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東大の進振り制度について
広島大や東工大などでも類で分けられてますが、東大は初めは教養学部から始まり三回生から進振りで行きたい学科に進みますよね。なぜこういう制度をとってるのでしょうか?利点としては行きたい学科がわからないから考える時間がある、欠点としては学部では専門の勉強が少ないので京大とかより卒論のレベルが低いということが僕の考えなんですがどうでしょうか?
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何故といっても歴史的事情としか言えないでしょう。 ただ、教養学部は旧一高の後身であり、旧帝大では高等学校卒業生から入試で学生を集めていたので、その伝統と言えないこともないでしょう。 専門性を考える余裕を与えるといっても、現在では文I→法、文II→経済、理III→医、とほぼ決まっているので、意味が少ないと言えます。 ただし、学部から見ると、進振で脅かして学生を勉強させるという効果はあります。実際、文IIIを中心とする文系から進む教養学部国際関係論分科などは大変な競争率です。理Iから進む医学部1名の枠に入るには、平均点95点という化け物のような成績を取らないといけません。理IIからの医学部10名の枠でさえ入るには87点が必要で、全優(しかもかなり高い得点の優)を取らないといけません。 反面、理IIIなどは入るのは大変だけど、入ってしまえば留年すれすれの成績でも医学部に進学できるメリットがあります。入試のときに勉強させるか、入学後に勉強させるか、でしょう。
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- uskt
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たしかに、東大では最初は教養学部に入るようになっていますが、入学試験の時点から、文科1~3類、理科1~3類に分かれていて、ある程度の専門性の基礎知識になるような科目を履修するようになっています。 これは他の大学の、興味のある専門科目も取りながら、基礎的な科目を履修する教養課程と、実質的には特に違いはありません。 どうしてこうなっているかというと、もうそういう伝統であるとしか言いようもないと思いますが、幅広い基礎知識の上に、専門性の高い教育を構築してこそ、社会の広範な利益を実現できる研究者になれる、という思想からのようです。