裏書とは、なにかすでに存在している書類や証書などに、さらに介在者がその効力を示したり証明するために、追加で書き加えることです。
たとえば裏書とは呼びませんが、どこかの博物館や美術館の入場券にお金を払ってチケットを買って入場しますが、一度昼食などで外に出たい場合、また入れるようにチケットの裏にスタンプを押してもらうことがあります。
このスタンプを押して効力を現すこと(この持ち主はすでにお金を払っているので、再入場を許可してくださいなど)が、裏書の行為にあたります。
実務的には、小切手や為替証書などの持参人(=多くは受取人)が、必要事項を記入して、お金をうけとったりします。
たいてい日本の証書は裏面に記載欄があるので、裏書と訳がついたのかもしれません。
一般の方でこのendorseという言葉に出会うのは、オープンの正規航空券です。
国内は国によって制度がことなりますが、国際航空券は国と地域によって飛んでいる時間帯や日付がことなるため、飛びたい日に席を予約しようとしていも、購入した航空会社が路線にない場合があります。
その場合、他の航空会社に柔軟に切り替えられます。
乗りたい航空会社の支店やカウンターにもちこみ、裏書してもらうと、別の航空会社に自由に搭乗できます。
この場合h、航空券の裏ではなく、通常チケットにシールを貼ってその効力を証明したり、最近のEチケットではオンラインでの発行なので、裏になにか記載するわけではありません。
しかし、「すでに存在している書類に、介在者がその効力を示したり証明するために追加で書き加えること」というのは同じです。
これを一般に「エンドースする」とよんだりします。
なお、この自由度は格安航空券には存在しません。
お礼
詳しい説明、ありがとうございます!