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有機化学って・・・
現在理学部化学科の3年生で進路を考えているのですが、 大学院に行くなら有機合成系に行きたいと思っています。 先日なんとなく河合塾が出している理系の最先端(←たしかこんな感じの名前・・・)って本を見たのですが、有機化学の最先端はだいたい薬学部の有機系研究室でした。有機化学って薬学部が発展しているのでしょうか?? あと、まぁ、有機化学が好きなだけで実はあまりその世界の事を知りません・・有機化学は薬や高分子材料以外にどんなことに使われているのでしょうか。 アドバイスをお願いします。
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有機化学と薬学は密接な関連があります。そもそも有機物の定義は動物の体内で代謝生成物として得られるもの という定義もあるくらいですから。(ほかの定義もあります。) 有機化学の真髄を一言で言い表すと、 天然化合物の全合成 となります。天然に存在するものを、人の手で合成しよう というのがこの学問の根底です。当然、有機化学がなければ薬学という学問も成り立ちません。 有機でも応用よりになってくると、 ・天然物の一部を変えたものを作ってみたい ・なにか機能性のあるものを作りたい とエスカレートしていきます。 薬、高分子材料以外・・・ 有機EL、有機伝導体、触媒 こんなとこかな・・・
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答えとは違いますが・・・・ 私は院生のときに統合失調症になってドロップアウトしてしまいましたが、有機合成は面白いですよ。ただし、実験が好きでないとつとまりません。ノーベル賞をとった野依氏のように実験好きじゃないと、あまりおすすめしませんが。朝から晩までです。 ちなみに私は農学系(農芸化学系)の有機化学教室でした。テトロドトキシンとかトートマイシンとかシガトキシンとかの全合成をもっぱら主テーマにしていた研究室です。(ここまで書くと、有機合成知ってらっしゃる方には分かるでしょうけどね。)私はちょっと違う合成やってましたが・・・。 ちなみに、知ってらっしゃるかもしれませんが、面白いサイトです。↓
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これ本出ましたよね!この前本屋で見ました。 今はテスト期間中なので落ち着いてから読みたいと思います。 ありがとうございました!
>有機化学の最先端はだいたい薬学部の有機系研究室でした。 河合塾にしては恐ろしく稚拙な論調ですね。 有機化学、特に合成の分野は、工学部、理学部が中心と言えると思います。それ以外に、薬学部、農学部がくっついているという感じでしょうか。 著名な先生の所属も理学部や工学部が多いです。また、薬学部教授として活躍している人でも、出身は理学部と言うことも多いです。 学部によって、多少のスタンスの違いはあるでしょうが、共通する部分も多いです。 参考URLに有機化学に関する興味深い話が山のように載っており、参考になると思います。
お礼
このサイト良いですね! 今後よく見そうです。 ありがとうございました。
- Willyt
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有機物というのはCO2 COを除く炭素化合物の総称ですが、元は生物が作り出す化合物ということでした。ところが有機物を合成できるようになって、その定義が変ったという経緯があります。従って、有機化学は何も合成されたものだけを扱う学問ではなく、生体が作り出す化合物全体を取り扱う学問です。従ってバイオなどもその範疇に入って来ますからいるいろ面白い部門が沢山あるのですよ。面白い学問の分野ですから、そちらの方に進むのはいいことだと思いますよ。
お礼
ありがとうございました。
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ありがとうございました。