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携帯電話の疑問
私は、趣味で携帯電話の雑誌を読んでいます。 デジタル携帯電話では、1.5ギガヘルツ帯の周波数が用いられている。 と書いてあるのですが、この1.5ギガヘルツ帯の「帯」とは、 どういう意味なのですか?
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電波を利用して信号などを送る場合、伝送方式によって、ある幅のある「周波数帯」を必要とすることがあります。 例えば、ラジオのAMとFMは、実は、伝送原理が違っています。AMは、或る特定の周波数の電波を送っています。この周波数が決まった電波のなかで、「振幅」の変化に信号を載せています。 他方、FMは、特定の周波数の振幅変化を使っているのではなく、Frequency Modulation(周波数変調=FM)と云い、ある周波数の範囲(帯域)のなかで、例えば、2200キロヘルツから2240キロヘルツのあいだの40キロヘルツ分の周波数の電波を全部使い、どの周波数の電波の強度が強いかということで、信号を送ります。 AMと違って、FMの方が、広い情報伝達媒体を使っているので、より精密な情報を送ることができ、FMの方が、AMよりも音質などが良いのです。 このように、FMなどだと、最初から、ある幅の周波数帯を、その情報伝達に使っています。また、AMの場合でも、特定周波数で信号を送っていると云っても、すぐ近くの周波数で、別の信号があると、「混信」が起こりますから、混信しないように、法律で、AM放送局の発信電波の周波数には、割り当てが行われています。ある程度、周波数が離れていないと、許可されません。 つまり、AMでも、混信を防ぐため、実際の電波は、特定の周波数で送っていても、その前後の周波数帯を、混信防止のために、そのAM放送専用の周波数「帯」として確保しています。AMや短波で混信が起こる場合は、大抵、韓国とか中国の電波の混信です。 日本国内では、日本の法律で、電波の周波数割り当ては決められますが、外国にまで、それを強制できないので、混信が起こるのです。 また、TV放送などは、何故か、日本全国で、「6」チャンネルしかありません。これはVHFの場合で、UHFはもっとたくさんありますが、VHFは、1から12までチャンネル番号がありますが、一つの地域で受信できる最大チャンネル数は、6個です。 何故、6個かというと、VHF電波帯のTV放送は、情報送信に、FM以上のたくさんの情報を送らねばならないので、FMと同じように、ある周波数の領域(周波数帯)全体を、放送のために利用しなければなりません。 VHF電波の周波数帯は、全体が限られているので、このなかで、TV放送に必要な、周波数の領域を確保して行くと、結果的に、6個しか、帯域が取れないので、日本全国、放送局は変わっても、全部で、6個しかチャンネルが受信できないのです。 UHFは、もっと電波の周波数領域が大きいので、VHFよりもたくさんの放送チャンネルが確保できるので、たくさん放送局があるのです。 携帯電話の場合、送信の場合と、受信の場合で、使う周波数が異なるのと、AM放送同様、混信防止のため、規定の電波周波数の周りというか、近い周波数は、他の放送局などが使ってはならないことになっており、その結果、AMと同様に、実質、幅のある周波数を確保して通信が行われているので、送信・受信の二つの周波数帯も合わせて、大体、1.5G辺りで、電波を確保して、通信しています、ということで、「帯域」と云うのです。 受信の場合も、送信の場合も、特定周波数の電波を使っていても、それから少しずれた周波数に合わせても、感度が悪くなりますが、受信はできます。そこで、1.5Gヘルツあたりで、受信できますという意味と、もう一つ、二つの周波数を使っていること、混信防止のための帯域確保があって、「1.5ギガヘルツ帯」を使っています、という表現になるのです。
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- ymmasayan
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既に多数回答されていますが、帯と帯域幅を混同されている方が結構あります。 まず身近なTV放送を例にとって見ましょう。 VHF帯・・1~12CH(100~200Mhz近辺) UHF帯・・13~63CH(400Mhz近辺) 衛星放送帯・・(10Ghz近辺) と言う風に飛び飛びの電波が割り当てられています。これらはそれぞれ帯状のある幅(バンド幅)を持っています。帯(たい/おび)=バンドなのです。 一方、帯域幅と言うのはいろんな意味を持っています。帯の幅を言ったり、1チャンネル分に与えられた幅を言ったり、1チャンネル分の電波が持つ電波の幅を言ったりします。 携帯電話では、800Mhz帯と1.5Ghz帯(1500Mhz帯)が使われています。 TVでも携帯電話でも同じですが、チャンネル数の増加要求と技術進歩でどんどん高い周波数帯に広がっていってます。
- shinya-t
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こんにちは。 電波のヘルツ帯は1.5ギガぴったりではなく、±50ギガヘルツぐらいの誤差を含んでいるという意味で「帯」というう言葉を用いていると、講義で聞いたことがあります。 なるほどと思いました。それはラジオの選曲をするとき、適当なヘルツだといろんな音が混じっているからです。実際試してみてはいかがでしょうか? 携帯電話も同じであると、その講義で聞きました。ドコモとJ-honeの周波数はちがいますよね。このことだったんです。 わかりにくい回答ですいません。
- arumagiro
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携帯電話は無線機やトランシーバーと違って送話用と、受話用の二つの周波数を使用したりします。 つまり、1つの携帯電話が使用するのに、2つの周波数が使われますので、他の携帯電話が使用するには他の周波数の電波が必要になります。 多くの携帯電話が同時に使用するには、より多くの周波数の電波が必要になります。 これらはチャンネルと呼ばれ複数の周波数が、携帯電話用に割り当てられています。 この複数の周波数の範囲を指すのに、周波数帯という言葉が使われると思います。 ちなみに、チャンネル数が多いほどより多くの電話が使用できるのですが、使用周波数は国により厳しく決められていて、割り当て周波数は限られています。 ですので、1局(電話機の事です)あたりに使う周波数を半分にしたり(ハーフレイトなど)、同じ周波数に多局を混ぜたり(CDMAなど)しています。
- jingilu
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1.5GHz(=1500MHz)ピッタリを使っているということではなく、例えば1524MHzで送信、1528MHzで受信といったように、送受信で細かく周波数をわけています。(数字は参考値です) 基地局から例えば1500~1530MHzの範囲で電波を飛ばし、エリア内の携帯電話と常にやり取りをしているわけですが、この範囲を「帯域」と呼んでいます。 したがって「その帯域を使用している」ので、1.5GHz帯というように表記されるというわけです。