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同性愛者のカミングアウトについて
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- 同性愛者の葛藤とカミングアウトについて
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質問者が選んだベストアンサー
63歳男性同姓愛者です。28歳の時、「自分の身体の中に精子が造られていない」男性不妊症と診断されました。男たる者、子供が出来ないという決定的な診断は子孫を残せない、男として失格、私はその重圧から逃れようと、一人旅に出て岡山で一泊あくる日朝広島に向かっていました。その電車の中で母親らしき人と娘の会話を聞きました。「因縁を自覚せんといかん?」母親が娘に対して諭す言葉でした。その言葉で私は手で顔を覆って泣いてしまいました。5年間誰にも言わずその原因の究明に奔走した自分がいました。その頃から同姓が好きになりましたが、元々自分はそういうDMAで生まれて来たのだ、次男の私は田舎から都会に出て働き、一度精神障害の女性と結婚しましたが離婚、以来一人暮らしです。本当の身近な友人しかカミングアウトしていませんが、田舎ほど結婚に煩く無いし、今は人生を楽しんでいます。「同姓愛の映画、ドラマ」は大げさに面白おかしく表現していますので事実ではありません。ただ私達「同姓愛者」ってマイノリティ少数派なんです。まだまだ田舎で同姓愛者である事をひたすら隠して生きている人達が沢山います。そいう人達が差別されないように、陽の当たる所に堂々と出られるように頑張っています。医学会では、原因として母親が妊娠中ストレスがあった、又、HIV、エイズで死んだ男性同姓愛者の脳を検査したら全員の小脳の一部が小さかったというデーターが出ています。これは以前放送されたテレビドラマ「ロマンス」の中でのせりふです「人を好きになるって、その人の為に何かして上げたいと思う事なのよね、でもそのうちそれだけじゃ済まなくなる、今度は逆にその人に何かしてもらいたい、自分だけの為に、そう思い始める、でもそうなったらその関係は終わるしか無いのよ、分かって!私達は慎ましく生きるしかないの、愛する事を恐れてはいけないけど、愛される事を望んじゃいけないの。」これは異性愛者を愛してしまった男に対するゲイバーのマスターの言葉としてのせりふです。同姓愛者として苦しい時も葛藤の時期も無かったとは言いませんが、その事を乗り切る強い自分、それは自分の宿命を受け入れた事でしょうか、なんなりと質問して下さい。
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- 199012
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非常に難しい勉強をされているように感じます。今の時代、生まれた子供のDMAを調べれば、「この子は何歳で癌を発病して何歳頃に死ぬ」と言う事が分かる時代になりつつある。と聞いています。一連の私の辛い思い出などを書きましたが、私以上に、今も苦しんで悩んでいる同姓愛者が沢山いる事を忘れてはいけないと思っています。この場では宗教の正邪を論議する場では御座いませんので、多くは語ることは出来ませんが、やはり根本的には日本人の「宗教観」更には「生死観」が大きく左右していると私は思っています。「創価学会のカテゴリー、裁くもの裁かれる者」で質問しましたが、最近、中学生や高校生、先日は小学生までもが自殺をしています。「自ら命を絶って死んだら、そこには何か別の世界があるような」、誰も死んで生き返ってきた人はいないんだから、薔薇の世界とか、ある宗派では極楽浄土とか言います。幼い未熟な生命が、その別の楽な世界を求めて死を選ぶ訳です。これは小さい頃から正しく生命の尊厳、人が生きている事の大切さを教えないからだと思います。宗教は今生きている私達の為にあります。ゆえにこれまでの念仏的な考え方を一掃して正しい生命観に立つ、と言う事が大事だと思います。話がそれてしまいましたが、今の自分のセクシァリティを受け入れて、より良い自分につなげていく努力しかないのかなあと思っています。カミングアウトは友達、友人が先になります。私も職場で知り合った若い男性です。回りの人から色々聞いて「同姓愛者なんですか?」と直接聞かれました。その頃、その人は30歳、離婚暦があり男の子供が二人いました。優しくて本当に誰にも好かれる人だったので素直に「はい、そうです」と答えました。その後、何時もと変わらぬ優しさの中に私を労わってくれるような態度で接してくれて嬉しかった思い出があります。
- 199012
