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これらのデザイン、どう思われますか?

はじめまして。 以前から疑問に思っていたことがあります。 クラシックコンサートや古典芸能の公演広告(チラシ、ポスター等)、そして、それら音楽ジャンルのCDジャケットは、なぜそのほとんどが似たようなデザインなのでしょうか? デザインとアートは別ものだと思います。 しかし、デザインするということを踏まえた上でも、 それら芸術ジャンルの、捨てずにとっておきたくなるようなチラシ、 部屋に飾りたくなるようなCDジャケットなど、 もっと多様なものが沢山あってもいいと思うのですが、 それは一消費者の個人的な意見でしかなく、 これらは今現在、存在しているデザインでちゃんと成り立っているから、誰も手を加える必要がないということなのでしょうか? “素人が何を言って…”と思われる方もいらっしゃるかもしれません… ですが、私と同じような疑問を感じたことのある方いらっしゃいませんか? そして、広告、デザインの事情に詳しい方のお考えを教えて頂けませんか? よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • momi2
  • ベストアンサー率50% (38/76)
回答No.6

>時間も予算もない場合がほとんどで、クライアントも「前と同じで良いから、安く早くあげてくれ」というリクエストも多いです。 これは、クリエイティブを発注する側は、クリエイティブによって絶大な効果が発揮される! といったような過度な期待をしてはいない。ということですが、 では、どうしてこういうことになるのでしょうか。 デザイン性で売れた商品はよく聞きますので、お金も時間も出してもいいんじゃない? と思う人はいる事と思います。 >パッと目に止まって、内容がすぐに分かるものでなくてはいけません。 >また、固定ファンにきっちり売るためには、従来のイメージを覆さないほうが安心して購入してもらえる(固定ファンにきっちり売るはずが、パッケージなどのデザインのせいで敬遠されると意味がない)こと、従来通りの無難なままのほうが、店頭等で見かけたときにクラシックだとか古典芸能だとかすぐに認識してもらえることがあります。 過去の繰り返しから生まれたクリエイティブを最上の形だと認識して進めることこそが、 既存顧客に対して最大の効果で、最小のリスクになるというお話です。 この回答が最も、今回の答えに近いですが、さらに掘り下げてみます。 デザイナーにクリエイティブを依頼するときに、どういう尺度で発注する側はその人に決めているのか? といった話になったことがありました。その時の答えは、過去の平均実績から その人に対しての信頼で発注を行う。というお話になりました。 これは、クリエイティブは使ってみた結果からしか効果がわからない。 クリエイティブを作る前、クリエイティブを作った直後では 結果が予測できにくいという特性があるからです。 奇抜なことを仕掛ける「魅惑」は誰しも気が付いてはいるのですが、 その結果をあまりにも保障できないのでリスキーなんです。 もし、既存顧客や新規顧客に対して、今まで以上の結果が予測できるならば トピ主さんの願うようにもっと奇抜なアイディアを活かした クリエイティブが生まれてくることでしょう…。

conbass
質問者

お礼

詳しい回答をありがとうございます。 こういった広告のプロセス、ビジネスの仕組みを知る機会がなかったので参考になりました。 >デザイン性で売れた商品はよく聞きますので、お金も時間も出してもいいんじゃない? と思う人はいる事と思います。 私もそう思っていましたf^_^; 過去に、デザインが違うだけでこんなにも効果の差異が生まれるのか…と視覚デザインの力を実感したことがありましたので。 >奇抜なことを仕掛ける「魅惑」は誰しも気が付いてはいるのですが、 その結果をあまりにも保障できないのでリスキーなんです。 クラシックも古典芸能もビジネスが関わる以上、やはり確かな結果を生みだすことが大前提なのですね。

その他の回答 (6)

  • nidonen
  • ベストアンサー率55% (3658/6607)
回答No.7

 出版関係者です。これは本作りにも似た命題ですが、質問に挙げられた クラシックや古典芸能の場合、そもそもの受け手( 消費者側 )が固定され ているため、デザインを変える必要がないというのが理由でしょう。  逆に言えば、これまでになかった新たな消費者層を発掘するためには、 従来とは異なったデザインになる可能性が十分にあります。たとえば クラシックはいま「 のだめカンタービレ 」で少し盛り上がっていますが、 「 のだめオーケストラ 」のDVDジャケはイラストを用いることで ほかとは異なる雰囲気を出しています。  同様にコンサートのチラシも、登場人物の集合写真的なイラストで、 従来のクラシックコンサートとは趣きが違います。このように商品の デザインは、ターゲットに合わせて変わるものであり、ターゲットが 同じであれば変える必要がないことになります。  逆に言うと、常に新しいファン層を開拓する必要のあるJ-POP などでは、斬新なデザインが求められやすいです。

