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零戦に搭載されていた無線機とは?
- 零戦に搭載されていた無線機は実際にはあまり使い物にならなかったと言われていますが、一部のパイロットは最後の瞬間に「おかあさん」と叫んで亡くなっていったという報告もあります。
- 零戦の無線機は一応機能していたと考えられる一方で、実際には通信が不安定であった可能性もあります。
- 無線機の性能によっては、迫り来る危険を知らせるために叫び声を伝えることもあったかもしれません。
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読み返したら枝葉末節の事を言っていて質問にお答えしていませんでした。 戦記や回想を読むと3式になってから実用にはなっています。 但し航空機の艤装や真空管等の問題から不安定な部分も有った様です。 >「おかあさん」と叫んで....の部分について 特攻の際基地との通信は電信で電話は殆ど必要無かったと思います。 19試空1号で電話の発信機能を外したのもその理由でしょう。 現実に電信と電話の併用は出来ない様ですからこの話を理由にした無線機の実用度の判定は出来ないと思います。 特攻機の電信での交信は ヒメ254(自己符号) セタ(戦艦に体当り) ツーーーーーーー電信機の電鍵を押しっぱなしにして発信が途切れた時が突入 となります。
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- VFR
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No.5です。 かなり基本的な間違いがあるようなので書きますが、No.10さんの書き方だと96式が最初から編隊内の近距離通信を考慮していないというように読みとれますが、それはありえないでしょう。 基地や母艦までの遠距離電話ができるなら別ですが、その距離なら電信で可能かどうかというレベルでしょう。 編隊内電話を想定していないとすれば96式空1号無線電話機は「電話機」でさえないトンツー専用の通信機材という事になってしまいます。 96式だって立派な電話機であったけれども、本来の電話として使えないから仕方なく搭乗員は手振りで合図したのです。 もっとも零戦以前の戦闘機には無線電話などというものはありませんでしたから、搭乗員にとってはあまり不便は感じなかったのかもしれませんが。 96式を3式に更新したら直ちに使えるようになった訳ではありません。他の要因の方が大きそうです。
- k762
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No4です。 航空通信兵器研究主任だった有坂磐雄大佐が昭和29年に書かれた「航空通信及び航空電波兵器」の記述に15Wとなっています。 ネットで検索してみたのですが、ご紹介のhttp://www.yokohamaradiomuseum.com/navy2.htmlが入力100Wとしており、他は出所不明ですね。 >50浬=約92Kmで、零戦なら10分強で到達してしまう距離です。受信する地上基地からこの程度の距離で戦闘が行われているとしたら 無線電話ではなく電信での通信の事だったのですがわかり難くて申し訳有りませんでした。
- LOBO
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そもそも96式空1号無線電話機ってのは、基地や母艦相手の通信機でして、零戦同士では通話できなかった(身振りや、機内に小型の黒板を持ち込んで文字で対話)のですが、52型以降に搭載された3式空1号無線電話機になってようやく機体同士での対話が可能になっています。343空の紫電改がちゃんと編隊空戦ができたのもこれのおかげですな。 無線のノイズの原因はエンジンプラグのスパークですが、双発機の場合、エンジンと無線機の距離があるので、比較的良く聞こえたそうです。
No.2です。 No.4さん:>100Wは入力ですね。 以前は、無線機の出力を表現するのに、終段管入力の数値を用いていたのです。しかし真空管の性能や変調方式が多様になり、空中線電力との関係が付けづらくなったため、今日では定格出力で表現するようになりっています。3式空1号の出力が15Wと書かれているなら、おそらくそれは定格出力の値です。ちなみに100Wは電信使用時の値で、電話使用時ではその半分弱の値になります。 No.4さん:>無線通信での突入報は結構基地で受信されています。 50浬=約92Kmで、零戦なら10分強で到達してしまう距離です。受信する地上基地からこの程度の距離で戦闘が行われているとしたら、それはもはや敵が上陸作戦に移っているということです。 例えば沖縄戦における特攻機の主軸は鹿児島の知覧基地から出撃しているのですから、96式空1号と同程度の無線機で突入報を打っていたら、全く届かなかったでしょうね。
- VFR
