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論文の引用について

大学の通信教育課程の学部生(文系)です。卒論についての質問です。 卒論指導担当のA教授(学科長)は、テーマ選定まではいろいろ相談にのっていただいたのですが、テーマが決まって以降は、内容や研究方法についての具体的な指導はまだ受けていません。独自に草稿に着手している状態です。 先日、私のテーマ「ア」を専門に研究しているB助教授の対面授業を受けた際、休み時間にB助教授に、私の卒論のテーマが「ア」であることを告げた上で質問しようとすると、担当教員を聞かれ、A教授ですと答えると、「A教授と私とで言うことが違うといけないから、お話できない」と言われました。 B助教授は「アは○○である」ということを述べるために「アとイの共通点を挙げる」という手法を採った第一人者と言われており、私は卒論にて「アは××である」ということを述べる際にも「イ」を挙げるのがよいのではないかと、B助教授の講義を聞いたときに思ったので、そこを伺いたかったのです。 B助教授に「お話できない」と言われた理由として、学校内での上下関係とか、学閥?みたいなのがあって、単にA教授とB助教授の仲があまり良くないという噂があり、これも関係あると思います。 A教授は、現在はアを特に専門に研究しているわけではありませんが、この分野の研究者にとってアは基本中の基本で、誰でも相当の知識があります。しかしA教授自身はこれについて論文は書いていないと思うので、A教授とB助教授の論が対立するかどうかはわかりません。 このような状況で、B助教授の論文を引用しても良いと思われますか?アについての卒論に「イ」と取り入れるにはどうすればいいのでしょうか? どうしてもB助教授方式を採らないと卒論が書けない、というわけではないのですが、私自身は「イ」をとても気に入っているので迷っています。あと、指導教員を変更することは絶対にできません。 アドバイスをお願いします。

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回答No.4

No.1のものです。 困ったときはお互い様、ここでは皆さんが疑問に答えてくれる場所なのです。さて、お断りをしますが、あくまでも個人的な意見であり、それが正しいかどうかだけはよくお考えくださいね。 >B助教授の論文には触れず、Cに基づいて「ア」と「イ」を比較する、という形を取ることは問題があるでしょうか。 はい、これは「参考文献」表にB先生の論文を挙げるだけでよいと思います。C先生の論文の方が「先行研究」なのですよね。ただし、C先生の論文に自分の論が依拠していることを必ず明示してください。 これは先行研究という根本的な考え方なのですが、誰が最初に指摘したかが重要です。かつ、それに加えて、「独自の見解」がなければなりません。この独自の見解と、他者の意見を区別する先行研究の提示が学問のルールと倫理なのであり、それができなければ一般的に「剽窃」となります。あたかも自分が発見したかのように振舞うことは、論文そのものが無効になるか、先行研究読解という基礎研究を怠ったことで評価してもらえません。 注意が必要ですが、もしあなたの論旨にB先生の意見が少しでも絡んできた場合、必ずそれを提示しなくてはなりません。僕の勝手な見解だと、アとイを比較するときにはB先生の理論が少なからず影響してくるように思えます。そのときは必ず註を振りましょう。 こう考えてください。もし仮にB先生ではなく、D先生の文献にもC先生のことが書いてあったとしたら、それは別にB先生のお陰ではないですよね。とくにB先生の業績が素晴らしいということであれば、きちんとそれを書いてもよいと思うのですが、C先生の論文との出会いをいちいち書いていると、こんどはC先生が指摘したE先生の論文を提示するとき、B先生を通じたC先生との出会いから生じたE先生との邂逅・・・、とどんどん数が増えます。ということで参考文献表に提示するだけでよいと思う次第です。

arika55
質問者

お礼

非常によくわかりました! 私の曖昧な質問を、的確に読み取っていただき、とてもわかりやすく教えていただいて、本当にためになりました。 あと、失礼ながら、jojo-jojo-jojoさんの他の方への回答も読ませていただいたら、その中にも、とっても心打たれる記述があり、よし頑張ろう!と励まされました。ありがとうございます!!

その他の回答 (3)

