これはイメージの問題ですね。
性的な嗜好という点で混同されやすいので、"明らかな違い"だけを先に述べましょう。
>対象の違い
ぺドフィリアは、異性、もしくは男女を問わず、幼い子供に性衝動を感じる(病名のイメージ)。
ロリコンは、女性の”外見的な”幼さと可憐さの組み合わせに性衝動を感じる(嗜好のイメージ)。
あくまで大人びた性的な魅力(仕草や服)を伴う少女が対象。
>対象に求めるものの違い
ぺドフィリアの求めるものは、単純にセックスの相手である。
ただし対象が大人でもかまわない、という場合は、ぺドフィリアに含まれない事がある。
ロリコンには相手を賛美、もしくは崇拝する感情が、少なからず含まれる。
対象を想うあまり、妄想や自慰に終始することがほとんど。
例えば、5~10歳くらい(普通の格好)の子供を見て、ムラムラするのがぺドフィリアです。
>じゃあロリコンって何?
ところが、子供でも、ウィッグつけて薄化粧してミニスカートをヒラヒラさせてれば…
男は本能的にドキッとなるのです(親にも問題あり?)。
小説”ロリータ”では、主人公がロリータ(確か12歳)の魅力に取り付かれ、挙句に破滅します。
ここから
”いい年した大人が少女の魅力に振り回される”
”年齢は幼くても、容姿が大人っぽい、または早熟”
というイメージが生まれたようです。
ぺドフィリアが、早い時期からの幼児を好む性的嗜好なのに対し、ロリコンは、
”大人になってから魅力的な少女に取りつかれた”後天的な苦悩、
経験の隔たりから来る罪悪感や、年齢差と自身の老いによる容姿の劣等感を指します(ゆえにコンプレックス)。
つまり、地球上の美少女オタク達は、ぺドフィリアではなく、ロリコンなのです。
ただし、二次元とロリコンは全く同じというわけではなく、
二次元好きでも、ロリを嫌う人はいます。
最近は男が弱くなったから、ペドフィリア(ロリコン込みで誤認)が増えたという見方もありますが、
幼児性愛自体は、かなり昔から(しかも合法的に)行われていたようです。
オタク=ロリコン=ぺドフィリアというのはどうかと思います。
参考文献ですが、適当なものがありませんでした。すみません。
なんにせよ、メディアに踊らされるのは避けたいものです。
お礼
どうもありがとうございます。 心理学者か精神科医が「ロリコン」を解説した本なんかがあると取り敢えずぺドフィリアとの概念上の違いが書いてあると思うんですが、amazon.co.jpで「ロリコン」を検索しても犯罪関係かずばりロリロリ系の本しかなくって。これだけ「ロリコン」という言葉が定着しているんだから専門家の書いた文章がどこかにあると思って捜しているのですが。