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こうもり傘の歴史

明治初年ころ描かれた人物画にこうもり傘を持っている画がありました。その傘は一見現在のものとほとんど変わらないのです。また、江戸城の写真に写っている人物も持っています。これも傘の布?が黒くて、ほとんど今のものと区別できません。 この当時の傘の布?はどういうもので張っていたのでしょうか。また本当にこの100年以上進歩してないものなんでしょうか。

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noname#49020
noname#49020
回答No.3

 >この当時の傘の布? ・・・木綿でしょう。  戦後の一時期まではコウモリ傘と呼ばれ、その頃までは、コウモリは金持ちのハイカラな人が持ち、田舎の庶民は紙に油を塗った番傘をさしていました。  黒いコウモリには、木綿地に撥水加工を施していましたが、今のナイロン生地の傘と違って雨に降られると重くなりました。  竹の骨と紙でできている番傘はもっと重くて破れ易く、また油の独特の臭いがしましたので、使いやすいものではありませんでした。  傘に使われる素材が進歩し変わりましたので、最近の傘は大変軽くなり、また値段も安くなって、使いやすくなったと思います。でも基本構造は100年はおろか、もっと昔から変わっていません。  ジャンプ傘とか折りたたみ傘も出てきましたが、これも新しい素材ができたお陰で出来た、マイナーな進歩でしょう。  ロケットで宇宙へ飛び立つ時代になりましたが、考えて見れば、私たちが普段身の回りで使っているもので、電気というエネルギーを利用していない物品を見て見ますと、昔とほとんど変わらないものばかりです。  衣服、帽子、靴などは明治の頃とほとんど変わりません。ズボンのイチモツを取り出すところがボタンからチャックに変わったくらいなもんでしょう。素材が変わったので多少機能的によくなったくらいです。  女性のストッキングもそうです。昔は値段の高い絹のストッキングでアカギレの出来た手で触ろうものなら、すぐに伝染してダメになりました。  ナイロンという素材ができてウンと強くなり、後ろの縫い目もシームレスになって真っ直ぐに整える必要もなくなり、女性にとっては大変うれしいことになりました。  そうなんです。電気という新エネルギーを使っていない身の回りのものは何でも、百年以上前から変わっていないのです。変わったのは新素材の利用で少し進歩しただけです。  こういうものについては、昔の人は工夫を重ねて改良し、百年以上前に完成していたといえます。  傘についても、今の発明マニアの人はいろいろな珍発明を考案し、特許庁へ申請していると思いますが、一向に実用化されませんですね。  昔の人はエラかった・・・ここは歴史カテですから、そういうことにしておきましょう。  

noname#32495
質問者

お礼

やはり、素材の進歩というのはあるのですね。ただ、基本構造が同じなので、画などの様子では全く変わらない。変わるものとほとんど変わらないものがあるという例だったかな。 勉強になりました。

その他の回答 (2)

  • code1134
  • ベストアンサー率20% (703/3370)
回答No.2

生地の材質は和傘も含めるなら、"油を塗った和紙"→厚手の木綿等→(ナイロン等の)化繊、が 一方所謂骨組みの部分は木製→金属製(→部分的にカーボンファイバー) が大まかな流れだと思います。 但し、傘の場合、紛失がない限りそんなに頻繁にモデルチェンジする製品でもなく、(車検ならぬ)傘検もなくても使えますから、新世代の傘に入代る速度が遅いのではないか?と言う気がします。 そして右記のURLhttp://www.lieben2000.co.jp/jidou_kaihei/index.html では折畳み迄、ワンタッチで後は中棒を押込むだけの型もある模様ですが、「この型へ買換えてでも傘の開閉時間を短縮したい」消費者心理がどの程度働くか? も次世代の傘への入代りへの鍵を握っているのでは?と捉えていますが、如何でしょうか? http://www.moonbat.co.jp/how/umbrella/umbrella01_title.htm# http://ish.chu.jp/blog/archives/2006/12/post_276.html http://cocoroweb.com/lecture-title/coram/3.html

noname#32495
質問者

お礼

結構古いものですね。ご紹介のページの傘は、ここまで必要なのだろうかという気がします。昔ながらのでいいんではないかと。

  • azuki24
  • ベストアンサー率49% (907/1826)
回答No.1

洋傘が日本に到来したのは200年ほど前のようですが、そもそも西洋で雨傘(を差す習慣)が登場してから250年ほどしか経っていませんね。 それ以前の日傘を含めて、開閉式の骨材に布を張るという基本的な構造は変わっていないと思います。 布の素材や防水加工方法はよくわかりませんが、おそらく薄い絹が使われていたのではないでしょうか。骨は、初めは木や鯨の骨。鋼材やU字型の溝骨が現れたのは1近代のようです。現代はカーボンファイバーの骨もあります。布もナイロンやポリエステルなどの化繊になって防水性能も向上しています。機構的には折り畳み式やワンタッチ開閉式など進化しています。全く進歩していないわけではないですね。 http://www.hakata-kasaya.co.jp/torai.html http://www.kasaya.com/times/14-04.htm http://www.jafservice.co.jp/shoji/mame/2006_08/index.html http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%82%98

noname#32495
質問者

お礼

結構古いものなんですよね。絹だと撥水性ありそうですね。

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