  • meow2
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回答No.3

大学の通信教育課程の学部生(文系)です。 私は卒論にて「アは××である」ということを述べる際 先日、私のテーマ「ア」を専門に研究しているB助教授の対面授業 独自に草稿に着手している状態です。 卒論指導担当のA教授(学科長)は、テーマが決まって以降は、内容や研究方法についての具体的な指導はまだ受けていません。 B助教授は「アは○○である」ということを述べるために「アとイの共通点を挙げる」という手法を採った第一人者と言われており、 B助教授に「お話できない」と言われた理由として、 *************** お話をまとめるとこのような感じでしょうか *************** ・多分、好き嫌いや上下関係ではありません *************** 論文では”論拠””証明”といった手順、当然誤字脱字・誤用での減点法です まずは、参考文献をある範囲に絞ることです。 1.参考文献欄を書く 1-2.貴殿の場合は通信教育ですからA、B、その他学部内のテーマの文献とします  研究アと研究イの参考文献のことです 1-3.××に導く文献を探す 2.文献から足りない部分は、実験やアンケートの統計を取る 3.結果を××とする Aさん、Bさんともに”「アは○○である」”という100点満点の論文の事実を知っている状況ですと”指導”できないですよ 単純に○○を××に連続置換するだけで出来てしまうからです 文献を集めると、××にならないことも有ります ・××という考え方もできる・・程度では弱いですね ・標題は”仮称”です ・・・最初の考えにこじつける、文献探しは止めましょう  現在では落第点をつける教授はいないとおもいますが、将来よくありません 論文は”帰納法”種種の事実から結論を導き、その結論から種種の事実がほぼ発生する 双方向性を作り出すものです  調べきれない参考文献の中に貴殿の××理論を”論破”するものもあるかもしれませんが気にする必要はないと思います。 ・文書のフォーマットを質問すると助教授・教授は答えてくれません ほとんどコピーされてしまうと採点のしようがないからです。 例えば、アンケートをどれだけの数のデータ取得すれば××と証明できるでしょうが”良質問”です。 書き方は自由です、又はAさんの提出フォーマットです Aさんの指導が必要です ”内容”は質問しても回答くれません”卒論”に点数ついてから質問してください ※海外ではエクセレント、120点の論文評価もあるのでがんばってみてください

arika55
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。すみません、私の状況説明が非常に抽象的なため、私の疑問とは違うところもありますが、論文を書く上でたいへん参考になりました。「論文の書き方」といった本よりもためになりました。ありがとうございました。がんばります!

回答No.2

B助教授が自分の指導する学生以外の卒論を教えるのが、単に面倒くさかっただけ、というのも考えてみた方が良いと思いますよ。 卒論って名前こそ論文ですが、教授とか助教授レベルにとってみたら、その殆どはただの卒業文集みたいなモンですから。学問として真面目に捉えてくれる人はすごく少ないと思います。 だからこそ貴方も自由に好きな論文を好きに引用して、好き勝手に論を進めればいいのではないでしょうか?そうやって自由に書いた方が楽しいし、学問にどっぷり使った人には書けないような論文が書けるかも知れませんよ。 たまに人格が「?」な大学教員が居ますからそれには注意が必要ですが、普通の神経を持った人間なら、学部生を『卒論の内容』で落とすような事はしません。

arika55
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。たしかに単に面倒くさかっただけということも大いにありえますよね。そもそもB助教授がおっしゃった「A教授と私とで言うことが違うといけないから、」というのも尤もな理由ですし。 とにかく、ご回答を読んで、卒論そのものについてとても励まされました。がんばります。

回答No.1

文系といわれてもさまざまですが、社会学か何かでしょうか。 ひとつ聞きたいのは、あなたは教授の顔色を窺いながら「自分が書きたい」論文を変えるのでしょうか。大学院を目指していて、指導教員のプッシュが必要だとか、そういうことで教授の機嫌を損ないたくない…などの「理不尽な大学や教員」は確かに存在するのだとは思いますが、自分が何を目指し、何を研究したくて大学に入ったのかを、もう一度お考えになられるかとよいと思われます。 さて残念なことに、自分の理論と相容れない理論にはよい顔をしない人がいることも確かでしょう。それが大学で面白くない人物の論文が多用されていたとしたら、人間ですので、もしかしたらけちをつけるかもしれません。しかし、基本的な人格を疑ってしまいたくなる教授が大学に蔓延っていることも事実ですが、ご自身が書きたいことを堂々と書くべきというのが本来の学問の倫理です。そうでなくては、学問がしぼんでしまいます。 指導教員の意に背き論文を書き、よいものを書いて褒められる人もいれば、当然のごとくけなされる人もいます。それは自分に嘘をつけるかつけないか、最終的にはそこに行き着くのだと思います。 しかしそれは建前です。 ということで質問の回答ですが、提案できるのはB教授の論文を取り入れた自論を展開した論文の一部を指導教員に見てもらい、良い顔をされなかったら諦める、大丈夫だったらそのまま突き進む、でしょうか。 最終的には、繰り返すように、あなたが自分の信念に基いて論文を作成することです。 それではよい研究を。

arika55
質問者

補足

ご回答ありがとうございます。本当に困っていたのは事実ですが、回答を読んで愚問だったと気付きました。まず一度、思うように書いてみてA教授に見ていただこうと思います。 あと、もうひとつ疑問があることに気がついたのですが、追加質問よろしいでしょうか。 B助教授の論文を読んでみたら、注釈に、B助教授よりも先にC氏が、「ア」について述べる上で初めて「イ」を取り上げたと書かれていました。C氏は「ア」研究において(B助教授よりも)とても有名で、C氏のその論文を読んでみると、「ア」と「イ」の関連性はすでに周知のものであり、しかしC氏はその関連性を指摘するにとどまっていて、それを具体的に掘り下げたのがB助教授であることがわかりました。そこで、私が「イ」の存在を知ったのはB助教授の授業のおかげなのですが、B助教授の論文には触れず、Cに基づいて「ア」と「イ」を比較する、という形を取ることは問題があるでしょうか。これこそ指導教員に相談すべきことかもしれませんが、上記のような事情があるため、どうかご指導をお願いします。