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No.5です。 3式空1号については出力15wという説と100wという説の両方があるようです。無線機の重量で見る限り3式は96式よりかなり重くなっているので、出力100wという線もありうるのではないかという気もします。 少なくとも15wよりは大きい気がします。 単座機用の空1号は電話では近距離にしか通じないので、突入報のようなものはトンツーの電信で行われるのが妥当だという気もしますが、回りに味方機(援護機)がいる場合は電話の声を直接聞いたという事もあるでしょう。 また質問にあるリンクの一番下は彗星ですので、無線機は空2号という事になるので出力は間違いなく100wになります。 http://www.warbirds.jp/ansq/1/A2001480.html http://www.yokohamaradiomuseum.com/navy2.html あと自分で書いた陸軍機と海軍機の違いですが、陸軍は日本電気、海軍は日本無線の物を使用していて、前者は実用的に使えたが後者はダメだったという事があったようです。陸軍が編隊空戦に長じて海軍が単機戦闘に走りがちだったというのは、この辺にも原因の一つがありそうな機がします。
- k762
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No4です。 3式空1号無線電話機の出力は96式と同じ15Wです。 100Wは入力ですね。 所要の真空管FM-2A05A2Aが生産難で規格を落とさざるを得なかったので、 改3から新しい万能真空管「ソラ」に変わりました。 ところがこれも規格通りの生産が出来ずA(規格通り)B(やや劣る)C(何とか使える) に分け補給の際ABCの割合を決めて補給する始末でした。 No5の方のおっしゃる通りアース等の問題もあり完全な性能の発揮は難しかった様です。 但し戦闘詳報を見ると無線通信での突入報は結構基地で受信されています。
No.2です。 No.4の方が回答されている「最大50浬しか届かなかった」というのは96式空1号のことです。これは出力が15Wしかなく、極めて貧弱な性能でした。 しかし3式空1号では出力が100Wまで増強され、対機通達距離100浬、対地通達距離500浬まで性能が向上しています。
- VFR
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太平洋戦争中期まで日本軍機の無線電話が使い物にならなかったというのはよく言われることです。 地上では何の問題もなく通じていても、空に飛び上がったとたんにノイズが加わり、 それも巡航状態ならともかくエンジンを高回転で回すともう使い物にならないという状態だったようですね。 原因としてはアース不良が良く言われます。米軍機を真似してアースの取り方を改善したり、 空中線(アンテナ)を倍の長さにする事によって戦争後期はなんとか使えるレベルになったと言われます。 それでも同じ周波数で米軍の無線とかち合った場合に米軍の交信の方がずっとはっきり聞こえるといった状態だったようですが。 従って大戦後期には日本機も無線交信がかなり行われていたのは確かです。 海軍の343空などでは無線電話を活用した編隊空戦が行われていました。 また、一説では「日本軍の無線電話が通じないというのは海軍機の話で陸軍機は問題がなかった」という説もあります。 有名な零戦を抱える海軍の話が日本軍全体にすり替わった伝説という訳で、防弾装備の話に似ていますね。
- k762
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昭和20年に使用されていたのは96式空1号と3式空1号無線電話機で特攻機は受信のみの19試空1号に切り替え中でした。 無線電話は最大でも50浬程しか交信できません。 無線電話機は電信も可能ですので通常はこれで交信します。 といっても自己符号と敵艦種を送信したのちキーを押しっぱなしで送信を続け送信が絶えた時が「突入」と言うことです。 しかも全機が無線機を搭載していた訳ではなく「区隊長」のみに搭載されていた場合も多かった様です。(当時無線機は極度に不足していました) 電信と無線は一緒に使えません、突入中に無線を使うような事は出来ないのではないでしょうか。 上のサイトは「いったという」との表現で下のサイトは送信したと云う表現は有りません。伝説でしょう。
- tando471
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どうやら本土では使用できたらしいですが、過酷な気象条件のため南方では使用できなかったと聞きます。 恐らく 「日本の無線は南方では使い物にならない」→「日本の無線は(どこでも)使い物にならない」 と戦後になって化けたのだと思われます。
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補足
50浬=50海里=92600mですよね?!