- ベストアンサー
債務超過とは何でしょうか。
最近はよく,会社が債務超過になり,倒産したとの記事を見かけますが,債務超過とは,何でしょうか。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
会社というのは資本金を元手にスタートします。 資本金:1億円とすると スタートの時点で 資産:1億円(現金) 負債:なし ------------------- 差額:1億円 ですね。 3億円の借金をして商品を仕入れます。 資産:4億円(現金:1億、商品:3億) 負債:3億円(借入金) ----------------------- 差額はまだ1億円です。 仕入れた商品が4億円で売れました。 資産:5億円(現金) 負債:3億円 ----------------------- 差額が2億円に増えました。 普通はこうして差額(=自己資本)を増やしていくのですが、 もし商品が1億円でしか売れなかったら 資産:2億円(現金) 負債:3億円 ------------------------- 差額が-1億円マイナスになってしまいましたね。 これを債務超過というのです。 この場合でも手元には2億円の現金があるわけで、この範囲で営業活動を行い、業績の回復を図ることは可能です。もちろん追加融資してくれる銀行があれば、従来のような積極的な営業を継続することも可能でしょう。債務超過になったからといって必ずしも倒産するとは限りません。 もちろん異常事態であることは間違いないですし、緊急に対策を講じる必要があります。
その他の回答 (4)
- tnt
- ベストアンサー率40% (1358/3355)
資産よりも借金(負債)の多い会社です。 そのまま会社の商売を辞め、資産を全部売り払っても 負債を返すことが出来ない状態です。 この場合、普通は銀行はもう貸してくれません。 担保となるものが無いからです。全部売り払っても 今までの借金を返せないのですから、 何を担保にとっても担保不足です。 しかし実際には、 今後の見通しが良い、今までのお金を返してもらうためには 会社に立ち直ってもらわないといけない等の理由で 銀行が(事実上無担保に近い形で)融資している場合もあります。 この融資を引き上げられると.... かなりの確率で、即、倒産します。
お礼
私の知り合いの会社でも借金が多く,たぶん債務超過になっている感じです。かなりやばい。融資を引き上げられると,倒産もありうるなど,大変勉強になりました。 今後の自分の会社の運営にも,十分気をつけていきたいと思います。 ありがとうございました。
- oyan
- ベストアンサー率30% (51/168)
まず最初に 資産=負債+資本 です。 したがって、会社の資産をすべて処分すれば、負債は十分返済できるのです。 ところが、この公式が成り立たないケースが発生しています。 債務超過とは、会社の資産をすべて売り払っても、負債(借金など)を返済できない状態をいいます。 この原因の一つに、所有している土地が大幅に値下がりして会社帳簿に記載されているほどの価値がないとか、あるいは大きな売掛金が焦げついてしまった、また他の会社の債務保証をしていてその会社が倒産して、その借金まで背負うことになった、などがあげられます。
お礼
よく理解できました。 借金も,総資産に対するある割合以下にしないと,やばくなる恐れが出てくるのですね。 今後の会社運営にとって,大変参考になりました。 ありがとうございました。
- kensaku
- ベストアンサー率22% (2112/9525)
簡単に言うと、資産よりも借金の方が多い状態。稼ぐ金額よりも返済する金額が多い、というような状態です。
お礼
理解できました。 個人についても,資産より負債が大きくなると,債務超過になるのですね。こうなると,個人破産になる。 極力,借金はしないように気をつけたいと思います。 ありがとうございました。
- Singollo
- ベストアンサー率28% (834/2935)
資産の総額より負債の総額が多い状態です ここで『資産』と呼ばれるものには現金、預金やモノの他に債権(借金を取り立てる権利)なども含まれます 金融機関がバブル期に貸し付けた債権には全額返済はとても期待できないものが沢山ありますが、これらの多くが貸したときの価値のまま帳簿に載せられています これを実際に返済が期待できる額に修正すると債権が激減し、金融機関が債務超過や資本過少な状態になってしまいかねないからです これが、いわゆる不良債権問題です
お礼
なるほど。資産の中で,評価額が小さくなると,純資産(自己資本)がどんどん小さくなっていくのですね。 不良債権の意味合いも理解できました。 ありがとうございました。
お礼
実によく理解できました。 債務超過の会社とか倒産した会社は,借金が非常に大きいですね。 企業運営をする上で,極力借金をしないことが大切であることが理解できました。(但し,発展段階での投資は重要であり,最小限の借り入れ金は必要と思いますが) 大変ありがとうございました。