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「トーマの心臓」のような小説は?
先日、萩尾望都の「トーマの心臓」を読んで、感銘を受けました。 松岡正剛が「ポーの一族」について『メタフィジカルな少年愛』と表現していましたが、私はこれが「トーマの心臓」にもあてはまると思っています。 そこで、こういった『愛』を描いた小説をご存知の方がいらっしゃったら、紹介していただけませんか? 少年愛、同性愛じゃなくて構いません。舞台背景がどこであっても構いません。 変な注文かもしれませんが、よろしくお願いします。
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「トーマの心臓」、良いですよね♪ 「訪問者」もお読みになりましたか?私は、オスカーが好きでした! 古い作品ばかりですので、既にお読みかもしれませんが・・・。 ●ヘルマン・ヘッセ 『車輪の下』『デミアン』 初めて「トーマ~」を読んだ時、何となくヘッセの作品を思い浮かべました。 コクトーの「恐るべき子供たち」の漫画化など、作者さんはこの頃の文学に影響を受けてるのかな?と思いました。 ●長野まゆみ 『夏至祭』『綺羅星波止場』 「銀色」と「黒蜜糖」という2人の少年が出てきます。実は彼らは・・・秘密です(笑) 手元に本がないのですが、彼らは確か『野ばら』にも出てきたと思います。宮沢賢治のような世界観で、あえて古い言葉遣いにこだわっておられるようです。時代に取り残されたような空間の閉塞感と不思議を感じました。 他に『三日月少年』シリーズなどもお薦めです。 最近では、あさのあつこ氏の作品に、思春期2人の少年がテーマのものが多いようです。
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- gardensmay
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萩尾望都さんがお好きだとすると、ほかの作品はもうお読みになっているかもしれませんね。 同世代のまんがでは竹宮恵子さんのものがよいかなと思います。(もうご覧になっているかもしれませんが「風と木の詩」「地球へ...」など。) 小説でしたら赤江ばくさんのもの(「オイディプスの刃」などそのほかも全般的に。)もお勧めなのですが、しかし絶版になっているものも多いので、オークションや古書店で探されるとよいと思います。
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アドバイス、ありがとうございました。 萩尾望都作品は、他にもいろいろ読んでみました。 「ポーの一族」など、どの作品も素晴らしく、大変感銘を受けました。 竹宮恵子さんの作品はまだ読んだことがないのですが、今度「地球へ…」を読んでみようと思っています。 小説のおすすめも、ありがとうございました。 神保町に行くことも多いので、根気良く探してみます! どうもありがとうございました。
- yashigani
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『トーマの心臓』、舞台化されたときに、まっ先に観に行ったほどのファンです(^^; あとがきで著者自ら「当初の計画では『トーマの心臓』をやる予定だった」と書いている『ネバーランド』(恩田陸)はいかがでしょう。 冬休みに男子校の寮に残った4人のまわりに起きる事件を描いたミステリーです。 この『ネバーランド』、テレビドラマ化され、DVDも出ていますが、そちらはだいぶ印象が違うので、『トーマの心臓』の世界観とはちょっと離れてしまっているようです。
お礼
参考ご意見、どうもありがとうございました! 「ネバーランド」は有名な作品ですよね。 タイトルは知っていたのですが、内容は知りませんでした。 ドラマ化までされていたとは...。 今度、まず原作から読んでみようと思います!
お礼
アドバイス、どうもありがとうございました! 私も「訪問者」と「11月のギムナジウム」は読みました。 私はオスカーはもちろん、ユーリも大好きです。 ヘッセは私も好きな作家です。 詩的な情景描写など、たしかに萩尾望都の世界に通じるような気がします。 「車輪の下」も「デミアン」もいいですよね! 「恐るべき子供たち」も漫画化作品を読んだあとで読みましたが、これは私には難解でした...。 長野まゆみは名前は知っていたんですが、作品は読んだことがありませんでした。 タイトルがとてもキレイですね! 今度おすすめ頂いた作品を読んでみようと思います。 あさのあつこの作品は「バッテリー」しか読んだことがありませんが、妹がいくつか持っていたような気がするので、こちらも読んでみたいと思います。