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ネーティブの教科書の難易度
英語をやり直す際に中学の英語の教科書を勧める人も多いですね。 非常に体系的に編纂されていますが、習っていない文法を含む文は一切出さないという徹底振りと和訳のしやすさを考慮してか、若干ぎこちなさを感じます。 そこで思いついたのがネーティブの英語の教科書ですが、よそのQ&Aのサイトで質問したところ、英語が相当レベル出来る人でも非常に難しくお勧めできないという回答を戴きました。 そこで質問ですが、ネーティブの教科書ってそんなに難しいんでしょうか?
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日本人の英語のレベルとネーティブの子供のそれでは、測り方の基準が大きく違うんですよね。つまり、日本の高卒レベルならネーティブでは 何歳くらいに相当するとか簡単に比較できないんですよ。ボキャブラリー数から言えば 7,8歳くらいだと思いますが、それぞれの英語力は大きく質が違います。例えば センター試験の長文問題の英文は ネーティブの7,8歳の子供には難しすぎます。しかし、日本の高校を卒業した人が ネーティブの7,8歳くらいの子供が読むような本を読んでも、センター試験の長文問題の英文よりも読みにくいでしょうね。 これはどういうことかと言いますと、ネーティブにとってはごく簡単なことほど外国人には難しかったりするからです。これはよく「フィーリング」とか言われるものです。一方、ネーティブの子供でさえ理解できないような英文を読めるのは、本当の意味での英語のスキルではなく 国語力や英文法の知識でごまかしているからです。英文法の知識に関してはネーティブの大人さえ凌駕していますからね。 さて、本題のネーティブの教科書の難易度ですが、小学1年生レベルなら それほど難しくはありません。ただ、いつまでも和訳の癖を引きずっているようでは少し引っかかる部分が残る程度です。それで 小学高学年レベルになると 英検1級やTOEIC800~900の人でさえ、難しい部分が出てきます。
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- genmai59
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私の体験から申し上げると、TOEIC600台後半~700台くらいになると、小学校低学年向けの本が、だいたいはわかるようになります。知らない単語や言い回しはいっぱいあるけれど、全体の話の流れは楽につかめるという感じです。 幼児向けの絵本は、英語独特のフィーリングをつかった感覚的なものが多く、かえってむずかしいことがあります。ネイティブと外国人では、習得する過程がやはり違うので、子ども向けならわかりやすいとは限りません。 小学校高学年から中学生向けくらいになると、もう大人向けのものとそう変わらないので、それなりに読みこなすには、TOEIC800~900台の力が必要になってくるのじゃないでしょうか。ちなみに、英語学習によく勧められるハリー・ポッターは、ネイティブなら小学校中~高学年向けくらいだと思いますが、TOEIC600台くらいでは、日本語訳を読んだ上で読んで、何となく話の進行がわかるといった程度だと思います。 ですから、もしネイティブ向けの教科書や本を使うのであれば、小学校低学年向けくらいがねらい目だと思います。ただし、それも先に書いたようにTOEIC600台後半くらいの力がないと、むずかしすぎるでしょう。 大半の日本人は、中学高校と英語を勉強して、大学受験を超えてきても、中学教科書レベルのごく基本的な英語も、本当の意味ではものにしていないケースが多いのだと思います。単語や文法はひととおり勉強して知っているのだけれど、自分の身になるところまで習得していないということですね。 ギター演奏に例えれば、コードの押さえ方と楽譜の読み方は覚えたけれど、実際に弾いてみると、つっかえつっかえでとても曲になっていないという状態です。これをちゃんと弾けるようにするためには、練習しかありません。それを、いきなり高度な難曲で練習しても大変で、100回弾いても弾けるようにはなりません。でも、簡単な練習曲であれば、100回弾けば、けっこうスムーズに弾けるようになります。練習曲を何曲もやったあとなら、難曲も100回練習すれば、けっこう弾けるようになります。 英語のトレーニングに中学教科書が勧められるのは、いきなり難曲に取り組むのではなく、やさしい練習曲からはじめなさいよ、ということなんでしょう。ごく基本的な単語や文法しか出てこないものでも、それを徹底的に使いこなせる状態になることがとても重要です。それをおいておいて、「ネイティブがよく使う言い回し」をたくさん覚えても、実際に使いこなせるようにはなりません。 ですから、もし、いまのあなたがTOEIC600以下kらいのレベルなら、入門者向けのやさしい教材を徹底的にやったほうが、結果的に速く英語力はアップすると思います。中学教科書がいやなら、NHKのラジオ講座でも、市販のテキストでもかまわないと思いますけど。
お礼
回答ありがとうございます。 私は英検2級を持っていますので、中学の英語はマスターしています。NHKのラジオ講座も利用しました。しかし、これらは和訳のスタイルを堅持していますし、また、英語圏に国に旅行すると子供の話す英語さえ よく理解できないことが往々にしてあります。 これは多くの英語の中級者が抱える弱点だと思いますので、その弱点を克服する意味でも ネーティブの教科書は効果的だと思いました。
- carolinablue
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ネイティブの英語の教科書というのは、例えば、アメリカ人が英語の授業で使う教科書という意味ですか? もしそうだとしたら、仰る通り、日本人には難しいです。日本人の国語の教科書にあたるわけですから、難しくて当然ですよね。 例えば、絵本はどこの国でも子どもが読むものですよね。でも、英語が苦手な人が英語の絵本を読むのは難しいことですよね。絵本でも難しいのに、授業で使う教科書となるともうお手上げではないでしょうか。 例えばアメリカの中学生の英語の教科書ですが、日本の国語で夏目漱石や石川啄木を勉強するのと同じように、アメリカでも有名な作家の話を読み、それについて問題に答えたり、感想文を書いたりします。 英語を勉強する上でまず必要なのは文法です。文法をしっかり理解した上で、短い文章からはじめて、段々と長文を読むようにしていけば、大学生の教科書だって読めるようになりますよ。
お礼
回答ありがとうございます。
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど、そういうことだったんですね。例えば 「osmotic pressure」という語はネーティブの子供よりも大人の日本人の方が理解しやすいですからね。・・・こういう語はTOEICにも出て来ないはずなので、ネーティブの教科書は重宝だと思います。