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質問者が選んだベストアンサー
ご質問のうち主に言語についてお答えします。 アイルランドも含めた場合のブリテン諸島における言語は、 アングロ・サクソン系とケルト系に大別されます。 前者の代表は、もちろん英語です。 後者には、ウエールズ語、スコットランド・ゲール語、アイルランド語（アイルランド・ゲール語）があります。 これらはアングロ・サクソン侵入の前のケルト民族の言語が進化してできたものです。 さらにブリテン諸島のケルト系言語はゲール系とブリティッシュ系に分けられます。 それぞれの祖語ですが、前者はアイルランドとスコットランドで、 後者はイングランドとウェールズのブリテン島主要部で話されていたと言われています。 スコットランド・ゲール語とアイルランド語は共にゲール系の仲間です。 アイルランドにいたゲール系ケルト人の一派スコット人がスコットランドを制圧したので、 互いの根っこは同じで、言語的には比較的近いようです。 しかし、この二つの言語を使用する人間は今はほとんどいません。 それぞれの地域の人口の数パーセントにもなるかならないか程度で、 大半の人間は英語しか出来ません。 ウェールズ語は、ブリティッシュ系で、アングロ・サクソンの侵入以前から ブリテン島に広く定住していたブリトン人の言語の末裔です。 これはフランスのブルターニュ語とかなり近い関係にあるようです。 アングロ・サクソンなどの圧迫から逃れて、大陸のブルターニュに移った一派もあったためで、 今でもブルターニュ語とウェールズ語は互いに相互理解が可能と言われています。 ウェールズ語は日常生活でも使われており、ウェールズの人口の約20%が母語にしているそうです。 ウェールズでは道路標識なども英語とウェールズ語の二つで標記されています。 マン語やコーンウォール語というケルト系言語もありましたが、今世紀に消滅しました。 英語にもたくさんの方言があります。 イングランドでも標準英語(RP)を話すのは、数パーセントに過ぎません。 後はそれぞれの地域方言・階級方言を話しています。 英語の地域方言で代表的なのはアイルランド方言とスコットランド方言です。 スコットランド方言はかなり独特なもので、私などはほとんど理解できません。 もともと古英語のノーサンブリア方言がスコットランド・ゲール語の影響を受けて、 形成されたもののようで、スコットランド語と呼ばれることもあります。 （スコットランド語と言った場合は英語の一派を指していますので間違えないで下さい。 アイルランド語と言ったらケルト系の言語を指すのに紛らわしいですね。） アイルランド方言は英語の一派です。これもまたイングランドの英語とはかなり違いますが、 経験的ににスコットランド語より理解しやすいように感じます。 （これは全く根拠はないので、あまり信用しないで下さい。） 大雑把ではありますが、言語状況について概説させてもらいました。 長くなりすぎて失礼しました。
その他の回答 (2)
- Ambition
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＃２です。 参考文献： 松浪有（1995)『テイクオフ英語学シリーズ１：英語の歴史』大修館書店 英語史が主体なので関係のないところが多いですが、方言の成立過程などが分かります。 言語畑の人間なので、文化全般についての図書はあまり知れませんのでこの程度で…m(_ _)m 参考サイト： http://www.uknow.or.jp/uk_now/what/docs/literature.htm 初歩的なことしか書いていませんが、少しは役に立つでしょう。 http://www.koiwascotland.plus.com/scot/japanese/fudangi.html スコットランド限定ですが、なかなか詳しいです。 http://www.sm.rim.or.jp/~jogama/inn/nihon/jap1.html 初歩的なアイルランド紹介をしています。 http://www.ne.jp/asahi/celtic/quilt/ ケルト系文化を紹介するサイトです。Dicotionaryが便利です。 以上、役に立つかどうかは分かりませんが、参考にして下さい。
以下の参考ＵＲＬが参考になりますでしょうか？ 「ウェールズ語」 ◎http://www.ritsumei.ac.jp/kic/ja/lex/96-6/SUYAMA.HTM （イギリスのネイション・国民国家・主権国家の形成とその特徴） ご参考まで。
お礼
Ambitionさん、言語について、教えてくれてありがとうございます。 何か参考本とか、インターネットとかありませんか？ ブリテン諸島の言語・文化についてA4レポート用紙２枚以内なので・・・