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東大の進振りについて
志望として、東大教養学部の総合社会科学科相関なのですが、進振りで高得点が必要なこともあり、進振りで別の学科に行くなら、第二志望の京大の総合人間学部にいって希望の学科に行ったほうがよいのかなと悩んでいます。東大には天才タイプの人がやはりいるので、凡人は相当勉強しなきゃいけないと聞きました。進振りで相関に入るには、大学に入ってどれほどの勉強が必要なのか、部活、サークルとの両立は可能か、実際の体験談、(成功談、失敗談も含めて)などがあったら教えてください。後、文三、文二どちらから入ったほうがよいのでしょうか?(経済学部には興味がないです。)
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- grandwaros
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私も元理IIですのであくまで参考に。 benzo2さんの仰ることはほぼ間違いないです。 最近は下落傾向であるものの文系の後期教養は依然として人気があり、特に総合社会科学科は未だに80点以上は必須です。 ところで東京大学の前期課程は、入試とは違い、頭の良さよりも真面目さが物を言います。また、入試の成績が良かった人でも簡単に没落してゆきます。 80、85点と高い平均点を取って行くには入ってからも高2高3の時と同じくらいの調子で勉強してゆかないといけないでしょう。「天才型」の人も、実は影で猛烈に勉強しています。 文II文IIIとの違いについては、文IIIが言語系が多いのに対し、文IIは演習が多いことが挙げられます。文IIIで、第二外国語で躓く人が少なからず居るので自分の適性を見極める必要があります。 ちなみに今年の第一段階では文Iからも4人出ていますね。選択肢に入れておいてもいいかもしれません。 部活、サークルとの両立ですが、東大に入ってくるのは大体が高校でも部活、遊びと勉強を両立させてきた人々ですので、激しい活動をするところでなければ普通は問題ないでしょう。 まとめとして、東大の総合社会科学科を狙うなら、受験勉強がもう2年続くと思ってください。真面目なタイプで、忍耐心が強ければうってつけです。 文II文IIIについては一度カリキュラムを調べて、自分の適性で選ぶといいでしょう。 京都大学については進振りがない分、楽な生活を送れますが、留年も多いそうなのでご注意を。
- benzo2
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こんにちは。 私は教養学部生でない上に、理II受験なので文系入試の事情はよく知りません。 「相関に入った体験談」ほどの自信をもって回答することはできません。 ですが1週間経っても情報が集まらないようなので、進学振り分けで苦労した経験をもとにアドバイスします。 教養学部総合社会科学科相関を希望とのことですが、 最近の進学振り分けの状況をみると確かに高得点が必要ですね。 平成17年度第一段階は文IIの最低点が87.1、文IIIの最低点が87.3と、進学振り分け全体でもトップレベルの競争です。 第二段階で少し点が下がるかな、と思いきや文II 85、文III 87で、特定の科目を重視する重率平均も用いません。 これでは他大と迷うのも無理はありません。 そして「天才タイプの人がいる」「凡人は相当勉強しなきゃいけない」というのも正しいと思います。 まずご質問の「進学振り分けで相関に入るには」。 入学後にどのような勉強が必要か、また文II文IIIどちらが良いか、私なりの意見を述べます。 上で実際の点数を挙げましたが、この点取り競争がどの程度激しいかというと、(理系の目安になりますが)88点で大体理II 590人中20位前後、90点で10位前後となります。 大多数が経済学部志望で高得点を狙う人が少ないと聞く文IIは分かりませんが、文IIIでは同程度もしくはこれ以上の競争があるようです。 相関に入るとしたら、実際は各科類の上位5~10%を目指すということですね。 ここで相対的な言い方をしたのには理由があります。 東大の定期試験では、数年前から「優3割規定」という決まりがあり、相対評価的な要素が強いです。 これは「1科目の定期試験受験者のうち優(80点以上)をつけられるのは3割まで、それ以上優をつける場合は教員が理由書を提出する必要がある」と認識されています。 そのため実際は、クラスごと(ただし文IIは文Iと混成クラス)の必修科目試験ではクラスメートと、科類の関係ない選択科目試験では受験者全員と上位3割を争うことになります。 選択科目で高得点を狙う場合、評価の甘い教員、マニアックな語学、帰国子女なら英語、やる気の無い人が多い科目等を選ぶケースが多いです。 これらは同期や先輩からの情報がカギになります。 うまく科目を選んで対策すれば、選択科目平均で80点以上をとることは凡人でも十分可能です。 一方、必修科目は重要で、進学振り分けで考慮される単位数の約2/3を占めます。 ただし教員側は何年も同じ授業を繰り返しており、先輩の情報や過去問等で対策できるケースが多いです。 語学は相当の努力と忍耐を要しますが、帰国子女でなくても語学が好きであれば80点以上取れると思います。 このような入学後の状況を考えると、クラスメートの大半が進学振り分けに必死でない文IIの方が、必修の「優」を取りやすいかもしれません。 実際、そのように考えて教養学部志望者が文IIを受験することがあるそうです。 (赤本の冒頭部分にもそのような内容の記事や体験談が載っていたと思います。ご確認ください。) 次に「部活サークルとの両立」ですが、当然ながら「できる人もいるしできない人もいる」というのが実際のところです。 これはどの程度サークルに打ち込むか、によります。 サークルを複数掛け持ちし、午後は毎日練習、週末は飲み会、という生活を続けても80点以上とる人は少なからず存在します(所謂天才タイプ)。 週2,3回集まり、特に遠征や合宿が多くないサークルであれば、そこまで問題にならないでしょう。 東大、特に理I,理II,文IIIは進学振り分けが大変であることを先輩方も承知していて、基本的に勉強優先という態度のサークルが多いという実感があります。 以上の話をまとめます。 入学後の点数競争の激しさは文IIの方が楽かもしれない。 部活サークルは適度であれば両立可能。 他大との比較を含め、よく検討してください。 最後に一つ。 文IIIに入っても、サークルに行っても、そして凡人であっても、勉強すると決めたら周りに流されずにやること。 周りに優秀な人がごろごろいる中で、これが一番の秘訣だと思います。 受験勉強も同じですね。 長くなってしまいました。 受験や進学振り分けについて知りたいことがあれば、可能な限りお答えします。 健闘を祈ります。