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殺戮にいたる病を読んだ方教えてください。
昨夜、読み終わったのですが疑問が残ります。 疑問と言うよりどこでどう間違った解釈をしてしまったのか。 蒲生稔はずっと大学生だと思っていました。 そして稔の母が雅子だと思っていました。 結末までずっと思い込んでいたもので最後は「えっ!」という感じでした。 ホテルの死体は長男信一、自宅では母容子の死体。 雅子の子供は信一と愛? 雅子の旦那は稔? 稔の母は容子? 雅子は息子を連続殺人事件の犯人だと思っていた。 息子のゴミ箱からビニール袋に包まれた血、庭からビニール袋に包まれた肉塊。 息子ってことは信一? 何を勘違いしたのでしょうか? 教えてください。
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『殺戮にいたる病』はまさに、kirin-2007さんが思うように 読者を誘導して、最後の一文でひっくり返すことを 作者が意図して書かれた作品なのです。 kirin-2007は、見事に作者の術中にはまったと言うわけです。 私もその一人ですが。 たった一文でそれまで「見えていた世界」がガラリと様相を変えるという点で、 とても気持ちよくだまされたと思っています。 叙述ミステリーの中でも、高評価されていい作品だと思います。
- pasa0107
- ベストアンサー率23% (6/26)
ミステリーとは特に作家にとって難儀なジャンルで、たとえ文章が良く書けていても、メイントリックがショボかったり、既出のものに似ていたりするビシビシ叩かれてしまいます。 で、何十年にわたって何百(何千?)人もの作家さんがあの手この手を考えた挙句、物理的なトリック(密室殺人・アリバイ工作等)はかなり行き詰まってきてしまいました。 そこで戦略変更。叙述トリックの登場です。それ自体は昔からありましたが、モノ(物理トリック)を発明するのではなく、コトバ一つ(読者を騙すうまいウソ)で済むお手軽さ(は言い過ぎか…)が受けてか、今や日本ミステリー界では叙述トリック花盛りであります。 試合のルールが変わっている(犯人が探偵や警察を騙す→作者が読者を騙す)ので、最初の1回は必ず「なんだこりゃ」となりますが、その存在を知ってしまえば、No2さんのおっしゃるような、「ああっ、そうだったのかあ!」と言いながら、思わず最初から読み返してしまうというような、爽快な騙され感を味わえる世界が、あなたの目の前にひろがっております。 うーん、確かに具体的な作品紹介はむずかしいですね。でも、いい作品は叙述トリックがあると知っていても十分やられた感が味わえると私は考えます。 と言うわけで、綾辻 行人氏の館シリーズ(やはり「十角館の殺人」から)をぜひ。
お礼
ありがとうございました。 勉強になります。 今、ハサミ男を読んでます。 これもひょっとして叙述トリックだったり・・・。 十角館の殺人読んでみます。 そして、まんまと騙されたいと思います。
- tibibaba
- ベストアンサー率100% (1/1)
それは、作者が読者に仕掛けるトリックで、叙述トリックと言います。 「殺戮~」はkirin-2007さんが感じたように、私も、もやもやが残るだけという印象でした。 だまされたことが爽快に感じるような良質な叙述物も沢山あります。 でも、「この作家のこれは叙述物だよ」ということは完全なルール違反なので、ここでご紹介できないのが残念です。
お礼
ありがとうございました。 「叙述トリック」恥ずかしながら初めて聞きました。 ミステリーは初心者なもので・・・
- sirabe-s
- ベストアンサー率10% (1/10)
こんにちは。 殺戮にいたる病、読んだことあります。けっこう前に読んだことと、手元に本がないということで、覚えてる限りのお話しかできないのが申し訳ないんですが・・・。 多くの読者は稔を雅子の息子と思い込んでしまい、ラストシーンで「どういうこと!?」となる話でしたよね。 実際は、稔は大学教授で、雅子は稔の妻。信一が稔と雅子の息子。稔=雅子の息子・大学生と思わせるところがこの作品のうまいところだと思います。私も質問者様同様すっかり騙されました・・・。
お礼
ありがとうございます。 ミステリーは初心者なもので驚きました。 そして騙されたことに感動しています。 すごい!って。
お礼
ありがとうございます。 ミステリー初心者なもので まさかこんな騙されかたがあるなんて!!! 驚きでした。 これからもたくさんのミステリーを読んで騙されたいと思います。 この作品は忘れられない一冊になりそうです。