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過去の出生率
戦前戦後など、いまから一世紀から半世紀前ほどの高出生率は、どういう点に理由がありますか? よくいわれますように、労働力として当てにするために多産である。しかしそういう計画性を持って子供を作るものでしょうか。育てるのに費用が嵩んで、労働力として成長する前に家計が参ってしまいませんか?
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高出生率 (1)結婚年齢が低い したがって、若い段階から初出産しますから、第二子、第三子も 可能なわけなのでしょう。 (2)生殖コントロールが普及していなかった 家族計画に関する知識がなく、「家」が重視される社会では 多産が奨励されました。 (3)(2)と関連しますが、女性に「産む産まないの選択権」(リプロダクティブライツ) がないという社会状況だった (4)核家族ではなく、複合世帯家族(2~3世代)だったので、労働・育児の 負担が分担しやすく、出産・育児が容易な環境だった などの理由があると思います。 家計の状態 (1)前述の(4)と関係して、大家族であれば「規模の利益」が働きやすく、 家計面でも柔軟性があった (2)現在ほど高等教育が普及されておらず、義務教育修了段階で 就職させることが可能だった (3)(2)の理由によって、第一子が就職すれば、他の子どもの養育が 費用面等で容易になる などの理由があったと思います。
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- ANASTASIAK
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>高出生率は、どういう点に理由がありますか? 産めよふやせよ、の国策奨励ですね。 それと、今日のようにバースコントロールの実践や知識が 行き渡っていなかったこともあります。いわゆる、貧乏人の 子沢山ということもあるでしょう。 >育てるのに費用が嵩んで、労働力として成長する前に家計が参って・・・ 今日の日本のような高教育水準、贅沢な暮らしからすれば当然の 疑問です。しかし、子供にモノを食べさせるだけなら何とかなった ものです。言うことだけをきく戦力としての人間教育など必要あり ませんから。
お礼
社会通念というものは強力なものです。今からはどうしてと思うことも、実に納得してしまえます。
お礼
よくわかりました。実に合理的な納得できる状況ですね。