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トーマの心臓について
「トーマの心臓」は私の好き作品の1つなのですが、自分はこの作品をどれくらい理解できているのかと思い始めました 解釈は人それぞれですが、自分はこの作品から答えを出せているのか、凄い!と頭の中で思っているけれど「何がそんなにすごいの?」と聞かれた場合、自分は詳しく説明できるかな?と 皆さんはこの作品をどのように解釈しましたか?またこの作品の素晴らしさとはどんなことろでしょうか? また、以前この本を貸した友達に「これってやおい?BLなの?」と言われてショックを受けました 自分は必死に否定したのですがこの作品をどう枠組みにすればいいのかわかりません…皆さんだったら何と言って説明しますか?また、「トーマの心臓」はなにに枠組みされるでしょうか?「少年愛」とか「同性愛」でしょうか?
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トーマの心臓」のその後の話が出ているのをご存知ですか?絶版ですが新書館から「ストロベリー・フィールズ」という萩尾さんの詩画集が出てまして、「エーリク 14歳と半分の夏」という話があります。古本屋などで手に入ると思います。 さて、私は「トーマの心臓」は「赦し」がテーマのとても深い作品だと思います。宗教性も高いですよね。これは心に傷を抱えた人が惹き付けられる作品だと、周りを見て思いました。初めて読んだのは11歳の時でしたが、ユーリに感情移入してしまいました。 私でしたら、外国の雰囲気がとてもよく出ていて絵が瑞々しく、映画のようなセリフ回しで、多感な、まだ人間に堕ちていないような少年が作っている世界を感じることが出来る!とにかく人間について考えさせられる!深い!と勧めるかなあ…。
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- fuyu39
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萩尾望都さんの作品は本当に色々と奥深いですよね。 人間の内面にある複雑な感情(汚い部分も綺麗な部分も含めて)と いかに折り合いをつけ、受け入れていくことができるか ということを萩尾さんの独特の世界で表現されているのだと思います。 確かに同姓同士ですが このお話の場合同姓同士だからこそ表現される部分も多いと思います。(あくまでも私の感想ですが) しいて言うなら性別を意識しない愛みたいな・・(笑) 確かに今のBLと呼ばれているジャンルにくくるのには無理があるように思います。 この作品が発表された頃にはBLという言葉は存在していないと思いますし。 私はやはり少女漫画の部類に属すような気がします。 少女画と呼ばれている作品の中にも以外と同姓同士の話しもありますよ。 NO.1さんもおっしゃっているように 同姓同士というだけで 妙にそこにこだわったり注目されたりしますが 萩尾望都さんや竹宮恵子さん作品が表現したい部分は全く別のところにあるように思います。 それにしても昔の漫画は今の作品に比べて奥深いものが多いように思うのは私だけでしょうか?! (回答がだんだんずれてしまい 申し訳ありませんでした)
- disease
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トーマたちは寿命がないわけですし、子供がもてるわけでもないし、大人になることもないわけです。 時間にも性別にも捕らわれない人間の心理と愛情の物語と言ったところでしょうか? トーマにとって相手の性別はあまり関係ないでしょうから・・・
- chibiari
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私も、この萩尾望都の「トーマの心臓」は大好きです(笑)。 ただ、それぞれの感想なので仕方ないのかもしれませんが…直ぐにこういう作品を見て「やおい」だとか「BL」なのかと言う分野に持って行こうとする人が居るのは残念な気がします。 確かに、これをさあ!どんな作品なの!?と聞かれると「う~ん」と唸ってしまうかも…一言では言い表せないくらい沢山の作者の思いが詰まっているような(大げさですか?)気がするからです。 人を許すと言うこと、言葉にする前から見えない形で相手を理解し許し合う…難しい、それをトーマやユーリやエーリクやオスカー達の中に見ることができる。 私たちはその彼らの青春たる足取りを第三者の目で覗き見ている様な気がします。 私が読んでいる本の後書きにて斉藤由貴さんが、感想を書いていました。 この「トーマの心臓」は、夜明けであり、夕暮れなのだ。物語の進行が描かれているのは勿論だが、それ以上に「失われてゆく時間」と「育まれていく時間」が描かれているのが、最大の魅力なのだ、と。 私もそう思います。 長文でスミマセン