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アートとデザインは本当に違うものなのか
「デザイン」と「アート」という活動に関する質問です。 なお、「アート」「デザイン」というと絵画や建築をイメージしやすいですが、それだけでなく、音楽や文学など、芸術全般を包括する概念と考えてください。 アートとデザインの違いについては色々議論されていますが、一般的な定義は アート:顧客のニーズではなく、自己の思いを吐き出すもの デザイン:自己表現ではなく、顧客や社会のために作るもの だと思います。 が、歴史上の芸術家たちの軌跡を調べるほど、「自己の思いを吐き出す」なんて、そんなアートの純粋形態のようなことが行われていただろうか? と疑問に思い始めました。 歴史上のアーティストの中には、パトロンに召し抱えられ、パトロンのために活動していた人も多かったと思います。 これって、「顧客」ではありませんが、パトロンのために仕事をしているわけで、「デザイン」と何が違うのだろうか? と思うのです。 例えば、あの大天才ミケランジェロでさえ、メディチ家や枢機卿や教皇庁から依頼されて制作したものが多く、彼が好き勝手に「アート」をしていたとは思えません。 説明が長くなりましたが、伺いたいのは ・上記の「アート」「デザイン」の定義の妥当性(特に「アート」のほう) ・そもそも「アート」と「デザイン」を区別して考えることができるか といったことです。 よろしくお願い致します。
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- williumblake
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アートは装飾、デザインは設計だと思います。 昔の絵画などは、装飾としての美しさや見栄えのよさを求めればよく、昔はそれこそがパトロンの求めるものであったはず。 一方デザインとは、実際にモノとして、道具や場、概念や機構として効果を発揮することを求められます。 しかしそこには機能一辺倒でなく、なにか機能美と呼ばれるような規則性や美しさも生まれてくるのです。 装飾を追及するアートの中にも、配置や視覚的効果、見る者への心理的効果を狙ったデザイン的な考え方は介在するでしょうし、機能を追及するデザインの中にも、機能に支障のない程度で、色彩や形状などにアート的な遊び心が発揮されることもあるでしょう。 両者は互いに補完しあい、物事に応じて様々に調和して、世界を構成しているのではないでしょうか。
- kanoehutuji
- ベストアンサー率15% (7/44)
自分もまだまだ勉強中なので、あまり書きませんが「アート」の規程とが定義とか考えられたらいいと思います。 「アート」と「デザイン」は違います。自分は写真をやっていますが、「写真」=「アート」ではありません。油絵をやっているからといって、それが「アート」ではないのです。 御自分自身で研究し、悩むべき問題だと思います。
アートとは美しいものを作る活動です。誰が美しいと言うかは問いません。作者自身でも雇用者でも意中の異性でも通行人でもかまいません。アートには正しい、間違い、というテーマがありません。デザインとは目的に合致したものを作る活動です。目的とは機能、費用、寿命、美しさその他無数の条件を含みます。美しい、でも飛べない、という飛行機はアート作品ではあってもデザインが間違っています。