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新築の際屋根の「谷」は雨漏りの原因になるので避けるべきか
住宅メーカーで新築計画を進めています(木造軸組工法)。間取りの関係から、切り妻の屋根のほぼ中央部に7メートルくらいの「谷」ができています。角度はいずれの屋根においても45度くらいの方向で、両屋根に降った雨の相当量がこの「谷」に流れ込みますが、住宅関係の本の数冊に「谷」は雨漏りの原因になるので避けるべきと書かれています。もっとも、住宅メーカーの担当者に尋ねると、施工をしっかりするので問題ないと言われました。「谷」ができないような屋根の図面も検討してもらいましたが、寄棟を半分で切ったような形状になり、正面からは大きい切り妻の良い形なのですが、左右から見ると不恰好になります。やはり、「谷」はさけるべきでしょうか?
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谷樋について、屋根施工側からの意見を言わさしていただきたいと思います。 図面を見たわけではないのでしっかりしたことが言えませんが、切妻の屋根と切妻の屋根の間に谷樋があってそこの間の7メートルの谷樋のことを心配しているとのことと思います。 施工側からすれば、できればこのような谷樋(箱樋)はなくしていただきたいのが本音です。 私どもでは、デザインよりも安全性を重視したいからです。 なぜなら通常施工がしてあっても外的要因で雨漏りが多いのです。 よくあるのが、鳥の巣が落ちてドレン(樋の落とし口)がつまる。スーパーのゴミ袋が風で飛んできてつまる。落ち葉が積もってつまる。等あります。また、雨漏りだけではなくて結露にも注意して施工する必要があります。 こういった雨漏りは、外的要因になるため補償対象外になります。 どうしても谷樋が必要で勾配が少ししかとれない場合は、通常のV谷樋よりも雨量的に多い雨にもたえる箱樋に変えること。 とくに雨が集中する場所には有効です。 樋の落としは出来れば左右2箇所とること。 板金の箱樋に結露対策を考えること。 ドレン周りにゴミつまり対策のよりドレンより一回り大きい網等をつけること。 定期的に樋の内部を掃除すること。などです。 ご参考になりましたでしょうか。
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- kkknagisa
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ほとんど変わっていませんが、書きかけで投稿してしまったので、再度です。すいません。 谷には、水が集まりますし、どうしても「水を受ける」形になってしまいます。しかも、瓦にせよ鉄板にせよ、加工や納まりが他の部分より面倒になりますので、他の部分よりも雨漏りの原因になる危険性は高くなります。しごく当然のことです。 が、そこから必ず雨漏りするかというと、そうでもなく、メーカーの言うように「きちんとすれば問題ない」場合の方が多いと思います。この、「きちんと」が問題ではありますが。 個人的には、そうした危険性も知りつつも、プランやデザイン的に出来てしまう時には、谷を作ってますね。 その危険性から、不自然な屋根の形にしたり、プランを変えるまではしません。そこまで危険視する必要は無いかと思っています。
お礼
非常に適切かつ率直な回答をいただきありがとうございます。HMの担当者も同じ考えなのだと思います。 ただ、現場の施工はHMが下請けに出す大工さんがやってくれるわけで、「きちんと」がどうなるかわかりませんので、「危険性」はできる限り小さくしたいと思うのです。 おそらく、いただいたこの御回答以上の答えはないのかもしれませんが、判断に迷います。 「谷」を作らないプランが「不自然な屋根の形」になるかどうかや、No.2の方から指摘をいただいたとおり、「谷」は樋の先から大量の雨水が出るという点も合わせてさらに検討したいと思います。
- kkknagisa
- ベストアンサー率52% (220/418)
谷には、水が集まりますし、どうしても「水を受ける」形になってしまいます。しかも、瓦にせよ鉄板にせよ、加工や納まりが他の部分より面倒になりますので、谷部分よりも雨漏りの原因になる危険性は高くなります。 が、そこから必ず雨漏りするかというと、そうではなく、メーカーの言うように「きちんとすれば問題ない」場合の方が多いと思います。この、「きちんと」が問題ではありますが。 個人的には、そうした危険性も知りつつも、プランやデザイン的に出来てしまう時には、谷を作ってますね。 その危険性から、不自然な屋根の形にしたり、プランを変えるまではしません。そこまで危険視する必要は無いかと思っています。
