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ノルマンディー上陸作戦について(映画プライベートライアンを観て)

映画プライベートライアンの冒頭部のノルマンディー上陸作戦のシーンを観て思ったことなのですが。。。 映画では、敵のトーチカからの機銃掃射や迫撃砲などで次々と兵士たちがバタバタと死んでゆくように描かれていますが、事前の艦砲射撃や空爆などでトーチカなどの主要な防御施設を無力化しておくことは出来なかったのでしょうか?艦艇600隻、航空機4000機が投入されたはずなのに。。。 それとも、これは映画の脚色なのでしょうか?

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noname#2781
noname#2781
回答No.1

ノルマンディ上陸作戦は詳しくないのですが、同時期における太平洋方面での戦いでは艦砲射撃も完全な攻撃方法ではなかったようです。 例えば日本軍とアメリカ軍が死闘を繰り広げた硫黄島では、日本軍守備隊2万933名、米軍兵力6万1000名でした。 大体において、敵の上陸作戦というものはある程度情報を掴んでおり、それの詳しい日時が解からないまでも、その為の準備は出来ます。 硫黄島では、コンクリート製のトーチカや地下壕陣地を築いて米軍の上陸を待っていました。 米軍は上陸前に、戦艦、重巡、軽巡、駆逐艦、小型砲艦数百隻をもって艦砲射撃を繰り返し、加えて上空からは戦爆連合が猛烈な銃爆撃を繰り返しました。 それにも関わらず、日本軍の主力は未だ健在で、ノルマンディと同じ?ように、米軍をしばらくは水際で食い止めたそうです。 戦艦の艦砲射撃や爆撃機の爆撃といっても、トーチカ等へ直撃しない限りはあまり効果がないようです。 もし、ノルマンディでドイツ軍が米軍を水際で食い止めたとするならば、似たような状況だったのではないでしょうか?

neko358
質問者

お礼

硫黄島の話。。。大変参考になりました。 今まで硫黄島は一方的に日本が玉砕したものだとおもってました(汗 ご回答ありがとうございます

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その他の回答 (3)

回答No.4

もうほとんど説明されていますので補足だけです ノルマンディーのペドン(トーチカ)は最大2mの厚さの鉄筋コンクリートで作られていました。 この厚さは現代の旅客機の直撃にも耐えるレベルです。 これに対して例えば1トン爆弾の直撃と戦艦の16インチ主砲の直撃も大体同じ力ですが、旅客機と比べたら比較にならないほど小さな破壊力です。

neko358
質問者

お礼

厚さ2mですか。。。 非常に参考になりました ご回答ありがとうございます

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  • cse_ri2
  • ベストアンサー率25% (830/3286)
回答No.3

映画よく見ればわかりますけど、トーチカは分厚いコンク リートで固められていました。 あれだけ固ければ、そうそう爆撃や砲撃では潰れません。 現代と違って「地下壕潰し」みたいな最新兵器もありませ んし。 結局、上陸した歩兵が肉弾戦で潰さなければいけなかった のです。そんなわけでオマハビーチでアメリカ軍は大苦戦 するわけです。 ちなみに、これは日本軍も事情は同じで、盛大に艦砲射撃 を行っても、地下壕に隠れていればそれほどダメージはあ りませんでした。 硫黄島では日本軍が善戦し、数万人ほどの損害を米軍に 与えています。 さらに裏話を言うと、ドイツが誇る名将であったロンメル 将軍は、海岸での水際撃滅作戦を主張します。 しかし他の将軍と意見が対立し、海岸部に十分な兵力を配 置できませんでした。 しかし運が悪いことに、ロンメル将軍が休暇をとって戦線 を離れているときに上陸作戦が決行されます。 歴史のifですが、ロンメル将軍の意見が完全に実行され、 かつ彼が前線で指揮を取っていれば、勝敗がどう転んだか 実に興味があります。

neko358
質問者

お礼

ロンメルのお話は非常に興味深かったです。 ご回答ありがとうございます。

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  • SCNK
  • ベストアンサー率18% (514/2762)
回答No.2

オマハビーチは上陸準備射撃が不十分だったそうです。詳しいことは忘れましたが、計画段階のミスでしょう。仮に十分だったとしても地下構造物は堅牢ですから生き残っている銃座や砲台はあるでしょう。 情報見積もりの誤りは作戦につき物です。だからといって他の正面との連携のこともありますから、中止するわけにも行かないでしょう。 ちなみに突撃支援射撃は友軍との相打ちを避けるために前進にあわせて一定の距離だけ前方にずらしてゆきます。つまり突撃部隊の正面は自ら攻撃しなければならないわけです。しかも重装備はあとから陸揚げされますので小火器しかないわけです。かりにあったとしても直接照準でしか狙えないわけですから、自分から見える範囲しか射撃できません。防御がわは正面にある偽装された観測点から後方の砲台に着弾観測による修正をできるわけです。だからこそ攻撃準備射撃が必要なわけです。十分な攻撃準備が実施された例としては硫黄島があります。それでも死傷者は米軍の方が大きかったのですから完全な無力化は無理なのでしょう。

neko358
質問者

お礼

詳しい解説ありがとうございます。 非常に参考になりました

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