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指紋念書とは何か?指紋を押す理由と注意点
- 社内の不正で指紋を押させられた経験を持つ人が、指紋念書について疑問を抱いています。
- 指紋念書には指紋を押す理由として、会社の内部情報を保護するためや秘密保持を求めるものがあります。
- 指紋念書は会社の要求に従う形で押す必要がありますが、自分の権利や人権についても考えるべきです。退職後に指紋念書を返してもらうことは可能な場合もあります。
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質問者が選んだベストアンサー
あなたが押したのは「指紋」ではなく「拇印(左手人差指が多いようです)」でしょう。拇印は指紋よりも本人を特定するものですから、印鑑を持ち合わせない場合に押印に代えることは珍しくはありません(公文書でなければ、通常はサインだとは思いますが)。したがって、拇印を押させたことが直ちに人権侵害になるかというと、そうは言い切れません(犯罪捜査に使われていることから、確かに感情的にはあまり気分の良いものではありませんが)。もちろん、拇印を求められた時点であなたが拒絶していたのにもかかわらず、優越的地位を振りかざしたり強迫したりして無理矢理に押させたのなら別ですが。 また、警察機関でもなければ指紋の照合は非常にコストがかかることです。数十万円程度が相場でしょう。営利企業なら、無駄に費用をかけることは無いと思いますし、白紙の紙に押印したものではないようですので、拇印(実態は指紋と同様ですが)が不正に利用され、あなたが現実の不利益を被ることは考えにくいと思います。恐らく、B社は心理的な効果を狙って拇印を押させたのでしょうが、そのことを過度に恐れる必要は無いものと思います。 「念書」の効力自体は、もし明らかな犯罪行為を隠蔽することを目的とした念書であれば、公序良俗に反することになりますので、無効です。そうではなくて、契約違反程度のことであれば、「機密保持義務」を約束した「契約」となりますから、相手の同意がなければ返却は難しいと思いますし、逆に相手が同意すれば返してもらえます。 もし、法的機関(端的には裁判所です)に人権侵害を申し立てても、現時点では訴えの利益が無いことになるでしょうし、人権委員会に申し出ても人権侵害の事実が認められないという判断になるものと思われます。 B社は人を大事に扱う文化が欠落している会社のようですが、法的にはそういうわけで、B社が不同意でも返させるほどの根拠は無いものと思います。いろいろな会社がありますし、会社の文化は経営者の価値観を表します。再出発をされるときには、是非、経営者の考え方に目を向けて、他人の尊厳を傷つけず、相手を尊重する見識のある人かどうかを見極めてください(会社案内、事業経過、人事制度などから垣間見ることができます)。
お礼
お礼が遅くなって申し訳ありません。 ご回答どうもありがとうございました。 どうも念書を書く際の威圧的な態度やそれまでの対応から良く思ってなかったことが指紋をとられたという感覚になってしまっていたようです。 一応会社のほうへ申し出てまだ返してはもらていませんが検討してくれることになりました。管理もしっかりしているようなので返してくれなくても大丈夫かなとも思えます。 Bokkemonさんのご回答を読んで気が楽になりました。 どうもありがとうございました。