お礼
お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。No.6の方に追加の質問をさせていただくのに気を取られていました。 結局、kkknagisa様の御回答のとおり、「谷」のある家を作ることになりそうです。樋には落ち葉などのゴミが詰まらないように注意していきます。ありがとうございました。
- reesyoku
- ベストアンサー率16% (4/24)
もしも積雪が予想できる地域でしたら、「谷」は作らない方がよいかと思います。
お礼
ありがとうございます。 積雪は全くない地域です。
豪雨時でも大丈夫なように十分な断面の樋を考えてください。 漏った下が部屋だったりすると・・・・・・泣きます。 経験談 私のところ、古い家の時、2箇所谷樋がありました。 1箇所は20*20cmの樋でしたが、あまりの土砂降りのため樋が詰まり溢れたことがありました。 下がコンクリートの土間だったので被害は無かったですが、下に置いてあっ洗濯機が一晩滝?に打たれました。ハハハッ もう1箇所は、銅板の谷樋でしたが、屋根の勾配が緩いため断面がとれず瓦の下まで雨が長年浸透したのでしょうねえ? 10数年後には銅板の境が腐り雨漏りがするようになりました。 そこも下がコンクリート土間の通路だったので家の中に被害は無かったですが・・・ 下が部屋の場合、年月が経ったら十分にご注意を。
お礼
早速ありがとうございました。 樋が詰まることのないようにしなければなりませんね。ただ、屋根ですから、詰まっているかどうかはわからないので・・・。 勾配も大事なのでしょうね。定期的な点検も必要になるのでしょう。
あまり問題となりません。 けれども谷部分の雨を受ける樋部分には注意が必要です。 お書きになったように雨水が集中しますから、樋からあふれて下にジャバジャバ落ちてくることがあるのです。 谷部分の方向や雨水の集まり具合は雨漏りの有無ではなくとも重要です。
お礼
非常に有益な御指摘をありがとうございました。 樋から落ちる雨量が一点に集中することは全く御指摘のとおりだと思います。当方の家は、樋から溢れた雨がベランダに落ちてくる可能性が高そうです。この点も十分検討したいと思います。
我が家は質問者さんと同じような谷が4面あります。玄関を中央に左右対象形に飛び出たドーマーが長さ5m程度谷を作ってしまいました。 しかも、大屋根はほぼ90度の切妻屋根なので、谷も急勾配です。 しかし、雨が漏ることはありません。銅板で谷樋を作って有りますし、当然それなりの養生をした上に瓦を載せています。 何十年経てば、雨漏りすると言う人がいますが、万一その谷樋からの漏れであれば、HMも補修はしてくれます。 勿論、谷樋からの雨漏りの心配が皆無と言うことではなく、心配になさることもないでしょうと言うことです。
お礼
早速ありがとうございます。雨漏りがすぐにわかればまだよいのですが、天井から下に染み出ないため雨漏りにはなかなか気づかず、しかし、天井裏までの木はそこまで染み込んだ雨水で腐食していくというようなこともあるのではないかという心配もしています。 なお、なかなか的確な説明をしにくいのですが、私が質問で「45度」とお話したのは、屋根自体の角度ではなく、各屋根を平面で見たときに「谷」が各屋根の底辺(水平線)と作る角度のことです。
お礼
御回答ありがとうございました。補足の質問を出させていただき、気がついてくださるのを待っておりましたが、結局、HMの提案どおり、「谷」のある屋根を作ることになりそうです。樋の点などは十分注意を払いたいと考えています。
補足
まさに目から鱗の回答をいただきありがとうございます。追加でいくつか教えていただければ幸いですので、よろしくお願いします。 まず補足しますと、谷は、東西側の勾配約35度の切り妻屋根と南北側の勾配約32度の切り妻屋根がほぼ直角に交差してできています。その谷の下端は東西側屋根の下端の水平な樋と交差し、その交点から西に約1.5メートルの位置にドレンが設けられるはずです。 ところで、(1)ドレンが詰まってきた場合は、上記のようにドレンの東側に水平の樋が1.5メートルあっても、谷樋の流れが悪くなって谷樋から雨漏りする可能性があるのでしょうか?水平の樋から下に溢れ出るので、それよりも上方にある谷樋まで詰まってくることはないというのは楽観的すぎるでしょうか? (2)この場合、谷樋を作らずに尾根だけの屋根の形にすれば、樋は概ね屋根の底辺外周のみになるので雨漏りの危険性は減少するという理解でよいのでしょうか? また、(3)樋の結露というのがわからないのですが(雪はまず降らない地域です)、谷樋を作らなければ樋の結露を心配する必要はないということなのでしょうか?