#1です。
ジークムント・フロイトだとかピエール・ジャネだとかいった
常識的な回答がほかの方から寄せられることを予想して
先の回答ではあえて毛色の違った人物をご紹介したのですが,
質問者さんのニーズに合っていなかったでしょうか?
精神分析の祖ジークムント・フロイトを差し置いて
カール・グスタフ・ユングやジョセフ・マーフィーの名前を挙げていらっしゃるので,
ひょっとすると自己啓発だとかスピリチュアルだとかへの関心から発した御質問なのかもしれませんね。
「潜在意識」に相当する欧米語は“subconscious(-ness)”だと思いますが,
これは学術的文脈では「下意識」と訳されるのが普通です。
この「下意識」はフランスの心理学者・精神病理学者ピエール・ジャネが広めた概念で,
フロイトによる「無意識」や「前意識」の提唱に先立つものとされています。
さらにジャネやフロイトの発想は
2人の共通の師であり19世紀における催眠研究の大家であった
シャルコーにその起源を求めることができるでしょう。
さらに遡れば,神経睡眠説のブレイド,動物磁気説のメスメル・・・ときりがありません。
このあたりの事情について詳しく知りたいのなら,
エレンベルガー(エランベルジェ)の『無意識の発見/力動精神医学発達史』(上・下)が参考になると思います。
大著ですが,潜在意識について本格的に学びたいのなら一度は目を通してみてください。
お礼
学問として学びたいというよりは成功哲学に興味があったのです。 成功哲学本には「潜在意識」と言う言葉がよく出てきますので、詳しく知りたかったのです。 詳しくと言っても「興味」の範囲内ですけどね。 恐れ入りますが、締め切りはもう少しお待ちください。 ご協力、ありがとうございます。