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殺戮にいたる病について(ネタバレです)
今日2時間程時間が出来たので、本屋で以前から 読みたいと思っていた我孫子さんのこの本を立ち読み しました。 流し読みの部分もあったせいか、読み終わってしばらく 経った今もなんだか狐につままれたような感じです。 再読もできなかったので混乱してます^^; 犯行を行ったのは稔の父なわけだけど、あの心理描写も 全部父なのか?最後に刺されたのが稔(息子)なら、 最初のエピローグにいたのは父?雅子は夫の 犯行に気づいていたという事?それとも全く気づいて いなかったのか?というか稔だと思われていたのが 父だとしたら、稔の出番はほとんどなかったって事か・・ あ~わからん! 詳しい方、ぜひ説明してください・・・ 十角館を読んだ時は、その意味がすぐ理解できた のに(笑)
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もう4年ほど前に読んだので細かい所までは覚えていませんが、多分稔(息子)の登場はラストのほうで親父の犯行を止めよう?としてたところだけだったと思います。そこまでの心理描写の部分は多分全部親父のです。親父のとして辻褄の合わない部分はなかったと思います。 この物語は印象にのこってましたので、多分そうだったと。
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まず稔は息子ではなく父親のほうです。 息子の名前は信一です。 最初のエピローグも犯人の心理描写も父、稔のものですね。 妻の雅子は夫の犯行に最後まで気づいていません。 息子の信一は父親の犯行に感づいて、切り取った性器の一部やビデオを自分の部屋に隠し、父親の犯行をなんとかとめようとします。しかし息子の部屋からこれらの物を見つけた雅子は夫ではなく息子が殺人犯ではないかと疑います。 ストーリーの中で犯人は学生か大学関係者であることを匂わせる描写がたびたび出てきます。 そして雅子は大学生の息子を疑っている。 ここで読者は 犯人=雅子の息子の大学生で名前は稔 と思ってしまいます。 ところがどっこい 犯人=雅子の夫の大学教授の稔 だったことが最後の一ページで明らかになります。 息子の信一は雅子の描写の時に何度も出てきています。 信一は犯人が大学生の稔だと思わせるトリックの役目を果たしてるんです。 なんだか分かりにくい説明になってしまいましたが、こんなカンジです。
お礼
ありがとうございます。 犯人が、当たり前のように息子だと思ってしまうような 描写はさすがだと思いました。あれにダマされない人 っているのかな。しかも、それを最後の最後まで ひっぱるのもすごいですよね。 でも今思えば、親父と犠牲になった子との会話は ずるいなぁ~、なんて思っちゃいます^^; 謎が解けてスッキリです。
お礼
ありがとうございます。 息子、親父の異常に気づいて、必死でそれを母親に 隠そうとして頑張ってたんですね・・・(泣) 最後の説得シーンも、刺されてしまい・・・なんだか 気の毒です。 あのお話は、確かに印象に残りますが何度も読み返したい と思うタイプではありません(笑)気持ち悪くなると いうより、私の場合あの親父に腹たってしまいました。 謎が解けてスッキリしました!