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伊能忠敬の天体観測について

伊能忠敬の本を読んでいて気になったのですが、どうして緯度の測定をするときに恒星の高度を観測して、経度の測定をするときに月食・日食や衛星の凌犯現象の観測をする必要があるのでしょうか?できるだけ詳しく教えて下さい。

質問者が選んだベストアンサー

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  • wolv
  • ベストアンサー率37% (376/1001)
回答No.4

経度が1度ずれると、 星の位置の経度も1度ずれます。ただし、この際の経度は、北極星の位置が極になるように定めた天空上での経度と緯度をつかった場合です。測定値じたいは、天頂点を極とした「経度(高度)」と「緯度(方位)」で現されるので、数学的な計算あるいは、数表、あるいは、図を書いて、計算しなおさなければなりません。 また、日によって、時刻によって星の位置はかわりますので、その補正も行わなければなりません。その際に正確な時刻が必要になります。 また、経度の測定が正確でないと、日本地図がなんとかつじつまがあうように出来たように思えても、経度方向に、例えば0.8倍とか1.2倍に、のびるかちじむかした図になっている可能性が高いです。ただし、それは、図が完成した時点で一回だけ調整すればいいことなので、弟子が数人いれば、一回の日食ですみます。また、自分だけしか測定者がいないとしても、2回の日食ですみます。

ara-key
質問者

お礼

ありがとうございます。すごくわかりやすかったです。

その他の回答 (3)

  • ranx
  • ベストアンサー率24% (357/1463)
回答No.3

> 北極星の高度からどうやって緯度を計算するのでしょうか?できたら計算方法を教えていたけるとありがたいです。 北極星の高度はそのまま観測地点の緯度です。例えば北緯35度の地点で観測すると北極星は35度の高さに見えます。 北緯90度の地点(つまり北極点)では90度の高さ(つまり真上)に見えます。

ara-key
質問者

補足

経度の測り方も教えて欲しいのですが…よろしくお願いします。

  • nozomi500
  • ベストアンサー率15% (594/3954)
回答No.2

>経度の測定をするときに月食・日食や衛星の凌犯現象の観測をする必要があるのでしょうか そんなに、「めったに起こらない事象」を使っていたのでは、伊能忠敬さんの寿命を懸けても、地図データは集まらないと思います。房総半島、紀伊半島、能登半島、下北半島、・・・こんな場所で、日食や月食を待っていられないでしょう。(できたとしても、ピンポイントだから地図にはならない) 航海のさいには、自分の船の位置をしらべるのに、もともと判っている星の位置(「本国」のスペインやポルトガルなどが基準?)との「ズレ」で計算できます。

ara-key
質問者

お礼

確かにそうですよね。伊能忠敬も日食・月食の時期を見定めて経度の計算をしようとしたのですが、ほとんど失敗に終わったそうです。

  • wolv
  • ベストアンサー率37% (376/1001)
回答No.1

北極星の高度はほぼ一定ですから,緯度はそこから計算できます. 経度は,北極星をみてもわかりません. ある時刻にある星が,どこにあるか,がわからないと, 経度はわかりません. 月食は,地球上のどこから見ても,ほぼ同時に観測されます. 厳密には,日食は見ている場所によって時刻が違うはずですが……. これを読んで,少し考えてみて,わからないところがあれば補足してください.

ara-key
質問者

お礼

ありがとうございます。

ara-key
質問者

補足

北極星の高度からどうやって緯度を計算するのでしょうか?できたら計算方法を教えていたけるとありがたいです。

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