礼
実際にH+排泄障害の場合に比べて、HCO3-再吸収障害の場合には呼吸性代償がままならず予後不良である、といったことは聞かないので、やはりhubbleさんのおっしゃる通りなのでしょうね。「合目的」という観点と実際の機序との間を埋めるのはなかなか難しいです(^^;) ありがとうございました。