- ベストアンサー
この本での日本史の勉強は問題ありますか?
はじめまして。 私は依然より、通史で日本史の本を読破したいと考えていました。 それで偶然実家の押入れをあさっていた所以下の本を見つけました。 『体系日本の歴史』全15巻 小学館 第一版 1989年 編集委員 永原慶二(和光大学教授)朝尾直弘(京都大学教授) 江口圭一(愛知大学教授)吉田孝 (青山学院大学教授) 各巻は、各分野の専門の教授が、それぞれ書かれているようなのですが、いかんせ十年以上前の本なので、かなり学説が変わっている巻もあるのではないのかと考えてしまいます。 むろん素人の私がそこまで気にする必要はないのかもしれませんが、 数年前の石器時代における偽装やここ数年日本史の教科書が変化している(聖徳太子や武田信玄の肖像画など)などの話しを聞くと、やはり少し考えてしまいます。まあ細かい事までは気にしませんが。。。 そこで質問なのですが、ここ数年でだいぶ学説等が変化し この時代だけは読まない方がいい、あるいはネット等で補完した方がいいなどございましたらご教授ください。 ちなみにこの本は、おおまかに時代事に区分してあります。 どうぞよろしくおねがいします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
大学で歴史をやっていましたが、『体系日本の歴史』は私はあまり好きではありません。もちろん執筆してるのは有名な学者ばかりですが。実際、詳しそうに見えてそんなに詳しくありませんし、参考文献にも使われてません。説も確かに古いです。特に旧石器捏造事件があった原始時代は読まない方がいいかもしれません。でも、勉強されたいなら旧説も理解する必要があります。この場合は『体系日本の歴史』よりも中公文庫の『日本の歴史』のほうがいいです。これは戦後歴史学の基礎をなしているシリーズでいまだに参考文献でも使われていますので。新説にこだわるのであれば、最近の通史を読めばいいと思いますよ。講談社の『日本の歴史』か吉川弘文館の『日本の時代史』がいいでしょう。ただ値段は高いですが
その他の回答 (1)
- kasutori
- ベストアンサー率26% (308/1163)
日本史に関しては、10年前、20年前で文献が変わったり、資料が変更になったりしているのが多いですね。特に先土器は多いですね。 先土器・縄文・弥生・大和・飛鳥時代は変更が著しいですね。 また、鎌倉時代も若干違いますし。今の学説では1192が開幕の年ではないです。というか、僕が受験した10年前から1192では無かった覚えもあります。 変化がないのは平安・室町・江戸~昭和にかけてですかね。昭和に関しては様々に諸説入り組む箇所があります。日韓併合・日中事変などは様々な説を読まれる事を勧めます。 でも、体系的にはそんなに変化ないですよ。若干諸説あったり、新しい説が出たりしているだけですから。本格的に学習されるならば、受験用の用語集を添えると良いと思います。
お礼
御回答ありがとうございます。 やはり古代史は変更が多いようですね。昨日もNHKで蘇我氏に関する 番組を見ていてそう感じました。 ただ体系的には変化はないとの事なので安心しました。 そうですね。参考文献、高校教科書等を参考にしながら読んでいきたいと思います。 ありがとうございます。
お礼
御回答ありがとうございます。 期末試験に追われておりお礼が遅くなった事をお詫びいたします。 歴史を勉強されていた方のご意見を聞けて大変参考になりました。 ご紹介の本は私の大学図書館にもあるようなので、今ある本で歴史の流れを再認した後に是非読んでみたいと思います。 ありがとうございました。