種の遺伝子を保存するという観点から考えると
動物:世代交代を繰り返すことにより遺伝子を保存する→比較的寿命が短い
植物:個体を維持することにより遺伝子を保存する→比較的寿命が長い
という因果関係が考えられるかもしれません。もっともこの2つの事象はニワトリと卵の関係みたいなものですが。
kawakawaさんもおっしゃっているように動物と植物の違いは移動距離の違いに追うところが大きい、というのが現在の通説だと思います。
行動範囲の大きい動物はコンパクトな体と移動エネルギーを持ち、よりよい条件の環境へ移動が可能です。よりよい環境を求めて移動能力の発達した(発達させる遺伝子を残した)動物もいれば、どんな環境でもある程度生き延びられる動物もあり、さらに環境を変化させて自分たちに合うように作り変える動物もいます。
一方、植物は(一見乱雑とも思えるほど)大きな体を持ち、自分自身の体を用いて自分の生息する環境の条件(水分・土壌・温度)を一定に保持します。植物の中でも自ら環境を整える能力が低いものは寿命が短く、世代交代を早く繰り返してより環境に耐えうる遺伝子の創出を目指しています。
もちろん、遺伝子一面だけで生物全ての違いを証明できるわけではありません。kawakawaさんのご意見もstomachmanさんのご意見も動物と植物の違いを決定している要因の一つであると私も思っています。
お礼
ありがとうございました。いろいろな考え方があるようですね。自分なりに、まとめてみようと思います。