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「宿命・因縁」言葉の意味は一言で言うのは難しいのですが、病院で「自分は子供を産ませる出来ない、」と決定的な診断を受けた、その原因は「小さいときに何かショックがあったのでは?例えばその忌まわしい現場を見たとか?」との泌尿器科の医師の言葉に記憶を辿れば、小学校5年生の夏に兄の許婚が不倫して母がその許婚を毎日折檻した。それを毎日、目の前に見ていたのは私でした。「母の女としての醜さ、私達と兄弟と同然のように育った許婚を何でそこまで?」幼心に思っていました。これは男性同姓愛者全般的に言える事なのですが、同姓愛者である事の発端、感じた原因は千差万別で、私の場合は前述の小学校5年生の時の記憶ですが、ある若い人は学生時代に先輩に「キス」された事とかです。私はこれまで勉強してきて「先天性」と言う事を感じています。この考え方は医学会においても言われていますが、元々生まれながらにして同姓しか愛せないというDMAを持って生まれて来た。それは母親のせいとかではなく、元々身体の中に備わっていたと、いう事であると思います。その事を素直に受け入れた場合、生きるのが本当に楽しくなりました。家族へのカミングアウトは姉はうすうす感じていると思います。ですから姉からは一切連絡はありませんがご主人からは、当方から手紙をだせば返事は来ます。実家は2年前に兄が亡くなりましたが、私が小学校5年生の時の事は手紙で伝えましたが、自分が同姓愛者であるとかは伝えませんでした。兄の長男からも絶縁状態です。 私の仕事は現在、精神科病院の日直・当直の仕事に就いています。30代の頃に別の精神科病の経理をしていたことから、今の病院の派遣社員としての勤務が決まった訳ですが、私も世の中に縁があって生まれて来たのです。こうした患者さんを一人でも多く救っていくという使命があると思っています。
お礼
回答有難うございます。 私には想像も付かない壮絶な過去が出てきて驚きました。どう答えていいのやら… んー…人の性的指向はDNAで決まるものなのでしょうか?そもそも「性」自体が「男-女」二極ではなく「男-女」グラデーションであると聞きます。性同一性障害や両性具有もそれに起因するのだと。 なので、同性愛者もこれからずっと同性のみを愛するとも限りませんし、逆もまた然り、と私は考えています。 同性愛がDNA(先天性)によるものだとすると、バイセクシュアル(両性愛)もDNAによるものなのですか?ではアセクシュアル(無性愛)は…? 異性愛とはどう違うのか、同性愛DNAを持つ異性愛者はいないのか、もしくはその逆は…? 医学的・生物学的な話になると私は全くの素人ですが、疑問はつきません。 カミングアウトについては、家族(身内)よりも他人(友人)の方が受け入れやすいと聞いています。家族に行うのはやはり難しいのでしょうね…それ以前に家族との縁が希薄になっているとか、色々言われていますしね。 今の生活が楽しいというのは生きる上でとても大切なことだと思うので、回答者さんが毎日を楽しいと感じているなら、私のような若輩が言えることなどあまりないのですが…
お礼
回答有難うございます。 答えにくい質問だったと思うのですが、真摯に答えて下さったことに感謝します。 「因縁」や「宿命」というのはまだ自分にはよく分かりません。まだ20年あまりしか生きていないからかも知れませんが・・・「自分の宿命を受け入れる」というのは「今の状態の自分を受け入れる」ということで宜しいでしょうか? TVドラマ「ロマンス」というのは宮沢りえ主演のものでしょうか? マスターの台詞は「同性愛者の現実」を映したものに感じられました。愛すれば愛されることを望むのは至極当然のことなのに…無償の愛とでもいうのでしょうか…悲しい台詞です。 医学界や宗教等が挙げる「同性愛者になる理由」については、回答者さんが記載されているものも含めて、大いに疑問が残ります。故に納得できません。 妊娠中にストレスを感じない妊婦はそういません。また、「小脳が小さい」ことがどうして「同性愛者になる理由」と位置づけられるというのでしょうか?同性愛者の頭をすべて見ないと説得力も何もありません。 では「異性愛者になる理由」や性同一性障害と診断される方の生物学的根拠は? 以上の事柄は、生殖という自然摂理に人を縛り付ける愚行にも思えます。 女性や障害者に対する差別についても同じことが言えると思います。 原因究明の先にある「正常-異常」規定が私は嫌いなのです。回答者さんには不快な内容かも知れませんが、それだけは主張させてください。 きつい書き方になってすみません。 不躾な質問にはなりますが…カミングアウトは回答者さんの家族には行ったのでしょうか? ご不快でしたら流して下さって結構です。 長いお礼文になってしまいました。 本当にありがとうございました。