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吉備津の釜

上田秋成作、雨月物語より『吉備津の釜』 今、この作品について調べていきたいと思っているのですが、何か良い参考になる本や、サイトはないでしょうか? また、どの部分に重点を置いて調べればもっとも良いでしょうか? 皆さんのこの作品についての意見もお聞かせ下さい。 解説も聞きたいです。 よろしくお願いします。

みんなの回答

  • aster
  • ベストアンサー率70% (374/533)
回答No.2

  この作品は、大昔に読んだので、記憶が曖昧なのですが、やはり、約束を平気で破る男と、けなげに男を信じようとする女のあいだの心理の綾が焦点でしょう。(「菊花の契り」の反対のような感じですね)。 また、最後のシーンの、遺体がなく、屋根の上に、髪の一部が血にまみれて落ちていたというのが、怪奇小説として斬新な「恐怖感」があるという評価を、昔知り合いから聞いたことがあります。わたしは、それほど、斬新とは思いませんでしたが。 サイトだと、以下のような所はどうでしょうか。最初のものは、岡山県の吉備津神社に関係する因縁譚があり、また秋成のこの作品も全文だと思いますが紹介しています。第二のサイトは、論文ですが、中は見ていませんが、役に立つ視点があるかも知れません。 >Kibitu no Kama >http://www.ffortune.net/symbol/rei/kibitu.htm >卒論・「吉備津の釜」の磯良像 >http://www2.justnet.ne.jp/~mai/soturon/soturon.htm 書籍だと、次のようなものが、現在あるようです。岩波の古典文学大系にも入っていると思うのですが、ちょっと見つかりません。作品集だと思いますが、解説もあると思います。 >「雨月物語」ちくま学芸文庫 >上田 秋成, その他 文庫 (1997/10/01) 筑摩書房 >価格: ¥1,400 >「雨月物語 上 (1)」講談社学術文庫 487 >上田 秋成 (著), 青木 正次 (翻訳) 文庫 (1981/06/01) 講談社 >価格: ¥1,050 >「雨月物語 癇癖談 新潮日本古典集成 第22回」 >上田 秋成 (著), 浅野 三平 (著) 単行本 (1979/01/01) 新潮社 >価格: ¥2,136 >「上田秋成『雨月物語』論」研究叢書〈223〉 >坂東 健雄 (著) 単行本 (1999/06/01) 和泉書院 >価格: ¥10,000  

回答No.1

一番手にはいりやすい資料としては、小学館から「日本古典文学全集」ってのが出てるんだけど、その第48巻が「英草紙・西山物語・雨月物語・春雨物語」です。 口語訳もあるし、図書館とかにもたいていあるから、手ごろだと思いますけど、こんくらいのことは、もう知ってらっしゃるかも、ですね。