conbass
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >クラシックや古典芸能の場合、そもそもの受け手( 消費者側 )が固定されているため、デザインを変える必要がないというのが理由でしょう。 これらの芸術はやはり客層が固定されていて、 主催者側もそれを踏まえてデザインの依頼をしているのですね。 >逆に言うと、常に新しいファン層を開拓する必要のあるJ-POP などでは、斬新なデザインが求められやすいです。 実は質問に直接書かなかったのですが、 “同じ音楽というカテゴリでもJ-POPはあれだけ色々なデザインで溢れているのに何故なのか?” ということも疑問に感じておりましたので、 それに答えてくださる方がいらっしゃって嬉しいです。 「のだめカンタービレ」のことなど、実際の事例を出して教えてくださってありがとうございます。

noname#137931
noname#137931
回答No.5

ついこないだ、まさにコンサートのチラシをデザインした者です。 やはり、広告するものによって、おのずと「共通のイメージ」があるような気がします。 (クラシックなら、渋い色、明朝系の書体など) 奇をてらって、ちょっと変わったことをすると、クライアントからやり直しが飛んできます。 例えば、和菓子屋の広告に、原色&ゴシック体の太い書体は使いませんよね。 色と書体にはそれぞれイメージがすでについています。 また、旅行会社のパンフレットは、とにかく文字加工を派手に!!など、広告するものに対してのイメージも固まっています。 それらの暗黙のルールを踏まえつつ、デザインをほどこしていくのです。 アーティストのコンサート関連のチラシ・ポスターなら、いくらでもアート(デザイン)の余地があります。 ですが、クラシックや古典芸能の公演の場合、パッと目に止まって、内容がすぐに分かるものでなくてはいけません。 似たり寄ったりになるのは確かに……と思っていましたが、チラシを手に取る側から見れば、間違いがなく、安心できる面もあるのではないでしょうか?

conbass
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 対象各々に暗黙のルールというのがあるのですか。。 他の回答者さんも仰っているように、 何の広告かすぐ分かることはやはり大事なのですね。 実務に基づいたご意見参考になりました。

  • kalze
  • ベストアンサー率47% (522/1092)
回答No.4

クラシックや古典芸能は、固定ファンがいるので、ある程度決まった数は売れますが、ほとんどの場合それ以上のものは見込めません。 それらのCDが安いのも、著作権の絡みもありますが、結局企画段階での販売見込み数量が少ないので、かけられる予算も自ずと決まってきます。 また、固定ファンにきっちり売るためには、従来のイメージを覆さないほうが安心して購入してもらえる(固定ファンにきっちり売るはずが、パッケージなどのデザインのせいで敬遠されると意味がない)こと、従来通りの無難なままのほうが、店頭等で見かけたときにクラシックだとか古典芸能だとかすぐに認識してもらえることがあります。

conbass
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 あれらのデザインのしくみを知ることが出来、すっきりしました。 クライアントはそういったことも踏まえて、意向を出しているのですね。

  • cubetaro
  • ベストアンサー率24% (1290/5172)
回答No.3

 現実的には、時間も予算もない場合がほとんどで、クライアントも「前と同じで良いから、安く早くあげてくれ」というリクエストも多いです。  デザインにふんだんに時間も予算も使える場合は稀で、安く早くは常に言われます(場合によっては、1日や半日で仕上げる場合も)。その中で、クライアントのOKをとるためには、その人が気に入ってるデザインに似せてつくるのが手っ取り早いので、安易なデザインになってしまいがちです。

conbass
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 宣伝媒体にかける時間と予算は、限られている場合がほとんどなのですね。 一日や半日で仕上げることもあるというのには驚きました。

回答No.2

チラシに限らずデザインを請け負う場合、 クライアント(チラシ作成依頼者)の意向が強く働きます。 デザイナーが「こうしたい!」と思っても、 クライアントがNOならばNOなのです。 なので、似たようなものが多いのは、 デザイナーがそうしているわけではなく、 クライアントの意向に沿った結果、そうなっているのだと思います。

conbass
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 クライアントの意向ゆえに、あのような形として存在しているのですね。 納得できました。

  • qwer1668
  • ベストアンサー率11% (3/27)
回答No.1

同じように感じた事が無かったのでびっくりしました。 が、冷静に考えるとやはり同ジャンルのものはそれの持つ「イメージ」がどうしても似てくる、すなわちデザインもそれに追随?してきちゃうから似てくるって言う単純な構造はあるでしょうね。 (ものすごい悪文!御免なさい)

conbass
質問者

お礼

いえいえ、回答ありがとうございます。 他の回答者の方々が仰っているように、 クライアントの意向によって、あのようなデザインが生まれているようですね。

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